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77.テンプレ的に、ステータスを確認する俺。

シンジ君、ついにステータスを見るの巻。

今までステータスを出さなかったのは、このためだったり。(ヲイ)

 「まーたお前はそういう……。大人を踏みつけちゃダメって、ママから教わらなかった?」


 「ママは56億7千万年前にいなくなっちゃったのー」


 幼女が人差し指を加えながら、可愛く言った。


 「ミロクさんかいッ!?」


 「よく知っておるな」


 だが、男たちを踏みながらでは、可愛くもなんともない。


 「冗談に決まっておろう。それよりもだ、まずは爵位獲りテンプレ達成、重畳である」


 「騎士爵だけどねー」


 「小さなことからコツコツと」


 「お前はどこの漫才師だ」


 うんうんと幼女が満足そうに肯く。


 「お主との会話はテンポが良くて気持ちいい。今までの転生者には無かった特徴じゃな。番組も楽しいし」


 「番組言うなし」


 「まあ良いわ。処でじゃ。折角儂が創ったステータスボード、全く使っていないではないか。どういう事じゃ?」


 そう言われてみれば、シンジは全くステータスボードを見ていない。いや、正確にはアラートの時に見ているが、ステータスそのものは全く見た記憶が無い。何度か見ようと思ったが、色々あってタイミングを外してしまったというのが正しいが。


 「そー言えば、見てなかったねえ」


 とりあえず、せっかく創ってもらったのに見ないのは悪いかと思い、シンジはステータスを表示させる事にした。


 「ステータス」


 ポッとシンジの目の前には、半透明の板が展開される。そこには、現在のシンジのステータスが刻まれている、筈なのだが。


 「何だこりゃ?」


---------------


 名前 :シンジ=クロス騎士爵(黒須 伸士:くろす しんじ)

 職業 :冒険者(使徒【創造神】)

 称号 :騎士爵(ドラゴンスレイヤー【上級竜種】)(英雄)(聖人)(賢者)(異世界転移者)(創造神の玩具)(ツッコミ名人)(ボケの鉄人)(番組メーカー)

 技術 :祈祷(錬金術)(鍛冶)(鑑定)(調理)(隠蔽) 

 魔術 :土魔術 空魔術 水魔術 生活魔術(風魔術)(火魔術)(聖魔術)(時空魔術)

 武術 :剣術 斥候術 体術(刀術)(盾術)(棒術)(槍術)


---------------


 「不親切な表示だねえ。カッコはチュートリアルで獲得したヤツかな?」


 「正確には、この世界(げかい)で使ったかどうかだな。もちろん、使っても隠蔽され続けるものもあるが」


 「祈祷って、使ったっけ?」


 他のものは、何となく使った記憶があるが、これだけは印象が無い。


 「儂に会っておる時点で使っておろうが」


 確かにこの幼女は創造神だと言っていた。言っていただけだが。


 「ふーん。でもさ、これだと魔術とか、どのくらい使えるか分からないね」


 幼女はちょっと渋い顔になる。


 「以前も言うたが、レベル制や経験値制は、『界』が数値化されん限りは使えん。儂としても、ぜひ採用したかったのじゃがな。テンプレ的に」


 「ふうん。数値化ねえ。だからHPもMPも無いわけね」


 ふと、シンジはある事に気付く。


 「ねえねえ、もしかして、『達成度』なら計れるんじゃない?」


 「達成度?」


 「そうそう。例えば、武術なんかで、これが出来たら1級とか、どのくらい倒したら初段とか」


 幼女が顎に手を当てて考え始めた。


 「なるほどな……日本の武術の段と級みたいなものか。細かく技や動作環境、新技術などを規定すれば可能か……」


 幼女は、足元に転がっているムキムキ男ふたりを見た。実は、まだ踏んだままである。


 「とうッ!」


 幼女はふたりの背中を踏みしめてジャンプし、地面に着地した。


 「ハルク、フレディ。直答を許す。儂の問いに答えい」


 「「ははぁッ!!」」


 「以前そち(・・)達に与えたギルドカード、神殿は神官カードじゃったな、表示を変えるのは問題ないか?」


 ハルクとフレディが顔を見合わせた。


 「分かりにくいか。つまりな、カードに使える魔術や技術を記載し、その能力を示そうと思うのじゃ」


 「なるほど、それは例えば、聖魔術がどの位使えるかが表示されるようになるという事でしょうか」


 ハルクが尋ねると幼女は肯いて肯定した。


 「それは―――、非常に恩恵が深いであろうと思いまする」


 当然だろう。聖魔術であれば、今までは感覚的にどこまで治せるかを測っていたものが、ここまでは治せるというお墨付きを与えられるようなものだ。誰がどこまで治せるかという指標は、治療される側にも目安としてメリットがある。


 「ふむ、ならば試しにやってみるか」


 幼女が手のひらを上に向けると、そこに光が発生した。


 「それッ!」


 その光は宙に浮き、中から一条の光を発する。


 「ぐッ!!?」


 その光は、シンジを背中から貫いた。

俺も幼女に貫かれたいッ! という方は、★とブックマークをお願いいたします。(マテ)

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