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一話

三國志英雄録~もう1つの三國志~歴史では語られなかったもう1つの三國志

正史と創作が入り乱れる、三国志のアナザーワールド!

◆あらすじ 西暦20XX年、中国大陸は三国時代に突入。

三国時代には数々の英雄が登場し、その活躍が語り継がれている。

そんな三国時代に突如として現れた曹操孟徳(以降「華琳」)によって魏という国が建国され、漢王朝に代わって天下を統一した。

しかし曹操の死後、後継者争いから魏は分裂し群雄割拠の時代に突入する。

その後、群雄の一人・袁紹本初が韓遂ら反董卓連合軍と手を組み、後漢王朝の皇帝・劉協を擁立して董卓討伐の兵を挙げる。

これに対抗すべく、劉備玄徳(以降「桃香」)や孫堅文台(以降「炎蓮」)といった者達も挙兵して各地で戦いを繰り広げた。

◆人物紹介

・曹孟徳 曹操の娘で袁紹の妻。字は孟節。美しき才女であり、曹操亡き後の曹操軍の事実上の指導者である。

・夏侯淵妙才 夏侯惇の妹にして夏侯一族の若き俊英。姉に似て武勲に優れており、弓の腕前も超一流。

また夏侯一族の中では珍しく、女性でありながら戦化粧を施している。

・楽進文謙 義勇軍時代からの李典の親友。文謙という名ではあるが男装しているわけではない。

文謙という名前が示す通り元々は文官であったが、後に武将に転向する。

・許緒仲康 曹操軍きっての名将である典韋の下についていた少年兵。

典韋の死後、許緒の名を受け継いで曹操軍に加わっている。

・典韋 かつて曹操に仕えた猛将であるが、関羽との戦いに敗れて死んだとされる。

だが実は生きていた事が発覚し、現在は曹操の護衛役として仕えている。

・陳宮公台 呂布の軍師であった少女。その智謀の高さは群を抜いており、呂布軍が敗れた原因の一つでもある。

曹操に仕える事になった後は、参謀役として活躍している。

・郭嘉奉孝 曹操の軍師の一人である荀いくの甥っ子。

曹操への忠誠心は非常に高く、曹操に対する態度は極めて辛辣。

・程イク 元袁術軍所属の武将で、曹操と袁術の戦いの際に捕虜となった後、曹操に登用される。

曹操の元で文官として活躍したが、その後は武官に転向して魏軍でも屈指の猛将となった。

・張遼文遠 徐州太守の孫策に仕えていたが、曹操の元へ亡命してきた。

かつては黄巾の乱で活躍した名将だったが、今は一介の傭兵となっている。

・徐晃公明 元は公孫サン配下だったものの、公孫サンの死後に独立を果たした青年武将。

勇猛果敢な豪傑だが、猪突猛進な性格もあって曹操軍からは危険視されている。

・韓浩成廉 元袁術配下の将軍。韓浩の弟で兄と同じく武勇に優れるが、兄と違って慎重さに欠けるところがある。

・宋憲張済 元袁紹配下だったものの、袁紹死後は曹操に仕えている。

袁紹軍の中でも屈指と言われる程の猛将だが、性格破綻者であるため周囲とは上手くいっていない。

・橋玄張宝 曹操の従兄弟にあたる人物で、名門出身だけあって教養豊かで品格も高いのだが、一方で非常に我が強い人物である。

・趙岑 橋玄の息子であり、袁紹軍の中でも屈指の実力者。

父と同様に傲慢かつ自己中心的な人物で、袁紹軍では問題児扱いされていた。

・曹性子脩 曹操の従兄弟にあたる人物で、袁紹軍の中でも随一の家柄を誇る貴公子。

文武両道に秀でた人物であり、容姿端麗で女性にも人気がある。

・陶謙寿光 徐州太守を務めていたが、曹操軍の攻撃を受けて降伏する事になる。

元々心優しく温厚な性格の人物だったが、曹操軍の苛烈さに心を病んでしまい廃人同然となる。

・厳氏孟徳 曹仁の妻であり、曹操の母。

夫の死後は息子達を支えているが、息子の曹操や曹丕からも疎まれていた。

・曹嵩大司空 曹操の父であり、元の名は曹騰と言う。

曹操の才能を見抜き、曹家を継ぐべき人物として曹操を溺愛していた。

・曹真文挙 曹家の重臣である曹爽の父親。

曹叡皇帝の代になってからは朝廷内の権力争いに終始しており、政治力には優れるものの覇気がない人物とされている。


ここから話が始まる

わけですが……とりあえず、華琳さんは色々と凄い人だと思います。

「そうか? まあ、確かに華琳様は凄いし美人だし最高だけどよ」

「そこじゃねえよ。というより、お前って華琳様の事が好き過ぎないか?」

「当然だろうが! 俺は漢の民であり、そして何よりも華琳様に惚れている!」

李典の言葉に于禁が呆れながら言うと、楽進が胸を張って答える。

「……恋殿は、どう思いますですか?」

「うーん、よく分からないけど、りっくんなら仕方ないんじゃないかなぁ」

呂布は苦笑しながら答えたが、それはそれで困る回答だったりする。

「呂布将軍の事はともかくとして、曹操軍と劉備軍は敵対関係になっているんですよね。どうしてこんな事に……」

典韋が溜息混じりに呟くと、李典が応じてみせる。

「劉備ってのが曹操様と対立しているからだよ。曹操様も最初は劉備なんて無視するつもりだったんだけど、袁紹が劉備に味方しちまったせいで戦うハメになったんだ」

袁紹は曹操にとっては義兄に当たる。


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