第三話 牢屋にて
駄文ですが何卒よろしくお願いします。
あれから五日が経った。
異世界から来た男野上大輝は魔王の申し出を拒否。
無理矢理魔神ギャレスにより闇の力を与えられ気絶しそのまま地下牢【独房】に入れられた。
哀れ魔王軍の虜囚の身になった男は薄暗くジメジメしていてそして窓があるがそれは小さな穴で何よりも鉄格子でハメられていて部屋は狭く非常に殺風景な独房でただひたすらに‥。
「ダイキ様。これが次の魔導書です。」
「おっ!ありがとうなブドー!‥‥魔獣百科事典そしてスライムでも分かる風魔法‥なんやねんスライムでも分かるって‥。この前はゴブリンでもだったのに‥ワイはとうとう脳みそがスライムなのか?」
「でもエィミー様からのご命令ですから‥。」
牢屋の警備に当たる兵士【スケルトン ちなみに名前は大輝が勝手に命名した。】から魔導書の本を渡されていた。大輝は初日は目を覚ました時から地下牢【独房】で何度暴れても無駄だと観念して落ち着いた。
そして警備と監視にいるスケルトンを見て大輝は思わず骸骨が鎧着て槍を持っている!!
と驚いてさらにそのスケルトンは丁寧な敬語で接してくるのでそれにも驚いた。
前の世界ではスケルトンRPGゲームは雑魚キャラでステータス低いというよりも本能でパーティに襲ってくるというイメージしかなかった。
二日目から分厚い魔導書の本をスケルトンが本を持ってくるようになった。魔王の側近のエィミー・エンリケスが目を覚めたにこれを読ませろという命令であった。
大輝は初見で読めるわけねぇやろ!と言いながらも何故か読めた。それはもうすらすらと読めた。そして書く方も難なくできた。
この時大輝は自分のことをやっぱり俺は天才!!
と思ったがしかし本が分厚く内容も頭に入れようとしているが、残念な事になかなか覚えられずそこで心が大輝のへし折れていた。それでも本が毎日のように届くのでそれを見なければならない‥独房に入って本を見ることたまに筋トレしかやることがない状況である。ーいや正確には一つあったが取り上げられた。
「はっー‥あれを取り上げられたのは痛かったなぁ‥‥あれ結構前からやってみたかったやつなんやけど‥‥なぁブドー〜お前上に頼んであれを俺に返して貰えへんか?」
「無理ですってば!そんな事言ったら私吹き飛ばされます!骨は残らず塵になります!!それにあれ貴方が夜中に奏でたらあんな事が起こってしまいには幹部の人たちが怒って来たじゃないですか!」
「いやいやそんな大袈裟な!ワイをただ夜中に独房に閉じ込められた哀愁の曲を奏でいただけだ!」
「いやあれは哀愁の曲というより破壊の曲ですよ‥。」
それは初日の夕方にこの独房を暇つぶしに探索していたらのベットの下すみっこに埃に被った古びた箱の中にオカリナがあった。
大輝はそれを見て疑問を感じていたがオカリナの状態を見て古いけども使えると思いブドーにそのオカリナの洗浄を頼んだ。
そしてその翌日の夜に洗浄して持ってきてくれたオカリナを早速奏でみた。
前の世界ではリコーダーとか普通に吹けているから大丈夫と大輝は高を括っていたが‥実際には音程のズレや変なところで大きな音がオカリナではありえない音が出た。それを見ていたブドーは思わずカチャカチャと顎の骨を動かしながら笑っていた‥が。
その音が段々と大きくなり音という爆音となり何故か魔王城【現在修復中】が揺れ初めそして大地が揺れほどの震動になった。
ブドーは檻の外から我を忘れるほど奏でる大輝を止めようと必死になって声をかけながら自分が持っている槍の石突で突いて止めた。
ちなみに大輝は全く気づいていなかった模様。
