表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
124/143

5節 大いなる力は来れり5

「ぬッ!?」


 殺気を注ぐ穴の方に剣の腹を向けると、攻撃が当たる。更に一撃、二撃、三撃。絶えず攻撃――射撃が降り注ぐ。赤騎士は堪らずその場から離脱すると、穴よりギアマリアが舞い降りた。赤、緑、白のギアマリア――クリシュニである。


「救援? まあいいわ。纏めて焼き斬るだけよ」

「……その様子……セイマリア(コイツ)に、面倒を見せられたと見える。いい気味だな」

「……へえ~え? ――ああ、そう。人を騙す卑劣者(ひれつもの)の次は、人を不意打ちしては挑発する卑劣者。良くない方法ばかりして、それが聖職者の立ち振る舞い? いや、寧ろ聖職者らしい(・・・)と褒め称えるべきかしら? そうね、褒めて挙げましょう。だから――」

「長い」


 饒舌の赤騎士を一言で一蹴。同時に、横たわるセイマリアを一蹴して炎陣の囲いの向こうへと追い出す。


「……無駄に喋って胸もデカい。あのセイマリア(あほう)と同じだ。炎の様に、灰燼も跡形も無く尽きてしまえ」


クリシュニは瞬時にライフルを左に構え、有無を言わさず高速連射の狙撃を放った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