同音異義語や対義語について
キーワードにも書いたけど、今回はしつこい説教だよ!
逃げたくなったらブラバとかして、自衛してね。
あと私見と偏見に満ちた文章なので、賛否両論が酷いでしょうし申し訳ありませんが感想欄をロックしています。
堅っ苦しいタイトルですが、結局のところは……。
れ っ つ ★ お 勉 強 ! !
最近の小中学校では習わないんかね?
ネットの素人小説投稿サイトの作品で、この辺も本当に酷いのよね。
なので、今回はタイトルについてのご紹介。
言いたいこと自体は簡単なので、お気楽に読んでくださいな。
~~~~~~
はい。
そんな訳で、まずは同音異義語から。
これについては簡単ですね。
口に出すと同じ音だけど、違う意味や違う漢字をつかう言葉。
ひとつの漢字で、同じ音の言葉全部の意味を含んでいるものばかりだと思うなんて、日本語を母国語とする人間じゃねーっすわ。
取り“除”く と “覗”き見る こんなに違うふたつの“のぞ”も一緒の言葉だとか思ってる奴なんて、日本人にいねーよなぁ?(歯ぎしり)
代表として、異常なほど目につくアレ。
“ついきゅう”
これを例にして少し語ります。
ついきゅう。
漢字変換でちょっと出すと“追求”“追究”“追及”とかって出てきますね。
この三つ、全部“ついきゅう”だけど意味が違います。
え? 音が同じならどれを使っても良いじゃん?
もしかして貴方は“石”や“医師”や“意思”や“遺志”とかさ、全部同じ音なんだからどれも同じだとか言っちゃう人?
違うよなぁ?
例外として、使われている漢字は違くとも同じ意味ってのも有るけど、意味が違うから違う漢字で表されてる訳だ。
だから、同音異義語は誤変換に気を付けて、意味にそった正しい漢字で使わねば誤解が生まれます。
誤認・誤解狙いやギャグ目的であえて使うのでないなら、違う意味でとられるのは避けたいよなぁ?
石を投げるつもりが医師を投げちゃったら、ギャグ時空でないなら大事故確定だもんな?
石の代わりに意思を投げちゃったら、無気力人間か植物人間か……まあとりあえず良い状態じゃないよなぁ?
と、ここまで書きましたが“ついきゅう”に戻りましょう。
自分の認識では、それぞれこんな意味で使い分けてます。
追求
答えの出ない問題を追い求める様子。
究極だの至高だのとやってる、アレが良い例。
人によって違う答えがあったり、決まった……明確な正解が無いものに対して使う。
追究
研究。
こっちはたしかな正解があるものに対して使う。
○○の法則とか、△△の定理とか。
宇宙空間とか他の惑星ではどうか知らないけど、□□をすれば☆☆になる。
こういったハッキリした正解を探す時にはコレ。
追及
言及。
大抵の作品ではこれが文字として正解のはずなのに“追求”を使われてしまう、悲しき被害者。
言及の意味する通りに裁判や取り調べをする時、相手へつかう。
「お前が犯人だな?」とか「あの犯行はどういった手口で行った?」とか「動機はなんだ?」とか。
主に、なにか悪い事に対して、問い詰め(られ)る際に見かける言葉。
チートがどうとかって作品なら、主人公のやらかしを問い詰める場合に使われたりもするね。
どう?
同じ“ついきゅう”でも、意味が違うでしょ?
言葉選びでこれらをちゃんと使い分けられる奴は、マジで格好いい。 言葉を大事にしてる良い奴だ。
もし漢字変換で迷ったら、ネットで調べれば良いさ。
今回で言えば[追求 追究 追及 違い]とか書いて検索してみれば良い。
それで調べて、出てきたのを自分なりに理解して解説したのが、上記のアレ。
よく見かけるもうひとつは“ほそく”とかね。
捕捉・補足・補則
似たようなのがあって困っちゃう(デスボイス)
補足
足りない部分を“足し”て“補う”から補足。
捕捉
“捕らえ(つかまえる・おいかける)”たり“捉え(認識する)”たりするから、捕捉。
補則
自分で調べてみよう!
