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物語の始まり

―これから お話をする物語は 1人の少女と仲間達の友情・支え合う心などを書きしるした物語である―



少女の名はイリス=カーナ 17歳。幼少期を孤児院で過ごす。母親は既に他界。父親は行方不明。5歳という年齢で両親を無くしたイリス。 イリスは“孤独”という重みを12年間 1人で抱えてきた。


イリスは…17歳になる日まで何を見てきたのか…


17歳になって 何を感じたのか…それを知るのは このページを開く あなたのみぞ知る…。


“さあ…この本を手に持ちページを開こう…


この世界に生きる人の悲しみ、憎しみ、幸せ…いろんな感情を読み取れるかもしれない……”


あなたを招待しよう…この物語の歴史という時の狭間に…人が賑わう街 シーガイア王国


シーガイア王国は海の貿易が盛んな街である。12年前……シーガイア王国は 隣国 エクス国と戦争をする。


その戦争で物語の主人公イリスは母親を亡くしたのだ。戦争の理由は権力争い… たかが子供のケンカみたいなもので人が大勢 亡くなったのである…。


シーガイア王国 王宮前に青い髪の少女がたたずんでいる。


その少女こそイリスであった…。


イリス「……今日で もう12年か…」


イリスは冷めた瞳で王宮を見上げていた。その様子を見ていた 親子連れの子供がイリスを指差し口ずさむ。


子供「あ…お母さん…あの人 怖い…」


その言葉にイリスは冷めた瞳で子供を見る…。

すると、母親は目をそらし子供の手を引き慌てて去っていく…。イリスは再び視線を王宮へと戻した。


イリス”私もあの日さえ…あの日さえなければ…普通の女の子として まともな生活をしていたのかもしれない そういえば あいつにも会ってないな…もう12年か…そりゃあそうだな…戦争相手の国にいた奴は 今じゃ王女だ…。小さな頃はよく遊んだが…今では…”


イリスが心で思っていると噂をすればと言わんばかり1人の女性が姿を現す。茶色の長い髪が風になびいている。その女性の名は レイス=ブランド エクス国の王女であり…小さな頃はイリスの良き友であった


レイス「お久しぶりですね…かれこれ12年……です…ね」


レイスの何気ない言葉にイリスは目を きつく細め言い放つ…。


イリス「…っ!何が12年だ!人殺しのくせに!私の国は あんたの父親が権力争いをしたせいで私の母さんは死んだ!今更 あんたと友達ごっこでも しろとでもいうのか!! 戦争で 沢山の人が死んだんだ! いくら国と国が和解していても私は あんたの父親を許すつもりもない!残された人の戦争の傷は 今でも消えないんだ!!」


イリスは そう…いい残すとレイスの横を通り過ぎる イリスの姿が見えなくなってレイスは1人途方にくれる


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