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第4章:ポンコツチーム結成した件

1:種族コンプリート、でもコスパ最悪!?

 俺、佐藤タクミ、24歳、転生ニート。ドラゴンの「炎のオーブ」、エルフの「祝福の弓」、ドワーフの「鉄壁の斧」をゲット! 種族ルート、完璧にコンプリートだ! コロッセオのバトルロイヤル、100人相手でもこのチートアイテムで無双確定! ニート王国への道、グッと近づいたぜ!

 村の広場に戻ると、村人たちがガヤガヤ。「タクミ、ドワーフとも絡んだだと!?」「種族と組むなんて!」とか騒いでるけど、魔法投票の光はほぼゼロ。【HP+5%】が一瞬ついたけど、すぐ消えた。人間の票、マジで当てにならねえ!

「タクミ、種族に媚びるなんて最低よ!」

 またあのキンキン声。偽善の女王、クロエだ。金髪揺らして、横に脳筋ガルドと新顔の女、ミナってハッカーっぽいのがいる。ミナ、なんかニヤニヤしてて胡散臭いぞ。

「人間の票こそ正義! コロッセオで種族の恩恵なんか役に立たないわ!」

「お前も偽善で票稼いでるだろ! ガルドは脳筋すぎ、ミナは……なんか怪しいぞ!」

 ミナがクスクス笑う。「ふふ、タクミの票データ、解析済みよ。コロッセオでハックしてやる♪」 うわ、めっちゃ怖え! ガルドはハンマー振り上げて「ぶっ潰す!」と吠える。クロエがニヤリ。「タクミ、コロッセオで即脱落よ!」

 村人たちが「クロエ様、最高!」「タクミ、危険!」とブーイング。クロエに【敏捷性+10%】、ガルドに【攻撃力+10%】、ミナに【魔力+10%】。俺、ゼロ! くそっ、人間の票、コスパ最悪すぎ!

 でも、種族の恩恵あれば無双できるだろ。問題は……俺一人じゃアイテム使いこなせねえ。炎のオーブは範囲攻撃、祝福の弓は俺下手、鉄壁の斧は重すぎ。コロッセオはチーム戦もアリらしい。よし、仲間集めるぞ! コスパ最強のパーティでニート王国ゲットだ!

2:ポンコツ仲間、登場!

 村の酒場。仲間を探すぜ! けど、村人たちは「タクミと組むとか危険!」と逃げる。くそっ、クロエの扇動のせいだ! そこに、変な三人組が現れた。

 まず、リナ。青いローブの魔法使い、自称「天才魔女」。けど、なんかドジっ子オーラが……。「タクミ、私の魔法でコロッセオ無双よ!」 うさんくせえ!

 次、カイト。黒マントの中二病戦士。「我が爆裂剣技で敵を一掃!」とか叫ぶけど、目がキラキラしすぎ。体力なさそう。

 最後、ソラ。金髪の脳筋ヒーラー。重い鎧着て「敵の攻撃、もっと受けたい!」とかヤバいこと言ってる。マジかよ、変人しかいねえ!

「なあ、お前ら、コロッセオ出るぞ。俺のチートアイテムで無双だ!」

 リナが「私の魔法がメインよ!」、カイトが「爆裂剣技が!」、ソラが「もっと殴られたい!」と騒ぐ。うわ、うるせえ! でも、他に選択肢ねえ。よし、このポンコツ三人でチーム結成だ!

「よし、俺がリーダー! 炎のオーブ、祝福の弓、鉄壁の斧でコロッセオ制覇! ニート王国、待ってろ!」

 酒場で作戦会議。リナに弓、カイトにオーブ、ソラに斧を持たせようとしたけど……。

「弓、私が撃つわ!」 リナ、構えるけど、ビュン! 矢が天井に刺さる。「うそ、暴発!?」 酒場の天井、ボロボロ。マジかよ!

「オーブは我が爆裂剣技に!」 カイト、オーブ掲げるけど、ポロッと落とす。炎がチロッと出て、テーブル燃えた!「我の剣技が!」 いや、燃えてるから!

「斧、私に任せなさい!」 ソラ、斧を振り回すけど、ドカン! 酒場の壁に穴。「もっと殴られたい!」 いや、殴る側じゃねえ!

 酒場がカオス。村人たちが「タクミのチーム、終わった!」と笑う。くそっ、コスパ最悪のパーティだ!


3:ライバルの妨害と準備

 翌日、コロッセオ直前の訓練場。俺たち、ポンコツチームで特訓。リナの魔法は水浸し、カイトは「爆裂剣技!」で1発ダウン、ソラは「もっと殴れ!」と敵のマネキンをハグ。マジで使えねえ!

 そこに、ミナがニヤニヤ登場。「タクミ、悪いけど、魔法投票システム、ハックしちゃった♪」 え、なに!? 見ると、俺の票データが【支持率-10%】に。村人たちが「タクミ、信用ゼロ!」とブーイング。くそっ、ミナのハック、めっちゃ厄介!

 クロエとガルドも現れる。「タクミ、こんなポンコツチームでコロッセオ勝てると思ってる?」「ぶっ潰す!」 クロエに【攻撃力+15%】、ガルドに【防御力+15%】。俺たち、ゼロ! 人間の票、ほんとコスパ悪い!

「くそっ、種族の恩恵あればお前らなんて!」

 俺、炎のオーブ掲げるけど……熱っ! 落としそう。リナ、弓を構えるけど、また暴発。カイト、斧持つけど「重い!」とダウン。ソラだけ「もっと殴れ!」と元気。いや、殴る側じゃねえ!

 訓練場、笑いもの。村人たちが「タクミ、即脱落!」とヤジ。くそっ、ポンコツすぎるけど、種族のアイテムで逆転だ! コロッセオ、絶対勝つ!


4:子供たちと木登りした件

 夕暮れの村。俺、訓練でヘトヘト、地面に座り込む。ポンコツチーム、コロッセオ大丈夫かよ……。

「タクミ、遊ぼ!」

 子供たちがワラワラ駆け寄る。え、今!? 疲れてんのに!

「お前ら、タイミング悪すぎ……まあ、いいか。菓子やるぞ!」

 ポケットからボロボロの菓子を配る。子供たちが「やった!」と大喜び。なんか、癒されるな。よし、木登りだ!

「タクミ、木登り教えて!」「一番高いとこ行く!」

 俺、子供たちと木に登る。高い枝に座って、夕陽見ながら笑う。子供たちが「タクミ、強い!」と叫ぶ。俺、つい本気でニヤける。

「ニート王国できたら、お前ら絶対入れよな!」

 子供たちが「うん!」と笑う。なんか……この時間、ポンコツチームよりコスパいいかも。

(モノローグ)「炎のオーブ、祝福の弓、鉄壁の斧。ポンコツチームだけど、種族の恩恵でコロッセオ無双だ! でも、子供たちとの時間が一番コスパいいな。」

 星空の下、子供たちと寝転がる。コロッセオ、絶対勝ってやるぜ!

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