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4節 祈り誉れる者達6







 鉄骨が飛び出して両者の姿を遮る。


「ッ! 邪魔を!!!」

「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおああああああああああああ!!!」


 クリシュニが一瞬怯む。通り過ぎた直後、巨大ペンチを構えたセイマリアがクリシュニを挟み上げた。


「しまっ!? ぐぅううう!!!?」

(上半身のスラスターが、装甲ごと抑え込まれて開かない!? 銃も引っ掛かって射角が……!! 下半身だけでも……!!!)


 脚のスラスターを展開して奔流が放たれる。だが、クリシュニの身体は動かない。


(重い……!! 拘束も……――振り解けない!! 硬い!!! コレが疑似アナテマ製の汎用兵装!? 技術部は何を作ってコイツにあげてる!?)

「ぐっ……ぬ……ぬぅ……がッッッ!!!」


 装甲が割れて肉が潰れ、骨が折れる。両側から加わる圧力で、身体の奥底から息と共に力が抜けて一気に萎む。心も意識も折れそうなまさにその時、奥歯を噛み締め抗い、身体を押し広げる。


「ナメるなぁぁぁああああああああああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」


 擦れた声が太く轟き、呼応する様に下半身スラスターの噴炎が勢いを増し、巨大ペンチを持ち上げて、セイマリアに体当たり。直前にロザリオフィールドを展開してやり過ごす。


「ぐぅううう!!!」

「っくう!!」


 フィールドを挟んで両者が睨み合う。苦痛で歪んだ顔と声が漏れる中、想いを込めた眼が見合う。セイマリアは咄嗟に爆弾を取り出して至近距離で爆破、無理矢理距離を開かせて体勢を立て直す。


 遠くに吹き飛んだセイマリアは、まともに受け身を取れずに地に落ち転がるが、素早く起き上がって小さな十字架を取り出し構える。


「ハァ……ハァ……――ッん! 〝シーケンス〟…………――〝グレイスモード〟……!!!!」

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