これからのこと
夜明けーー
「な……なぎ…おきて…あさ…あむーる…おきた…じゃむ…たべる!」
「………。」
…?アムールはやいなぁ…もうちょっと寝たかったけど、キラキラな目を向けられては、起きるしかないな…
昨日作ったジャム相当食べたいんだろうなぁ…
今日も一日頑張るかぁ!
「………ぉ…おはよう…今日はアムール早いね。そんなに楽しみだったの?んーーー!はぁ…よし!それじゃ、作ろっか!朝ごはん!」
「あむーる…かお…あらう…なぎ…いっしょ」
「うん。いこー!」
冷たい水は背筋がのびるね…
朝ごはんは、約束通りのイチゴジャムパン!自分で作らせてみよう!何事も経験!
「これが、食パンだよ。これに、スプーンでイチゴジャムをのせて、挟んだら完成!アムールやってみて?」
コクリと頷いてパンにジャムをのせはじめた…
可愛い…もりもりにのっけてる!
「できた…あむーる…できた」
「んじゃ、いただきます!」
私の真似をして、「いただきましゅ…」と手を合わせて言うあたりが、天使だ…
これからの事も話さないとね…
「さて、食べながらでいいから、話きいてね?」
「ぅん…」
コクコクと頷くのを確認してから話始める…
「今日からアムールに色々教えていきたいと思ってるの。今のアムールは知らない事が多い。今は私が居るから出来ない事があっても大丈夫。でも、私に何かあって、一人で全部やらなくちゃいけなくても、困らないようにならなくちゃいけないの…」
「なぎ…あむーる…いしょ…いい…いない…やだ」
ずっと一緒…私だって…1人は嫌だ…でも…
「私もずっと一緒いたいよ。でも、だからこそ!アムールにもちゃんと色々知ってもらいたいの!」
たぶん、私が言っている事を真剣に考えてる…眉間にシワがよっている…
「ぅん…」
「一緒に勉強しよう。町のことも、家事のことも。それこそ、戦いも、商売も。2人なら、アムールと私なら大丈夫だと思わない?ね?」
「あむーる…やる」
「うん!いい子!まずは、言葉から勉強して行こう。沢山お話しして、いっぱい言葉を吸収するんだよ?ゆっくりでいいから。一歩一歩私たちの歩幅で進んでいこう…」
この先、きっと必要になる。もし、アムールが成人してこの家から出て行く事がある時…最低限のことを知らないと、大変な思いをするのはアムールだ…厳しいと思う気持ちもあるけど、私の出来ることをちゃんとしてあげよう…思いが届くように…




