第零話 其の弐 次回予告 空豆ちゃん篇
第零話 其の弐
次回予告 空豆ちゃん篇
「頭領ちゃん! お願いしてたの、出来てる?」
「あゝ! 出来てるけど? 良いの、アレで……?」
「うんうん! オ〜ケ〜、有り難う!」
「監督ちゃん……勝手に作って大丈夫? フラグちゃんブチ切れると……思うんだよな?」
「良いの良いの! バレたらバレたで、次の手を考えるから!」
「わたしは、作れる喜びがあるから。頼まれれば、いくらでも作るけどさ」
「有り難う! 頭領ちゃん! 機材はもう、入ってるの?」
「あゝ! 仮装ちゃんが、やってくれてるよ! もう出来てると思うけど!」
「グッジョブ!」
「バラす時は、何時でも声かけて! 速で、ばらすから!」
「多分、直ぐにお願いすると思うけど!」
「オッケー!」
「機材チェックして〜っ! 出来たらいくよ〜っ!」
「……あっ、そうか! ジョシュウちゃん! 空豆ちゃん、呼んで来て!」
「空豆ちゃん? ですか……? 来てましたっけ?」
「そうよ! 私の直感が、そう囁くのよ!」
「はいはい……また例の、直感ですか……?」
「良いから! 空豆ちゃん、呼んで来て!」
「はいはい……呼んで、来ますよ〜……来るって言ってたかな?」
バタバタバタバタ……。
「空豆ちゃん、入りま〜す」
「キャラバンちゃん! 何でも良いから、取り敢えず……廻して!」
「アイよっ!」
「あの〜……すみません、呼ばれて来ました……けど? 何だった……で……しょうか……?」
撮影中です! 空豆ちゃん!
ペラっ!
ライブ、放映中!
「えっと……撮影中だとか、ライブ放映中って? 何の事でしょうか?」
おめでとうございます!
あなたに 白羽の矢が立ちました!
「……? おめでとうございます。ビックリマーク。あなたに……しらはのやが……たちました? 何でしょうか?」
次話の予告篇をお願いします!
パチパチパチ!
「……」
今、撮影してる零話・其の弐ですよ!
「撮影って? 何ですか? 私達ち、観戦組出すよ?」
隠しキャメラで、撮影してますよ!
本編!
「えっ……あれ? 撮ってたんですか? 本編って! 何の事ですか?」
今も撮ってますよ!
あちこち佰ケ所で!
「……」
「おい、良いから喋らせろ! 廻ってんだぞ!」
「了解っす!」
ぺらり!
キュキュキュツ!
すみません、放映中何で!
適当にお願いします!
「……すみません。てん……ほうえいちゅうなので。ビックリマーク。てきとうにおねがいします? ですか……えっ! 今今今っ! 放映してるんですか? あっ……アレで! 撮ってるんですか?」
そうです 放映中です!
バ〜ンといっちゃて下さい!
「……」
ペラッ!
お願いします!
「……」
トントン!
お願いします!
トントン! トントン!
「……」
「おい! 固まってるぞ! 何とかしろ!!」
「……」
「監督ちゃん! すみません、ちょっと時間下さ〜い!」
「拾伍秒だ! テロップ入れろ! ダンシングちゃん、適当に音入れといて!」
「ほいほ〜い!」
大変御迷惑おかけいたします!
ペコリマーク、插入。
「はい! 拾伍秒って!」
タッタッタッタッタッタッ!
「空豆ちゃん! ガンバだよ!」
「いきなりこんなの……私、無理だから?」
「前さ、空豆ちゃん聞かせてくれたよね! 空豆愛!」
「空豆……愛ですか!」
「そうそう、そうだよ! みんなに、傳えてよ! 空豆ちゃんの、空豆愛!」
「良いんですか! 予告編何じゃ? 私の、空豆愛で……?」
「頼むよ! 監督ちゃん、いけま〜す!」
「空豆ちゃん、ぱ〜んと抜いて!」
「……あっ……やっぱり、無理です!……わたし……」
ダッダッダッダッダッ!
パチコ〜ン!
ペコリ!
「何やってんだ! 駄目じゃ無ぇかよ! ダンシングちゃん! 音被せて!」
「ほいほ〜い!」
「テロップだせ!」
大変御迷惑おかけいたします!
ペコリマ〜ク、再び插入!
