4. 生かー。わりと、どうでもいいかな。(ノ≧ڡ≦)☆
「ん〜?スキルがあるなら、料理関係のスキルは欲しいかな。春夏さんのレシピを広める為にも自分である程度作れた方がいいから。」
「ああ。確かにそうだね。じゃあ、料理は決まりかな。あと、器用さが上がるようなスキルも良いよね。《神の手》かな。」
「神の手?!」
「うん。仰々しく感じかもしれないけど、ある程度の所までは手本が無くても出来るスキルだよ。汎用性が高いしね。あと、《器用貧乏》かな。ま、これも補助かな。うん。」
「器用貧乏ってそのままだねありがとう!」
「あと、戦闘関係もいるんじゃないの?奏ってどん臭そうだし。」
「なっ!ど、どん臭く無いし!それなりに運動出来るし!」
「奏。運動出来るのといざと言う時に動けるのとは違うよ。まぁ、そこら辺は、体にインプットさせるからいいとして。魔力は持たせようと思ってるから、《魔力操作》と《魔力感知》かな。最初から向こうにいる人とは慣れが違うからね。魔力も有るんだからキチンと使える様になって欲しいからね。」
「!!そう言えば魔力が有るんやったね!それは、楽しみやわ。やっぱり、イメージが物を言うの?」
「まぁ、イメージもあるね。詠唱に関しても絶対に必要って訳ではないけど、詠唱があったらイメージ無しである程度の威力の魔法は使えるよ。」
「そうなんだ。工夫したければ、イメージ力を上げればいい訳だね。ああ、でもそこら辺も発展してるんやったらあんま可笑しくないのかな。」
「そうだな。属性に関しては、【火】【水】【風】【土】が基本だな。【光】と【闇】は、基本の属性に適正が有ったらだいたい使える。」
「ん?じゃあ、全属性とか珍しくないの?」
「まぁ、そうだね。上位属性に関しては珍しいかもしれないけどその5属性はそこまで珍しく無いかな。」
「そうね!上位属性は、その5属性の練度によって出てくるわね!【氷】だったら【水】+【風】よ!」
「なるほどね。練度ね。努力すれば、報われるって感じの世界なのね。」
「まぁ、そうだね。ステータスに関してはそうだねー。【闇】が悪いー!とか【光】が正しいー!とかは無いね。どの属性でも回復とか出来るし、ある程度の怪我や病気は《生活魔法》で治るしねー。でも、種族の中だと違って来るけどねー。」
なるほど。聖女とかは人の利己的な考えから生まれたのかな。それなら。闇も光も1つの属性としてシーフェルでは扱われているだね。まぁ、世界的にはみたいやけど。さっきの春夏さんの転移した国とかはそこら辺やばそうやなー。www
「そうだね。宗教国とかもあるからね。そこでは、【光】の上位の【聖】が崇められているからね。一概に属性の差別が無いとは言い難いかな。奏は、他の転移者と同じ様に5属性に適正は有るよ。」
「へー。そこら辺は平等なんや。」
「そうだ。発展させて貰い易い様にその分野のスキルを付与したりはしているな。」
「なるほどねー。あれ?じゃあ、あの女はどんな役割が有ったん?《魅了》の活用方法ってあんまり良いの思い浮かばんのやけど。」
「ああ、彼女はね。元々その素質を持って居たんだよ。ステータスだからね。魂の持つ情報を可視化してるだけだからね。それに、乙女ゲーム脳?って言うのかな。そんなだったし、地球で生きていた時も似たようなことをやっていたみたいなんだよね。」
「Σ(゜д゜;)じゃあ、なんで選ばれたの?」
「選ばれる子は、ランダムだし、あの時は、適正値が高い子が大勢いたからね。ある程度絞り込んだら、適当なスキルを与えて転移させていたんだ。だから、時々あんな子が紛れ込んでしまうんだよね。」
「Wow… そこは、神様の力で分からないの?」
「そこまで便利じゃ無いのよ!神の権能ってのは!ルーペ無しに砂の山からゴマだけを取り出すことなんて出来ないでしょ!もしくは、顕微鏡無しに葉っぱの色素とかを見ようとする行為よ!」
「わー。わかった、わかったから。そんくらい難しいってことなんやね。」
「ああ、そうなんだ。奏の様に最初っから決めていたらやり易いのだがな。」
「?決めてたってど言うこと?」
「野心が少なく、積極性は無いけど好奇心と楽観性が有る人は居ないかって地球の神に聞いたんだよ。そしたら、奏が推薦されたんだよね。しかもこっちの世界への適正も高かったしね。ハハ」
へーーー。そうなんだ。って、馬鹿されてる?私って地球の神にも馬鹿にされてるの?なんか嫌なんだけどー!これじゃ、こっちから居なくなってもいいからってだけで選ばれたみたいな感じがするんやけど!はー、イライラしてきたわ。やめたろかな。てか、確かに積極性とかは無いけどそれ以上に面倒くさがりだし?使命感?ってモノも有るけどね。やらなきゃいけないのはやるよ。でもさ、こんな感じで言われるとね。やりたく無くなるよね。ぶっちゃけ、寿命がまだあるんやったら私じゃ無くても言い訳でしょ?なら、この話受けなくてもいいかなー?
「ちょ、ちょっと待ってよ。ここで辞めたら、魂が消えちゃうよ!」
「んー?別にいいよ。そこまで生に執着とか無いし。ここで終わりでもかまわんよ。私は、」
「うぅ、ごめんって言い過ぎたよ。お願いだから、もうちょっと執着って奴をね持って欲しいんだけど。」
「ムリ」
「いやいや、ムリって。」
「ムリなモノは無理だよ。1回自殺しかけたこともあるし、何時死ぬかなって考えながら生きてた事もカミサマなら知ってるでしょ。私的には、消滅しようがしまいがどっちでも良いんだよ。」
「「「、、、。」」」
「あー。確かに、地球の神から貰った履歴書にもそう書いてあったけどね。ここまでとは思って無かったんだよ。飽き性が過ぎる。位だったし。でもね、こっちは、もう君に決めたんだよ。リシェルにも認めて貰える子ってあんまりいないんだよ。だからね、お願いします!」
「、、、。いいよ。でも、知ってると思うけとそこまで生きたいって思う気持ちは強くないからね。春夏さんのレシピを広めようとは思うけど。諦めは早いしね。生か死かってなったら死を選ぶかもだけど。それでも良いならいいよ。」
「うん。いいよ。でも、残りのスキルとかはこっちで決めるよ。体とかもね。だから、おやすみなさい。」
ん。眠い。おやすみだって。寝てたら、おわってるかな。
適当は、ちょうどいいという意味です。
ちょっと、主人公の異常性が出てきてしまいました。治るかな〜?
「ムリ」
って後書きに入って来ないでよ。奏。
「ムリなものはムリ。エタって終わるより。主人公が死んで終わる方が話的にはいいでしょ。」
良くない、良くないから!
ε-(ーдー)ハァ
(#^ω^)