4節 祈り誉れる者達5
墜落したクリシュニはワイヤーをすかさず切り取る。体勢を整える暇も無く、ズタボロに傷付き汚れたセイマリアが殴り掛かる。クリシュニはすかさずライフルでガード。攻撃を防がれたセイマリアは気にせず殴り掛かり、力任せに押し切る。
殴打、殴打、殴打。何度殴っても諦めず休まず打ち込み続け、クリシュニは押し飛ばして追い払う。右手に刀を出現させて急接近。切り払ってそのまま上空に飛び出し、身体を翻してライフルを一斉射。後に剣をしまってライフルを分割。二丁拳銃に組み替えて一気に降下と急接近。至近距離まで肉薄し、屈みながら眼前に銃口を突き付ける――――。
『ガン=カタだ!!』
「くぅ!!!」
放たれる弾丸を寸で回避。するもクリシュニも身体を捻って追撃。スラスター噴流と体捌きで、顔面、胸と急所に的確に連射し続ける。
(殴る要領で撃って来てる!? ロザリオフィールドも避けるのも追い付かない!!)
先程は、遠距離故に立て直しや反撃の余裕があった。今は張り付く様に放たれる至近距離の銃撃で、皮膚、肉、装甲を確実に削っていく。一歩一挙危まれば、急所に凶弾が届いて終わる――――向かい合った末に銃口と目が合った。