ついでに蛇足
足の無い蛇の絵に足を描き足しちゃった話から、余計なモノを追加するって意味に。 はい、これぞ蛇足でした。
あとよくある間違いとして“魔方陣”と“魔法陣”
魔方陣
数学の変数マス×同じ数の正方形。
升目に全部違う数字を書き入れて、縦・横・斜め どこから足しても1列の合計値が全部おなじになるようにしろ。
とかって遊び? のやつですね。
魔法陣
ファンタジーお約束の、アレ。
作品世界毎に魔法陣の設定が違うので何とも詳しくは言えませんが、大体は大きな○の中にゴチャゴチャと何かが描かれていて、それが魔法の効果を生み出す~とか言う奴。
これ、こんなに違うのに「変換したら“魔方陣”とあったから、これで良いか~」的なのかな?
そんな感じので誤変換を出しまくってくれやがって。
よく見ろ。
お前は数学の方式の一つで、魔法の力を生み出すのか? 生み出せるのか?
…………いや。 なんか調べたら、これでオカルト的アプローチをしようとしていた時代があったとか、変な話も有ったみたいだ。
だったらこっちでも?
んーーーー。
………………設定次第かなぁ。
升目と数字ばかりの陣で魔法を使う世界を設計したい作者様は、ぜひ“魔方陣”でどうぞ。
ついでに 再開 と 再会も。
再開
再び開始する。
例:止まっていた計画とかもの作りとか、そう言ったモノの続きをする。
再会
再び会う。
例:小学校卒業と共に離ればなれになっていたあの子と、高校の同じ教室で鉢合わせる。
再会を再開に誤変換しても、逆でも、何も思わない奴は正直どうかと思う。
最近は実戦と実践の使い分けも悲惨ですわな。
実戦
実際に戦う。
実践
実際に使ってみる。
実践の践は踏むって意味で、多分経験するって置き換えているんでしょうね。
実験とか体験なら実践。 本当の戦いをするのが実戦。
覚えたスキルを実戦で実践してみる。
これで分かる? 意味がちゃうねん。
なに? 誤変換なんて俺なら大丈夫、問題ねーぜ?
おう! だったら一緒に、皮で医師切りしようぜ?
分からん? 見ず切りとか刎ね医師とか意う奴だよ! 皮へ医師投げて見ずで難解刎ねるかって遊び、分かるだろ?
………………狙って色々誤変換をしてるけど、この理不尽な医師への仕打ちは本気でひでーな(苦笑)
ギャグで狙った訳でないのに、自信満々に誤変換してると結構恥ずかしいから、気が向いたときに確認するのは大事よ? 本当に。
じつは同音異義語の言葉の意味を、使われている文字の意味から“大体は”推測できたりする。
なんでその漢字が使われているのか?
ってね。
そしてその予想はけっこう当たる。
“召喚”と“召還”とかね?
召は、立場が上のものが呼び寄せるって意味みたい。
それを踏まえて、喚ぶ。
あと還すのなんだから、違う意味になると。
……実際は喚び出すのと、喚び戻すのとの違い。
んで、喚んだモノを送り還す場合は、召還じゃなくて送還かな。
判別方法は、喚ぶ・送り還す対象が本来居る場所の違い。
異世界のモノを呼び寄せるなら……“召喚”。
異世界へモノを還すなら“送還”する。
異世界へ送り出していたモノを呼び戻すなら“召還”。
異世界は、異国でも別地域でも別都道府県でもお隣の家でも、好きに変換してくださいな。
大事なのは、そいつの本来の所属はどこか? って部分なのだから。
もう一つ例を。
“適正”と“適性”
最近、雑な漢字変換でよく見かける誤変換のひとつ。
適正は「適正価格でご提供!」なんて商売の売り文句があるように、ちょうど良いとかって意味。
適した正しい値段。
ほら、これで適正の意味は分かるでしょ?
適性の方はまた別。
適した性質で、適性。
適性検査や適性試験って言うでしょ?
異世界ものの、魔法適性もこっち。
魔法の場合は、適した属性になるかもだけど。
適性のある魔法を、場面に合わせて適正に使い分ける。
こうまとめて覚えられれば、間違いは減る……はず。
なお、適“正”試験ってのも無いわけじゃないけど、あまり聞かない。
道具や乗り物なんかで、それらが傷みにくかったり燃費の都合で適正な使用範囲や速度や回数なんかを、見つけ出す試験位しか“自分は”知らんし。
でもそうなると、耐用試験とか他の言葉も出てくる上に、そちらの方がしっくり来ちゃう所も有るし。
漢字ひとつひとつの意味を大凡で知っていれば、間違いは減ります。
まあ蛇足は昔の出来事からだし、文字から推測が絶対にできるって訳でもないけど。
横道な話だけど、同音異義語が嫌だ! 石が医師でも構わない!
