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脳内シリーズ

脳内キャスト

作者: 銀次郎

みなさん、こんばんは。

いや、おはよう?こんにちは?

どれだかわからないけど、わざわざこれを読んでくれてるんだから、挨拶はしないといけないわよね?

せっかく来てくれたんだし、何か楽しいことをしましょう。

人は文章を読むときや、小説を読むとき、わかりやすいように頭でイメージするわよね?

例えば「長髪で黒髪の女性が微笑んだ」という文があれば、頭のなかでその女性を作り出すの。


じゃあ、今はどうかしら?

あなたの中で、この文章はどのように表現されているの?

多分ほぼすべての人が、女性の発言をイメージして脳内再生していると思うの。

そして、特徴的なことは全く言ってないから、姿までは考えてないんじゃない?

姿まで浮かんでいる人もいるかもしれないけどね。

でも、誰一人として同じ姿は思い浮かべない。この文を読んでくれた全員一人ずつに、新しいキャラクターが生まれる。

それってすごいことだと思わない?






ほい、読書お疲れさん

で、さっきの文を書いてるのは実は男なんだよ。

夢を壊しちゃったら悪いけど。え?そんなのわかってた?。


ってまぁこんな文書くと急に読んでる声が男で再生されません?

多分ほぼすべての人が、男の発言をイメージしてるんじゃないかな。

そして、特徴的なことは全く言ってないから、姿までは考えてないんじゃない?

姿まで浮かんでいる人もいるかもしれないけどね。

でも、誰一人として同じ姿は思い浮かべない。この文を読んでくれた全員一人ずつに、新しいキャラクターが生まれる。

それってすごいことだと思わない?





はい、上手く誘導できていたでしょうか?「そして」以降の文は上下とも全く同じですが、一回目は女性、二回目は男性で脳内再生されていたらいいのですが。



先入観ってのは面白いもので、同じ文でも感じ方は人それぞれです。


それを口調や前情報によって、どんな読み手にも同じものを感じさせていく、というのが小説の面白いところではないでしょうか?

文章だけでどこまでいけるかの挑戦ですね。


私はまだちゃんとした作品を作れるような文章レベルではないのででかい口は叩けませんが、ふと文章っておもしろいなと思い、この作品を制作しました。

多少の暇つぶしにでもなれば幸いです。


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