なお翌日レベス、エィミーの魔王側近が現れて昨晩の爆音と震動の原因は大輝が持っている”オカリナ”と判明して二人は大輝を殺しかねないの剣幕で怒鳴られた。
魔王城にいる者達やと周囲の住む者達から朝からが苦情殺到していた。
幸いにも魔王は他の方面に行っていてこの事を知られていなかった。
もちろんオカリナは問答無用で没収された。
なんでもそれは魔法のアイテムの一つだそうだ。
そしてこの件は魔王に報告すると憤慨しながら後にした。
なおこの時大輝はエィミーの冷たい視線と怒った表情を見て少しだけ興奮していた模様。
「しかし‥ワイいつまでここにいるんやろ‥。ブドーお前なんか上から聞いてない?俺の釈放とか?」
「さぁ‥私はただダイキ様の見張りをしていろと言われていますし、あれを起こしてから多分しばらく出れないかと‥。」
「なんちゅうか‥ここに来てから風呂にも入っていないし、飯も豆料理とか肉料理であまり味と量が悪いし、部屋も狭いしそれにトイレをするたびになんか底に変なのがいて蠢いていてしかもそれが俺に対して睨んできたん風に見えたわ?‥何あれ?穴は深いけども一応使用後は蓋をしているからええけどもしていなかったらあいつ這い上がってきそうやで‥‥。」
と大輝は思い出したように少しだけ震えていた‥。軟体動物のようにぷにぷにしている謎のモンスター?に恐怖をしていた。
「さぁ‥私はそういうことはしませんから‥しかしダイキ様は魔導書を読んでいますが、そろそろ魔法は出そうですか?」
「いやいやそれはないでいくらなんでも本を読んで唱えて苦労はせんで‥。」
大輝は少し苦笑しながらそう言う
「そうですか?でも試しに檻の外にある”あれ”に火を付けてみませんか?」
ブドーは檻の外にある夜間廊下を照らす蝋燭台に指を指した。今現在昼間なので火は灯されていない。
「そうやな‥一度試しにやってみるか‥。ただ」
「ただ?」
「もしも俺がこれが出来なかったらお前絶対に小馬鹿して笑うのは禁止やで?後他の奴らに言うたらあかんよ?これでもワイだって傷つく心が持っているから‥!」
「‥だ、大丈夫ですよ。私も魔法とか使えませんから。」
「そうかなら安心や‥。じゃあ早速簡単なやつを‥。」
大輝の意外な回答にブドーは戸惑ったが自分が魔法を使えない事を知ると早速大輝は左腕を檻の外に出して手のひらを蝋燭の芯に狙いを定めるように向けた。距離は約2m‥。
息を整え集中し心を穏やかにしている。そして‥何故か右手の黒き腕輪全体が輝いてその力が腕輪の赤い宝石に結集しているように見えた。
「あ、あのダイキ様?やっぱりなんだかここで使うのはやめー」
「ファイヤー!!」
唱えた瞬間大輝の大輝の左手から炎が出た‥その炎は下級火魔法‥初歩中初歩の魔法の一つだか大輝が出した炎は特大な火柱そして響き渡る衝撃波の轟音‥。
しかし火柱はすぐに消えた。狙った蝋燭台は無くあるのは壁は真っ赤に溶けてドロドロに溶けていた。
「な、なっ‥!!」
大輝は腰を抜かすほど驚き自分の左手を見て驚いた‥まさかこんな魔法が使えるとは思ってもいなかった‥。
「なぁブドー!ワイが本当にやったんか?このワイが‥!」
大輝は檻の外にいるブドーに声をかけたが返事はしない
「あ、あれ?ブドー‥?あ、あっ!!!」
大輝は見たのは‥近くにいたばかりの熱と衝撃波をもろに受けて‥損傷激しい頭蓋骨と数本の骨と装備だけ残った哀れなスケルトンことブドーがいた。
「ブドー!ゴメン〜!!」
と必死に呼びかけている大輝。
遠くから何者らが先程の地下に起きた轟音気づきこちらに向かってきているがそんな事は気にせず必死にブドーに呼びかけている大輝であった。
次回も頑張ります。




