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久しぶりに四人でパーティをします

この小説を書き終えたので、

これから毎日投稿します!!

今日はスフィアと約束したのでギルド会場に来ています。

私達はテーブルに座って待っているところです。


『スフィア達、遅いねー』

『そろそろ来ると思いますが・・・』


そわそわしながら待っていると、

外から青い鎧を纏っている女性と三角帽子を被り、

ローブを羽織っている女性が来ました。

そう、スフィアとエリナです。


『遅くなってすまない、寝坊してしまって・・・』


寝坊して遅れるのはスフィアらしいですね、

朝起きるのが苦手な友達なんです。

隣にいたエリナが呆れた様に溜息をつき、教えてくれました。


『スフィアったら、私が家に迎えに行った時にまだ

寝ていたから本当に驚いたよ・・・』

『あははっ、それは遅れるねー』

『スフィアは本当にお寝坊さんね』


スフィアは申し訳なさそうにして、手を頭に置いていました。

まぁ、これでみんなが揃いましたね。

私達はスフィア達について行き、

依頼書が貼ってある掲示板の所に移動しました。


『んー・・・何を受けようかな?』


依頼の内容はスライム討伐、オーク討伐、

アリゲーター退治、リザードマン退治があります。

アリゲーターは隣町にある海に出没しているので、少し遠いです。


オークも森の奥に出没なので遠いです。

残るはスライムとリザードマンという事ですね、

四人で話し合いをした結果、

リザードマン退治をする事にしました。


そこそこ強いトカゲ型のモンスターですが、

スフィアとエリナがいたら大丈夫でしょう。

この二人はギルドで最強コンビと言われていますからね。


スフィアが依頼書を剥がしてギルド員に持って行き、

依頼を受ける申請をして、リザードマンの出没地に行きました。


砂地でリザードマン探しをして数分が経ち、

ようやく見つける事を出来ました。

数体の群れは色んな武器を手に持っています。


木造の剣や、古びた槍、そしてスコップです。

リザードマンは武器になりそうな物を拾う習性があるみたいです。


あの武器なら簡単に勝てそうかしら?

しかし知性が高いので注意が必要です。

リザードマンの群れがこちらに気が付き睨んでいましたので、

私達は戦闘態勢に入りました。


まずは初めに動いたのはエリナでした。


『雷よ!みんなの武器に雷を加えよ!』


魔法を唱えた瞬間に私達の剣に雷が纏い、

スフィアは槍の刃に雷を纏っていました。


私は木造の剣を振ってくるリザードマンに対抗し、

雷を纏った剣で攻撃を防ぐと、

相手は全身感電して力尽きました。


この魔法は触れた相手に雷のダメージを与えられ、

ワイバーンでも一撃で倒せる凄い魔法です。

ふとみんなを見ると、

ネイとスフィアも相手を一撃で倒していました。


三体のリザードマンを倒した矢先、

他のリザードマンが気が付いて大勢で襲って来ました。

先程よりも数が倍います。


スフィアが立ち向かおうとしましたが、

エリナがここは任せてほしいと言い、

私達は魔法に巻き込まれないように離れて、

杖を構えたエリナが魔法を唱えました。


『氷よ!リザードマンを貫け!!』


同時にリザードマン達の下から大きな氷柱が色んな角度から

飛び出し、一瞬にして全員のリザードマンを串刺しにしました。

氷柱からは大量の血が流れていて少しだけグロかったです。


『さすが、エリナだな』


スフィアに褒められたエリナは嬉しそうにしていました。


『まぁ、これぐらいは当然よ』


エリナの魔法は月日が流れるたびに強くなっていて、

パーティに入るといつも驚かされるばかりです。


戦闘が終わったので武器をしまい、

私達はリザードマンを再び探す為に砂地を歩きました。

九体も討伐しましたが、まだいるかも知れませんからね。


すると、リザードマンらしきモンスターがこちらに近付いて

来てたので、私とネイは警戒をして武器を取り出しましたが

スフィアに大声で注意をされました。


『アイン!ネイ!あれは普通のリザードマンじゃないから下がって!!』


『えっ・・・?』


確かに先程戦ったリザードマンよりも体格が大きく、

武器もちゃんとしている剣と盾を持っているので、

見た目が強そうなだけではないみたいです。


スフィアとエリナはあれがボスだと言っていました。

私達はスフィアの言われた通りに後ろに下がり、

二人は戦闘態勢に入りました。


先手必勝と思い、エリナが魔法を唱えようとしましたが、

ボスリザードマンが数メートル高く跳んできて、

一気に距離を詰めてエリナに攻撃を仕掛けにきました。


唱えるのが間に合わないと判断したスフィアは

左手でエリナを守るために突き飛ばしました。


ボスリザードマンは左手に持っている剣を、

スフィアを狙って振り下ろして来ましたが槍の柄を使って防ぎ、

そのまま力を入れて相手を後ろに押しました。


バランスを崩した隙を狙って槍を振りましたが、

右手に持っている鉄の盾で防がれてしまいました。


『今の攻撃を防げれるのか、なかなかやるな』


盾で攻撃を防いだ相手は剣をスフィアに向け、

腹部を狙って刺そうとしましたが、素早く右にかわしていた。


今度こそ相手に隙が出来たスフィアは、

槍を下からすくい上げるようにして相手の左肩を切り離した。


『はあっ!!』


ボスリザードマンは切り離された肩から大量に出血し、

とても悶えていました。

どうやら勝負は決まったようです。


スフィアは相手の心臓を狙って槍を突き出し、

串刺しにして倒しました。

槍を抜くと同時にボスリザードマンは力尽きて、

砂地に仰向けになって倒れ込みました。


エリナはスフィアの元に駆け寄り、とても心配していました。


『スフィア!怪我はない!?』


心配していたエリナに三角帽子の上から頭に手を置き、

安心させていました。


『大丈夫だよ、エリナ』

『スフィア・・・助けてくれてありがとう』

『どういたしまして・・・』


やっぱりお二人はいいコンビですね、

二人の雰囲気が良くて近付けません。


こうして本日の依頼を達成する事ができ、

みんなでギルド会場に戻りに行きました。


ギルド員の確認を終わると報酬を貰えました。


『銀貨9枚と、金貨10枚だ』


普通のリザードマン一体につき銀貨1枚に対して、

ボスリザードマンは金貨10枚だそうです。

ワイバーンよりも強いモンスターでした。


ボスになると身体能力がかなり上がり、

非常に危険なモンスターになるとギルド員の男性に言われました。

確かに、あのジャンプ力は凄まじかったので納得です。


報酬を受け取ったスフィアはテーブルの上にお金を並べ、みんなで分けました。

今回は均等に分ける事が出来ないので銀貨はエリナに3枚渡し、後は2枚ずつ分けました。


ボスリザードマンの報酬の金貨はスフィアが一人で倒してくれたのに、

三人に2枚ずつくれました。

私とネイは一度断りましたが、

受け取ってくれと言われて貰いました。


スフィアはかっこ良くて優しい女の子なので、本当に憧れます。

エリナが好きになるのも仕方がないですね。


それから私達はギルド会場を出て、依頼成功の祝いをする為に、

デザート専門店の「パクぱく」に入ってパンケーキを注文し、

林檎ジュースで乾杯をしました。


『『『『かんぱーい!!!!』』』』


こうやってみんなで過ごす時間はとても楽しいですね。

とても充実した一日になりました。

次回は新キャラクターが登場します!

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