「すいません! 一旦、止めませんかっ?」
「バカ野郎〜! 一旦、キャメラ廻したら! もう、行くしかねぇんだよっ! 何とかしろよ!」
「分かりました! とっときの奴いきますんで! ふ〜(御免! ゆるせ空豆ちゃん!)」
「あるんなら、とっととやれよ!」
「空豆ちゃ〜ん! こいつが、どうなっても良いのかな〜っ? ヘイヘイヘイ!」
「あっ、わたしのフライビ〜ンズ! 返して下さい! 酷い……ジョシュウちゃん?」
「この怒り豆、ぜ〜んぶ食べちゃうぞ〜!」
「嘘でしょ! いつの間に……? 返して下さい!」
「出来るよね! 空豆ちゃん!」
「お前ら、何やってんだ! 其処で!」
「覚えてろ〜! そうですか……はい! 分かりました! ジョシュウちゃん、わたしのフライビ〜ンズ! 一粒でも、食べたら絶対に……キッ! 許さないからねっ!!」
「……ゴクリ! 分かってるよ! 空豆ちゃんが、どれ程このフライビ〜ンズがす好きかって、知ってるつもりだよ。長い付き合いじゃ無いか!」
「信じられないよ! ジョシュウちゃん、今回急だったから……それしか、無いんだからね! 分かってる!」
「分かってるって! さあ、行こうか、空豆ちゃん!」
「ショシュウちゃん! 此れで貸し佰だからね! 全然、返してもらって無いよ!」
「纏めて、バ〜ンと返すから!」
「此れは本助手ちゃんと、ジョシュサちゃんに報告だね!」
「本助手ちゃんは良いけど、ジョシュサは勘弁して欲しいかな? 後で面倒くさいから!」
「バチバチだね! ジョシュウちゃん!」
「そうだね! やってくれるって事だね?」
こくり……。
「監督ちゃん、いけま〜す!」
「何時もそうだよ!」
「ダンシングちゃん、音戻して! アップでバ〜ンだ!」
「知らないからね! 突然ですが……皆さん! わたしの空豆愛! 聞いて下さい!(ペコリ)」
空豆ちゃん! かましちゃってよ!
「え〜と……空豆ってご存知ですか? ご存知ですよね(ん〜良いのかな〜)? この可愛らしいフォルム、皆さんの御使い頂いてます、空耳ワワ〜はこの空豆のフォルムが採用されています。ですからとってもお馴染み深い事と存じます。ふ〜っ……皆さんも突然だと思いますが、わたしも突然に此処に立たされておりまして……えっと……(頑張れわたし、頑張れわたし!)大きく分けて、食べれるお豆さんが陸つ有ります。大豆、落花生、エンドウ豆、インゲン豆、ヒヨコ豆、そして空豆です! Broad bean,Fava bean,vicia faba……」
「よっ! 空豆ちゃん!」
「で、主に炭水化物、食物繊維、脂肪、飽和脂肪酸、一価不飽和、多価不飽和、タンパク質、ビタミンA、β-カロテン、チアミンB1、リボフラビンB2,ナイアシンB3,パンテトン酸B5,ビタミンB6、葉酸B5、ビタミンB6、ビタミンF、ビタミンK、ミネラル、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄分、亜鉛、銅、セレン、水溶性食物繊維、不溶性食物繊維、ビオチンB7、水分がギュッと詰まったのが空豆なんです。野良豆、四月豆、夏豆、高野豆、天豆、蚕豆、お多福豆、何て呼ばれたりもしてて、秋には播種用に完熟して赤銅色になった、空豆の実を乾燥種子にして保存します。空豆の発芽地温は20℃前後、ひょっこりお芽めが出て、ニョキニョキと高さ50cm位伸びちゃうんです。弥生から卯月にかけて、参cm位の可愛いい薄紫色花弁に、黒色の斑紋のある真っ白いお花が咲きます。その黒い斑紋が真っ白いお花にあるので、不吉の象徴何て言われててわたしは悲しいんです。黒い斑紋があるだけで、何も悪く無いんですよ、空豆の白いお花さんは、嫌わないで下さいね。豆果がピ〜ンとお空に向かって立つので、空豆って呼ばれる様になったんです! 其の豆果が御蚕さんに似てるとこから、蚕豆って呼ばれたりもしますよ! そのお空に向かってピ〜ンと立った、豆果が空豆がドンドンと育っていくと、ふっくらした重みでじょじょに、地上に向いて下がっていくんです。お空と地の間の水平線より下へと垂れ下がる頃、縫合線が黒褐色に色付いていきますよ! そうです! 拾っcmから種類によっては、約参拾っcmに育った豆果の取り入れ時のサインが出たら、収穫しちゃいます! 壱つの豆果に参っつかな? 肆っつかな?と開ける愉しみもあります! 伍っつだと、おお〜って声でちゃあます! 豆果ごと、焼いちゃったり、お塩を効かせて茹でてよし、お米さんと共演や、甘辛く炊いてお多福豆にしたり、ファラフェル何かも良いですねぇ! わたしの壱押しは、ヤッパリ怒り豆! 油で揚げた、フライビ〜ンズです! ん〜ん、あのカリカリがたまんな〜い! はい……おわったよ! ジョシュウちゃん! フライビ〜ンズ返してよ!」
バンバン!
