俺と幼馴染と同胞
感想と誤字指摘宜しくお願いします。
あれから1ヵ月が過ぎました・・・
そうです高校入学式からもう1ヵ月です。あっと有間ですね。
入学式当日、俺は彼女を作り憧れの高校生活をenjoyする予定でした。でも今の俺は思うんです。若かったんだと...
ぶっちゃけ舐めてました。あの頃の俺は高校生になったらすぐにフラグでも立って可愛い女の子にでも告白でもされると思っていました。ホント何様だよって感じですよね。この1ヵ月で俺は成長した。そしてこれから高校生になる後輩たちに伝えたい。
これから高校生になる君たちへ
拝啓これから高校生になる中学校の頃は、あまり同級生の女子と接点が無かった男子諸君、君たちは中学校の頃は彼女とかできなくて「高校生になったら本気出す」「高校生になれば彼女できるっしょ」とか思っている君は漫画かラノベの読みすぎだ。本当に彼女ができるやつは、ほんの一握りしかいない、しかも大抵の奴はイケメンとかの理不尽なステータスを持っている。てかさ高校生って本来は学問を学ぶために学校に通う事であって恋愛とかするものじゃないと思うんだ。だから君たちはね高校で学問を学び一流の大学を出て一流の企業に入社して国のために経済をまわしていくんだ。SHATIKUばんza
「何ぶつぶつ言ってんだよ」
俺の素晴らしい一人演説のクライマックスに声と共に後頭部に打撃を受けた。
「いってーナニスルンデスカ。アタマワルクナルジャナイデスカ」
「いや頭悪いのは、元々であとそのしゃべり方キモ」
「・・・」
「とにかくおはようナガト」
「・・・おはようミツキ」
そう俺が返事を返している相手が九十九 三月俺の幼馴染だ。
俺より身長が頭一つ分低くて小柄な体系だ。顔は整っていて可愛らくなっている。男なら是非ともお近ずきになりたいものだが、俺は視線をミツキの顔から体に変えた。
ミツキとは高校が一緒でありクラスも奇跡的に一緒になった。当然制服も一緒でブレザーも一緒でズボンも一緒である・・・
そうズボンも一緒つまりミツキは男である。
「どうしたのナガト?」
「いやなんでも」
頭をコテンと傾けながら顔を近ずけてくる。可愛い、あざとい、だが男だ。
「とりあえず、このままだと遅刻ギリギリだから急ごう」
「せやな、急ぐか」
「うん!」
そう可愛らしい返事をするミツキ。可愛い以下略
そうして俺たちは歩き慣れてきた高校までの道を急いだ。
ギリギリ遅刻にはならず、俺たちは自分たちの在籍するクラスに向かった。そこでは顔なじみになってきた三人メンバーが俺たちを出迎えてくれた。
「よう二人とも今日も仲良く登校ですかい」
「うるせぇよタツ。お前はいつもそれだな。お前は村人Aの生まれ変わりかっつうの」
「よう二人とも今日も仲良く登校ですかい」
「急にキャラ作らんでもええわ!」
「あいかわらずだねタツヤは」
この似非村人Aは小林 達也入学当初俺の後ろの席で親しくなった。言動から察してもこいつはお調子ものである。そしてこいつは、数少ない同胞の一人でもある。
「まあまあ、お二方そんな事より昨日のアニメ見たかやっぱ金髪ツインテール=ツンデレは最高だよな」
「お前は朝から早々アニメの話かよ。おはようナガト、ミツキ」
この如何にもアニオタな奴が志村 純平俺は略してジュンと呼んでいる。好きなアニメのヒロインが一緒で意気投合して仲良くなった。もう一人は川村 啓介こいつはジュンの中学からの友人で自然に仲良くなりケイと呼んでいる。ぶっちゃけこいつは、普通にイケメンでモテルタイプの奴だが、
「てかケイ、お前何で俺オススメのアニメ見てないんだよ?」
「だってそのアニメ、ロリいないじゃん」
「「「「・・・」」」」
聞いての通り生粋のロリコンである。入学当初は女子たちに言い寄られ男たちには目の敵にされていたがケイの「13歳以下は無理」宣言されて今は女子に目の敵にされ男からは(ロリ)勇者と崇められるようになった。ちなみに、この二人も同胞である。まぁ朝からこんな感じで騒いでいる。すると、
「おまえら~朝のホームルームの時間だ~」
だるそうな声と共に担任が入ってきた。それと同時に俺たちの談話が終了。朝のホームルームに向けて俺は自分の席に座るのだった。
あと不定期ですが宜しくお願いします。