なんて思う人がいるなら、どうぞお隣の国へ。
あの国のは同音異義語が大量にあるのに、読み分ける手段がなくてもそれでヨシ! とする言語です。
同じ言葉を使っても受け手次第で意味が変わる、恐るべき言語。
こっちの意図が、ちゃんと伝わらない言語。
……自分だったら、このややこしい同音異義語をしっかり覚えて、思った通りの意味が伝わる言葉の方が良いなぁ。
~~~~~~
次は対義語。
難しくないよ。 少しややこしいだけだよ。
意味としては、逆の意味をもつ2つの言葉。
“暑い”と“寒い”とか“熱い”と“冷たい”とか“好き”と“嫌い”とか、“好き”と“無関心”とか“嫌い”と“無関心”とか。
ここでも出たね“暑い”と“熱い”。 これも同音異義語。 それぞれの意味を調べてみよう。
調べたら本当に対義語になっているか、確認出来るんじゃないかな?
あと、好きの反対は単純に言えば嫌い。
でも、相手への感心・相手へ強い気持ちを向けるって意味では、同じ意味になる。
だから好きや嫌いの対義語は無関心。 この理屈も間違っちゃいないんだよね。
閑話休題。
代表として“役不足”と“力不足”を使ってみようか。
これ、けっこうな人が間違うんだよね。
簡単にしようか。
役柄 と 演技力
これにすれば分かる。
もらった役を演じきれてない。
つまり主役なのに、棒立ちだったり素人演技ばかりする。
悪役をあてられたのに、主役の引き立て役なのに、悪役になり切れていない。
引き立て役に成れていない。
これは 役柄>演技力 となるね?
役柄に演技力が負けた
だから力不足。
役の方が重くて、力が足りてない。
対して、演技力の過剰。
つまりもらった役柄におさまらず、主役より目立ってしまった。
主役をはじめとした、他人の見せ場も食ってしまった。
これは 役柄<演技力 となるね?
役柄が演技力に負けた。
だから役不足。
力の方が強くて、役が足りてない。
逆にしちゃったのを見る頻度よ。
でも実際の演技力って、どんな役でもそれに求められる演技をしっかりこなせる、そんな力だと思うんだけどね。
主役、犯人役、脇役、モブ役等々。
どれも過不足なく。
だから役不足ってのに疑問が無いわけじゃないけど。
アホな事を言うと、役不足力不足の本当の意味は、今回紹介したのとは逆で自分の記憶違いでした~!
なんて可能性もある。
もし本当にそうだったらごめんなさいね。
だけどまあ、その辺に突っ込んだら言葉の意味もなくなるし、無粋だし本筋に戻す。
これは特殊になるかもしれないけど、対になる言葉をセットにして呼ぶのが対義語。
普通なら熱い冷たいみたく直球で分かりやすい対義語と、役不足力不足みたく文字通りに読むと逆の意味になってしまう、ややこしい対義語もある。
~~~~~~
結局、言葉を調べてちゃんとした知識を持っていないと、間違った使い方をしてしまう。
書き物の途中で言葉の意味に疑問を持ったら、まず調べる。
これ“と”推敲……読み直しをして間違いがないか確認していけば、まず酷い間違いはしなくなるでしょう。
折角、書いてネットの海へ放流した自身の作品じゃん。
狙った形で読者側に受け取ってほしいじゃん。 それで出てくる感想は別として。
狙った形で読者側に受け取ってもらえないのは、本気で悲しいじゃん。
だったら相手へキチンと伝わるようにしたいじゃん。
間違い上等なネット掲示板やSNSや生配信コメントみたい言葉を使うばっかりじゃなくてさ、ちゃんとした日本語を使った方が伝わるじゃん。
だから国語を勉強しなきゃ。
文章を書くの、たーのしーー♪ な時期が終わったら、文章の書き方を考えていかないと。
小説を書くのは、楽しい事ばかりじゃないぞ?
