第二十話 大輝初任務編 謎の男
駄文です。
何卒よろしくお願いいたします。
「お前ホンマに名前が分からんのか?冗談やなくて?」
「すまない本当に俺は誰なのか分からない‥。」
大輝は謎の金髪の男は‥岩に座りながら水と干し肉を一緒に飲食をしながら話している。
男は起き上がった後も額を擦りながら目を閉じ必死に何度も思い出そうとするが
「「俺は誰だ‥?なんでここにいる。ここは何処だ?」」
「「それにこの首についているのはなんだ‥?」」
と本当に自分は何者なのかまったく分かっていない状況で混乱をしていた。
大輝は男が背負っていた荷物から拝借して【無断】水筒と干し肉を見つけて食べで落ち着かせようとした。
その結果男は少しだけ落ち着きを取り戻した。
干し肉を齧る男に大輝はよく見る。
顔立ちは良いがまだ幼さが残る恐らくは自分よりも歳下もしくは同い年しかし肉体は身長は高く。さらに少し触っただけで分かるほどの筋骨隆々‥。
"もしかしてこの男ワイよりも体脂肪率が少ない?"
と感じるほどのガチガチの肉質の持ち主だと分かった。
そしてもう一つ大輝が感じているのがその男の首にある物‥いわゆる奴隷とかで使われている首輪‥分厚くほとんどが鉄で出来ており大輝が興味本位で触るとこの場所の気温のせいなのか首輪に‥熱を帯びている‥。
さらにそのよく見ると鍵穴らしきものはない‥。
と大輝が思っていると怪訝そうに男は右手で首輪に触れると。
「おい。なんか首輪が青く光っ」
「えっ?‥ぐっわ!!」
触れ掴んだ途端に首輪が光出しバチバチっという音が聞こえたその音はまるでスタンガンのような電流が走る音‥直後男は雷の魔法を受けたように体が触れる出した。
「アバッババ!!!」
「アカン!はよ首輪から手を離せ!」
大輝は急ぎ男の手を首輪を引き離したすると先程まで感電していたのに嘘のように止まった。
「はっ‥は!」
「おい兄ちゃん大丈夫か?」
「なんとか‥だが痺れている。」
大輝は自分のポーチからある物を出した。
「そうか‥ならこれを飲み。」
男に渡したのは薬師のリナから渡された‥状態回復ポーション【緑色苦味】
「あぁ‥すまんいただく‥‥!キッツいなこの味!」
全部一気に飲んだ途端に顔の表情が分かるほどの表情を浮かべた。大輝はこの時ワイも最初はこんな感じやったんやな‥と思っていた。
「でも痺れは取れたやろ?」
「‥た、確かに。これは凄いな‥。」
男はそういながらポーションの中に残っている液体を全部飲み干した。
「しかしなぁ‥これは“質の悪い首輪“やな。鍵穴ないし、掴んだら痺れる‥ワイこの解除方が全く分からんわなぁ‥。」
「そうか‥。」
男は残念そうな表情を浮かべた。
大輝は記憶喪失とはいえ首輪を着けられている男の心情に哀れを感じたと同時に疑問を感じた。
“この世界の奴隷制度がしらん‥が‥なんでこんな屈強な男が魔法仕掛けの首輪を付けてられている?“
と思った。
よほどの名のしれた戦士もしくは戦奴なのか、もしくは
普通の首輪だと主人に反抗するほどの危険人物なのか、あるいは主人の趣味なのかなと思った。
「‥‥‥。」
「?どうした?」
「いやなにホンマにどうしようかな‥と考えているんや。」
「!‥記憶がない俺の為に考えてくれるとは‥本当にすまない‥!」
大輝はさらに熟考する。
幸いにもこの男は記憶喪失?そして主人もいない‥この男をワイのこのダンジョン攻略に利用させて貰うかな‥ワイの負担も減るし!‥慈悲の聖杯を獲得してすべてが終わったら‥それこの男に相応の礼はすることを考えてもええ。
と考え大輝は男の肩に手を置き
「なに安心しろ‥ワイに任せろ。これはお前とワイの何かの縁。一緒に協力してこのダンジョンを攻略せえへんか!」
大輝はにこやかにそう言う。
男は少し戸惑いながらもそれはまるでなにか決心をつけたかのような目をしながら。
「分かったここから出るために俺に出来ることがあれば何でもやる。」
言いながら大輝に向かいながら自ずと手を差し伸ばした。それを見た大輝は
「ほな、よろしくなワイはダイキ、ダイキ・ノガミやよろしくな‥‥えっとお前名前覚えていないんやったな‥‥これからお前のことをハンスと呼んでええか?ハンス・シュミットって言うんやけども。」
「ハンス・シュミット‥‥分かったそれでいいぞダイキ。よろしくな。」
二人は握手をした。
お互いの目的を果たすための力強い握手だ。
「さてとハンスそろそろ行くか‥と前にこれやるわ‥。」
握手を解いた後に大輝は“腰に帯びている剣【ギルドからのレンタル物】“をハンスに渡した。
「いいのか?」
ハンスはこれから未知なる領域に入るのに大輝の自分の装備を他人に渡した事に驚いていた。
「だってお前無防備やん。ないよりはマシやろ。」
「しかし‥。」
「心配しなさんや‥ワイは剣がなくともそれなりに戦える‥それにワイの見立て通りお前剣を装備すると中々似合うやんけ‥まるで勇者見たいやな!」
「そ、そうか。」
大輝はハンスの凛々しい肉体を持ちなおかつ剣を装備している姿はまるで前いた世界のファンダジーゲームの主人公のような姿と感じていた。‥ここに盾があればなと大輝はそう思いながらも。
「ほな行こうかハンス。」
「あぁ。」
と二人は前方岩肌の露出が目立つ谷間に向かって歩んで行く。
「なぁハンス。」
「なんだ?」
「お前どんな女性が好みや?」
「‥‥‥。」
と緊張感ゼロの会話をしながら歩んで行くのであった。




