まふらー
「アロイス様! マフラーできました!」
ずっと編んでたマフラーがやっとできたので、執務室にいるアロイス様の所へ突撃しました。
最近真面目に仕事ばかりしているアロイス様。狩猟小屋ではベッタベタだったのに
片時も離さない!って感じだったのに、本邸に移ってからは昼は仕事と言って、かまってくれる頻度が落ちたアロイス様に私ミーシェルは遺憾の意を表したい。
「ミーシェ……ありがとう。嬉しいよ」
相変わらず、にこって笑顔が百点満点ですね!
「でも、一つしか無いようだけど……? 保管用でいいのかな」
「違います。使います。これは、アロイス様に編んだ物ですが、アロイス様だけのものではないんです」
「どう言う……」
「こうやって使うんですよ?」
私はアロイス様にくっついて、頑張った長〜いマフラーを自分とアロイス様の首に巻いた。
「私とアロイス様ふたり用です。今度街にお出かけする時は、鎖じゃなくてこれにしましょう?」
本邸に移ってからは、結婚するまではとか言って適度な距離を保とうとするアロイス様に私ミーシェルは遺憾の意を以下略。久しぶりにくっつけたので、にっこにこな私である。
と、アロイス様の表情筋が死んでる! なんで、どして!?
「い、嫌でした? 流石のアロイス様も発想が寒くて引いちゃいました!?」
ふわ
あ。キスだーうれしー
ふわ……はむ
む? はむ? ほわっつ?
ぬにゅぺちゅちゃぷ…………………
ぬ…ぬーーーー!!?
その後、散々貪られた。適度な距離とか嫁入る前とか……どこへやったんですか。アロイス様……。
「ミーシェが悪い。僕が必死に保ってた距離を縮めるから
もうずっとキスしてたい……」
「よろこんで!」
そんなわけで今日も平和です。




