第十話 勉強と今の情勢。
駄文ですが何卒よろしくお願いいたします。
あの騒動から2日後
大輝はまた独房にいた。
本来なら魔王に対するあの不敬極まる蛮行はその場で消されてもおかしくない状況だったが、大輝が手に持っていた剣と弓矢、杖を持っていた魔王に目が止まり更には一緒に連れてきたスライムが魔王に対して必死に手振りで何かを伝えていた。
それを見聞きした魔王は冷静になりながらも罪は罪はとして衛兵を呼びそのまま地下牢の独房に連れ込んだ。
薄暗くじめじめとした狭い空間の中大輝は‥。
「であるからして風の魔法も詠唱、更には無詠唱するときも心を落ち着かせて丁寧に言うことを大事にすること。」
「なるほど‥。」
「そしていかなる時も精神力を保つことそうしないと疲労が溜まるし更には体力も持っていかれるわ。」
「ほぅほう‥。」
「一部の魔法は身体機能を上げたり、または身を守ったり、物を強度な物にするはそれを付与魔法と言うの。ちなみに私が使っているこの杖が鉄の棒になったり剣になったりすることも出来るのよ!」
「えぇ~。」
「あとこれは私が聞いた話だけどもこの世界にはかつて異世界から来た者が残した"創造魔法"というのがあってそれを使えば異世界から来た者の遺産をふんだんに使えるという話なの!」
「そりゃ凄いわ〜。魔法は凄いわ〜。」
「ダイキ‥貴方私の話を聞いていないでしょう?」
と魔王軍きっての魔法使いのエィミーに叱られる大輝。彼女は魔王の命令で彼女も忙しい中で大輝の教官となっていた。
独房内では椅子に座り魔導書を読むダイキ、教官のエイミーは独房外で壁に黒板を掛け文字を書いて指示棒を持ち説明をしている。
幸いにも大輝は何故かこの世界の文字は読めている。
「いや〜だってもう二時間以上休憩無しでこういう話をしているんやで‥‥しかもここ数日同じ話でつまらんで‥もっと他の話をして〜もしくは座学よりも実技とかして〜エイミー先生。」
「ダイキ‥‥貴方今自分の立場分かっているの?貴方は今は謹慎期間【5日間の刑】なのよ?本来なら不敬罪で処刑されてもおかしくない状況なのに魔王様の御慈悲によりこの程度に済んでいるんだから感謝しなさい。」
「そうなのか‥‥でもあれは事故やとワイは思うんやけど‥風呂場に入っていて右手のこの腕輪が光って気づいたら勝手に飛ばされて、変な所に到着して冒険者?って奴等と戦って勝って逃げようとしたらまた腕輪が光って気がついたらあそこにいたんや!」
「‥そう。でもねぇダイキ流石にいくら事故でも何も隠さずに裸で目の前に偉い人の前に現れたら流石に不敬罪になるわよ‥今度からどんな状況でも人前で隠す努力をしましょうね。」
「‥わった今度から余裕があったら少しはするわ。」
「後女性にこういう変な話をさせないでね?」
と大輝はに対して優しく分かりやすく説明をするエイミーしかし当の本人は何故か全くあまり気にしていない模様であった。
「わーたでエイミー様‥それよりも前々から気にしていた事があるんやけども‥。」
「何?」
「ワイこの世界の事を知らないし、魔王軍の事も知らん。出来れば教えられる範囲で教えてほしいんやけども‥後エイミー様の恋話とスリーサイズをーー!!」
とダイキが言った途端にエイミーが持っていた指示棒が投擲一直線に大輝の眉間に直撃した途端に椅子から転げ落ちた大輝は悶えていた。
「ダイキ‥あなたよほど死にたいの?」
とエイミーの表情は冷たくもまるでゴミを見るような目つきで杖を持ち大輝を見ていた。次に変なことを言ったら魔法で大輝を懲罰させる雰囲気だった。
大輝は痛みをこらえながらもその場で土下座をしながら
「エイミー様本当に申し訳ありませんでした。どうか私めにこの世界の事をお教えください。お願いいたします。」
といつもの関西弁【エセ関西弁】でなく標準語で喋ってエイミーに懇願した。
「よろしい‥ならこの世界の事を話すわ。この世界はー」
とエイミーは大輝は話始めた。
魔王が治めているギャレス帝国は魔人、魔族【亜人と言われている者たちエイミーの種族エルフも亜人の一つ】と人間達がいる。この人間達はかつてこの世界存在した数々の国長い戦乱により滅んだ国の末裔達。
国土の広い割には人が足りていない。
それは長年に渡る戦乱により人口の減少が目立つようになった。
帝国には広大な領土で西には海が海の向こうには別の大陸が存在してその国の名は"ラーヌル"【同盟と通称協定を結んでいる。】
中部、南部には山岳地帯がある。北部は平野地帯が存在。
三方敵対国に囲まれており北部にはゴレキィア王国、中部にはコレル王国【第一王子が連れてきた姫の出身国】、南部には4つの小国ザヌール、ブァレス、ジャイルズ、ヴァレルスが連合国として組んでいる。なお帝国討伐軍の盟主がコレル王国。
