転生した件について。
初投稿です。まだ感覚がつかめませんが、二話まで続くといいなと思います。
「ようこそおいでくださいました勇者様方!私たちの世界、ルクスフィアへ!」
甲高く響き渡る声。
重い頭を持ち上げ体を起こすと、そこは野原だった。坂道になっており、下の方には樹林が見える。丘を登った先はそこで途切れており、向こう側を見ることは出来ない。
そのてっぺんに、1人の少女が立っていた。純白のロングスカートに身を包み、金刺繍の入ったフードをかぶっている。まるで、シスターさんのようだった。
「転生キター!ワタシの人生最高でーす!」
すぐ背後から叫び声が聞こえ、僕は思わずビクッと体を震わせる。
振り返るとそこには、白いシャツと色あせたジーンズを着崩した、くせっ毛の女の子が座っていた。大きなリュックを背負っており、そこからは絶えず妙な起動音が発せられている。
あたりを見回してみると、この丘の上には僕とシスター、くせっ毛少女の他にも、4人の少年少女が倒れていた。彼らも僕と同じように頭を抱えながら起き上がる。
「うわぁぁどこ?ここ」
今度は僕の斜め前に倒れていた少年が声を上げた。柔らかそうな茶髪にひょろ長い手足で、鹿を連想させた。
「乱暴な召喚になってしまい申し訳ございません。ですが、私達はあなた方のことをずっと待っていたのです!魔王軍を滅ぼす、伝説の勇者様のことを!」
やたらテンション高く熱弁するシスターさんに、僕達はしばらく呆然としていた。
「ちょっといいですか?」
くせっ毛少女の奥に座り込んだ茶髪の少女が声を上げた。はて何でしょう?と首を傾げるシスターさんに、彼女は言い放った。
「聞いてた話と違うんですが」
読者に優しくない急展開なので、
まずはこうなった経緯を説明しよう。
まだ感覚がつかめませんが、二話まで続くといいなと思います。