さあ、勉強だ。
小中学生の頃の教科書を引っ張り出せ。
無いならプロの小説を読み散らかせ。
特定作家の作品ばかりじゃダメだ。 良さそう面白そうだと、少しでも思った作品なら全部に指を伸ばせ。
金がかかる? ならば図書館を利用しろ。 好きなだけ読めるぞ。
そこから文章の傾向と対策を見つけるんだ。
気に入った言葉まわしを覚えろ。
あえて使われている文法の誤用に感心しろ、笑え。
そして、話し言葉の“口語”と書き言葉の“文語”の違いを、作品を通じて理解しろ。
…………なに、押し付けがましい?
はっはっは。
覚えておいた方が良いのは、本当だよ。
これはおっちゃんからの老婆心だ。 純粋な親切心だよ。
まず読みやすさが違う。
普段から使っている、しゃべる言葉そのままを文字に起こしてみてよ。 そしてそれを読んでみて?
読みにくい場所、意味が2つ以上重なって理解に苦しむ場所、読み方によって誰“が”誰“に”何“を”しているのか分からなくなる場所。
そんなのがアホほど出てくるから。
口語と文語をどの位織り混ぜるかでも、作品の質が変わる。
お上品なキャラが「めっちゃ」とか使うか?
山賊・盗賊・野盗連中が、まともな敬語とか使うか? 使うインテリがいたなら、それは裏が有りそうだと疑う材料だ。
老若男女・賎しきものも貴きものも、みんなして一律に「なっ」なんて驚くか?
設定しだいで例外もあるけど、基本的な話だからそこはパス。
自分だけが分かる文章を書くなら、チラシの裏面にでも書けば良い。
もしくは黒歴史的な“じゆうちょう”や“こくごノート”でもいいけど。
そこから抜け出したいなら、それなりの努力をしないとね。
今回は何が言いたかったか?
“ついきゅう”の誤変換を見かける頻度と“○不足”の誤解(だと自分は思っている)を見かける頻度が異様に高かったから、言いたくなっただけ。
他にも“以外”と“意外”の違いすら分からん(または訂正しない)まま使うとか。
“以下”と“未満”や“以上”と“より上”の違いさえ覚えてないで、使い分けすら出来ないのとか。
“通り”と“道理” や “永遠”と“延々” や “適用”と“適応” なんかの似た音だからってごっちゃにしちゃって、判別不可能な同音異義語が増える可能性を生んでいるのにも気付いてないのとか。
えいえんはあるよ。
あるけど、えいえん と えんえん は意味が違うよ。
“音”を上げるが正解なのに、“根”を上げるなんて誤変換が常識みたいに使われている馬鹿っぷりとか。
「もうダメ~」とかって弱“音”を上げるんだよ。 植物の“根”っこを持ち上げてどうするんだよ。
性“根”? それは叩き直すもの、据えるもの。
そもそも根を下ろすって言葉があって、それは旅人とかの家がなかった人が、1つの所に定住する事を指す。
なので根を上げるのはその対義語として、定住地から旅立つ又は引っ越す等の意味となる。
よみがなが同じなら、意味でも何でも同じだろ? とか、無知を晒すんじゃない(最速で戻ってくる、投げたブーメラン)
言葉は意味も分からず使うモンじゃない(ブーメラン直刺し)
自動で文字変換してくれるからって安易に機械変換すると、雑過ぎて酷いことになるから、信頼するんじゃない(大型ブーメラン直刺し)
絶対にロクな事にならないから(鏡に向かって光学兵器の照射)
ましてや、その言葉でご飯を食べていこうとする者なら、なおさら。
なのに、その辺を軽く見て「ランキングの上位作品がこう使ってるから」なんてノリで前へ倣えするから、イラッとくる。
言わ“せる”を言わ“す”とか、言わ“せ”てを言わ“し”てとか。
言わ“す”、言わ“し”等はそれに相応しい場所がある。 使いどころを間違えまくられて、苦痛なのよ。
再放送の古い時代劇とかでも、時代考証や考察の結果か作者のクセか、似たようなセリフを吐きまくってたりするけど。
他に、凄“い”ばっかりかよ、凄“く”も有るんだからちゃんと使い分けろよ。