しかしここ数日中部方面にいたコレル王国軍が突然の撤退それに驚いた諸侯の軍勢も同時に撤退を始めた。
原因は不明だが何がどうあれ帝国は助かった。
休戦に持ち込んだと思っているが実際は魔王軍各地の敗戦【中部、南部】に領土を侵入されて村々を焼き、強奪された。
そのせいにより帝国を治める魔王の求心力の低下が明らかに見えなによりも魔王が掲げる‥魔族とこの大陸の国々の間の講話。それでも話が頓挫し戦いになれば対応するいわゆる"和戦両様"の構えを腑抜け、弱腰の魔王と呼ばれなおかつこの事態を招いたと言ってる者もいる。それも同じ種族【魔人】の者たちからも。
ならいっそのことその地位を奪って新たなる魔王になるという者も言い出す者もおれば、亜族の中でも帝国に対して独立するという不穏な雰囲気が見られるようになっているという。
幸いにもここの本拠地ではそういう不埒な考えを持つものはおらずむしろ‥‥第一王子が連れてきた姫君の美しさ、優しさに触れて日々好意的になっているという。
そして更に問題なのはこの世界には
冒険者達そして帝国にとって不倶戴天の敵と言われる冒険者達の上の存在各国の国、王、民が認めた"勇者達"と存在がいる。
冒険者、勇者達はあらゆる依頼をこなし、そして帝国の領土に何処からともなく現れては関係なく襲撃や殺戮などをおこす。実際に前に"一勇者チーム"の魔王が襲撃されて危うい所だったが魔王がこれを撃退したという。
そして今回の戦の最中でも各国の軍の中に冒険者、勇者者達が紛れていて中部、南部軍団が敗れた要因の一つだと言われている。
軍が撤退した中でも、冒険者、勇者達がいつどこで領土に侵入してくるか分からない状況でもあると。
エイミーが一通り話し終わると大輝は
「‥えっ?これ詰んでるやんこの国‥崩壊寸前やん!」
大輝の顔を青ざめている。架空のゲームならこれもう手遅れに近い状態‥!と思っている。
「そう‥でもあの偉大なる魔王様が本当に藁に掴むほどの思いそして考えたのは‥異世界の者の力を借りる‥つまりあなたのことよダイキ。」
エイミーは大輝に指を指しながらそう言う。
「いやいや!!ワイはそんな力ないで!俺そんな力があったら今頃前の世界で活躍していたで!!」
大輝は全力で否定した。この世界にいきなり呼び出されて国を救って!と言われたら誰だって否定をしたくなるのは当然
「大丈夫‥あなたがちから足りない時は皆で力を合わせるから‥それに私が見たところ‥魔力が普通の人間よりも遥かに高い‥逸材だと私は思っている。」
「ホ、ホンマに?ホンマにワイはそんな力を秘めているんか?」
「私は嘘をつかない決して‥‥だからダイキ自信を持って‥ね?」
エイミーの優しい笑みに少しだけ大輝はタジタジになり
「ほうか‥ならべっぴんはんのエイミー様の言うことは間違いないんやな‥!」
と大輝はにこやかに笑ってみせた。
エイミーはその笑みに少しだけ頬を赤くした。
「そう‥だから後二日だけど実技、実戦の約二週間いや約一週間の訓練過程をするわ!激しく泣いたり笑ったりすることはできない訓練だけどもダイキならやれる!絶対にやれるわ!」
エイミーはそう言うと大輝は
「おおっ!‥や、やってやる!やってやるで!!ワイがヤラずに誰がヤル!!」
と決意を固めた。しかし
「‥でもエイミー様。」
「何?ダイキ?」
「やっぱりワイ‥ワイなどうしても‥エイミー様のスリーサイズを聞きー」
「サンダー!!!!」
「うぎゃあああーーー!!!!!」
哀れ大輝は不適切な発言により雷の魔法を頭上から落とされてしまったのであった‥‥。
それから大輝は謹慎が解け
エイミーが考えた地獄のような訓練を受けた。王宮の魔人、魔族の力を借りてそれはもう言葉にするほど酷いほど厳しく激しい訓練を受けたときにはあまりの厳しさに挫折しそうになり、数回ほど死にかけたりしたがそれに耐えた。その見返りに魔法を覚えた。
エイミー曰くまだまだ半人前だと言う。
‥後に大輝は後にこの訓練の過程で一番恐ろしかったのは何か?と聞かれたこう答えたという。
"とあるミノタウロスに押し倒されて危うくワイの処女を奪われそうになったわ"
という事であった‥‥。
その間は王宮内で何事もなく見えたが‥大輝は訓練最終日に
第一王子から呼び出し受けて
そして訓練最終日の日に第一王子から呼び出しを受けとある命令を受けた。
訓練終了後に‥直ぐに大輝は教官であるエイミーと共にとある国に転移魔法を使い向かったのであった。
次回大輝の初めての任務編です。




