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紅葉色に染まるナイフ  作者: moa!
3/3

第2話 殺人鬼の謎

今回は紅葉の謎に少し触れてみます。最後まで読んでくださると嬉しいです!

「た、ただいま…」

19時をすぎた頃、家に戻った。お母さんは…いた。

メイクをしていた。

「お、遅くなってごめん…」

無視。そして母は準備が終わったのかカバンを持って何も言わずに外へ出た。また別の男と会うのだろうか。私は殴られなかったため安心し、ほっと胸をなでおろした。


少し前


「で、どうするのー?」

「どうするって…何が?」

「今日は1回お家に帰るの?」

そうだ。忘れてた。さすがに着替えも何も無いから1回家に帰らなければ。

「っ……」

足がすくむ。今までは我慢できたが逃げ道をみつけて、こんな自分でももしかしたら幸せになれるかもしれないという小さな希望を持ってしまったからこそ、…あの地獄に戻るのが怖い。前より。でも、希望を掴むため、戻らなきゃ。

「…1回、家に帰る」

「そっかー…じゃあさ、明日の朝、学校行く前に着替えとかお金とか色々持ってこの家に来てよ!」

「でも、、この家まで来れるかな…迷子になるかも」

「それは大丈夫!ちゃんと目印置いとくからさ!」


__という経緯で、今家にいる。

でも良かった。お母さんが出かけてくれて。夕飯は冷蔵庫にあるもので適当に作って食べよ。

それにしても…殺人鬼…いや、紅葉さん(さん呼びでいいのかな)と一緒に、森の家で住む、か…あんまり実感がわかない。というか、あの家、絶対に水道とか通ってないはず…これから、いや、今まではどうしてたのだろうか。そういえば殺した人の財布を盗んでいるって言っていたけど今時、カードとかアプリとかあるから現金を持ってる人は少ないと思うし、いても少ししか持ってないと思うけど、そのお金の量で2人分の食費とか足りるのだろうか?そう思い始めるとおかしな点がたくさんあり、ますます紅葉さんのことがよく分からなくなる。苗字は?年齢は?いつあの家を見つけて、いつからあの家に住んでいた?

__まぁ、考えても仕方ない。明日は早いから今日はもう寝よう。私は毛布にくるまり、疲れたからかすぐに眠りについた…

最後まで読んでくださりありがとうございました!!

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