では、次回のタイトルロール
お願いします!
「えっ! まだなの……ではテン。次回のタイトルロールお願いします。ビックリマーク。ですね……はい! えっと、タイトルロール何て知らないよ……?」
ペラっ!
すみません!
ペラっ、ペラっ、ペラっ!
トントン!
次回第零話その弐!
この世界って……綺麗!
「……それ、言うんですね……はい! 読みますよ! えっとえっとえっと……次回第零話その弐。ビックリマーク! この世界って……テンテンテンテンテンテン……綺麗ビックリマーク! です!」
パチコ〜ン!
ペコリ!
「すいませんでした〜っ!」
「撮れ高はある! 良いから! 閉めさせろ!」
キュッキュッ、キュッキュッ!
締めの、決め台詞お願いします。
「締めのテン。決め台詞お願いしますですね! はい! あったかな〜……あっ! ビックバ〜ン!」
パチコ〜ン!
すいませんでした〜っ!
ペコリ!
「バカ野郎! 天然ちゃんに、何振ってんだよ! アレは、駄目だろ!」
ペコリペコリ!
キュッキュッ、キュッキュッ!
ポロリは、カンベンしてください!
ペラっ!
キュッキュッ!
空豆ちゃんの決め台詞で締めてください。
「ふんふん……わたしの、決め台詞で締めて下さい。ですか? 成程! ビックバ〜ンちゃんのビックバ〜ンは駄目だったんですね! 御免なさい! (ペコリ)」
ペラっ!
ポロリは、カンベンして下さい!
「えっ! ポロリは……カ・ン・ベ・ンして下さい。ビックリマークですか? わたしの、決め台詞じゃ無くて……良いんですか?」
パチコ〜ン!
ペコリ!
「てめ〜っ! 何、弐度言わせてんだよ! 面白〜じゃ無いか! ええっ!」
パチコ〜ン! パチコ〜ン! パチコ〜ン!
「監督ちゃん! カンベンして下さいよ!」
「もう、良いんだよ! お約束とか! 頼むから、締めてくれ!」
ペラっペラっ!
キュッキュッ、キュッキュッ!
空豆ちゃんの台詞で
お願いします!
「わたしの台詞は、えっと観戦組何で無いですけど? 皆さ〜ん! 空豆愛して下さ〜い! ニコッ! 以上です! 空豆モッチ〜でした! ペコリペコリ……」
「カアァットオッ! 撤収! あっちで、本編あげるぞ! 終わったら、またここで、予告篇だからな! 行くぞ!」
「了解です! 空豆ちゃん、有り難ね!」
「ジョシュウウちゃんとは、壱週間口聞かないから!」
「そっか! はい怒り豆……御免! じゃあね……」
バタバタバタバタ!
「皆さんご迷惑おかけして、すみませんでしたです! ペコリ」
ペコリ!
パチパチパチパチパチ〜……
「空豆ちゃ〜ん! 御苦労様! わたし達た、食堂行くんだけど、行くよね?」
「あっ! 大豆ちゃん! 行くよ!」
「おお! 声、出てるね!」
「えっ! そうですか?」
「アハハハハ……」
「あっちは、終わったんですか?」
「まだ、やってるけど。何かな……疲れちゃたからね……食堂使って良いみたいだから、皆で豆パーティーしようかってね!」
「豆パーティーてすか! 良いですねぇ!」
「あっちで、みんな待ってるし! 行こっか?」
「うん」
「お〜っ、空豆ちゃんお疲れ! これで、こっちに来てる観戦組メンバーみんな揃ったね!」
「みんな〜っ、遅くなりました〜っ!」
「おお! どうした! 空豆ちゃん! 声、出てっじゃん?」
「えっと……? (キョロキョロ)豆パーティー来ました〜っ!」
「おっ、乗り気だね! じゃあ、空豆ちゃん主体で、メインの逸品頼むわ!」
「えっ! わたしが、メインディッシュで良いんですか?」
「良いよ良いよ! 空豆ちゃん、頑張ったからさ! 小豆ちゃんもね!」
「わたしも、メインやりたい」
「じゃあ小豆ちゃんは、御赤飯やってくれるかな?」
「はい! やります!」
「後のみんなも、壱品づつだからね! お〜し、休憩いくぞ〜っ!」
「お〜っ!」
「豆ライン! 頑張ったもんね……」
アハハハハハ……。
ネクストステージへ。