強“い”思う。 なんて言わないでしょ? 強“く”思うって書くでしょ? それと同じ。
逆に、強“い”思い。 なら使いますね。 意味が変わるけど、強“く”思い。 強く思ってナンチャラカンチャラ~って後に文章が続く使い方だけど、こっちでも“く”を使いますが。
これで文章の波? 流れ? テンポ? 音? そう言ったものが変わるんだよ。
ついでに言えば“すごいいい”って見たこと無い? 馬鹿に見えない? これ。
普通は 凄く 良い なのに、 すごいいい。
すごいーー って音になって、馬鹿っぽさが本当に酷いんだわ。
最近の凄いの使い方って、
凄ぉい□□って言ったり、凄い(一拍又は半拍空いて)□□
とかにチョクチョクなるだろ? そこで読書の、会話のテンポが崩れるんだよ。
と言うか、そう膨らんだり空いたりするのは、言葉の繋がりが上手くいってない部分だったりする“場合もある”んですわ。
それを上手く使うなら良いけど、そうじゃないなら余計な間だと感じるわけですわ。
使い分けとかキャラ付けじゃなくて、全キャラ一律なんだよ。 なんでみんなで、そんな言葉づかいなんだよ。
幼稚に見えるんだよ。 聞こえるんだよ。
これを古臭いとか言う奴には、鼻で嗤わせてもらいますわ。
物事の基礎中の基礎を古臭いとかそんな認識だと、作品が手抜き工事になってその内に事故を起こすぞ。
というかね、ややこしいとか言われるこんな同音異義語とかはね、読み間違いや分かりにくい表現の誤解を回避したり、補助するためにあるんだよ?
分かりやすく、読みやすく。 読む手を止めて、首をひねる時間を減らそうとする工夫なんだよ?
つまり、
勉 強 し ろ ★
書籍化作家の真似をする勉強じゃなくて、もっと偉大な先人達から学べ。
あ、いや。 中にはプロを名乗っていいと思う筆力をもった書籍化作家も、そりゃいるよ?
でもそれは極一部だ。
だったら商業作家が書く文庫本やハードカバー(を電子書籍化したものでも、もちろんOK)を読んで勉強した方が、勉強効率が段違いだから。
投稿してる作家の多くは似た言葉しか使わないから、他の本を読むことで貧しい語彙のまま~なんて悲劇は避けられる。
登場人物全てが「めっちゃ」を始めとした同じ言葉ばかり使うとか、キャラの書き分けの邪魔にしかならん事態も、語彙さえあれば何とかなる。
「言ってる事は同じなんだから、使う言葉もみんな同じで良いじゃない」なんて思うなよ。 それは登場人物を馬鹿にしている。
登場人物は作者本人じゃない。 作者が演じてるんじゃないんです。
人それぞれで違う人生を送り、その中でそれぞれ違う言葉にふれて育ってきたのだから、みんながみんな全く同じ言葉を使う訳ないじゃない。
オレっ娘もボクっ娘も居るんだから、それらが全員同じ口調っておかしくない?
価値観も人それぞれで、キャラによって嫌いな言葉・単語だってあるだろう。
それを決して使わないってのも、聞いたら不機嫌になるってのも、キャラの個性になる。
作者が普段から使っているのと同じ言葉しか使えない登場人物達とか、どんな言論統制なんでしょうかね?
作品から勉強になる部分を読み取れる奴なら、間違いなく絶大な効果が出るぞ。
いい作品、面白い作品はいい経験値になる。
熱心に、楽しく熱中して読んでいれば、上手に書くための傾向を“なんとなく”掴める。
そんな感じで、自然と文章力は上がる。
食わず嫌いはもったいないぞ~。
本の虫だ。 とにもかくにも本の虫となって、言葉を、文章を貪れ。
人間観察をして自然な会話を学ぶのも本当に良いけど、変な文章を書く奴なら観察より読書で基礎を身に付けてからが、良いと思うぞ。
ちなみに少し前に言った事と矛盾するかもだけど、どんな事でだって国語日本語の勉強になる。
○○だから△△になる。
この因・果を意識すれば、何でも教材ですよ。
数学で、答えだけじゃなくて計算式も書かなきゃいけない問題とか、あったでしょ?
それも文章のひとつ。
気分転換にお散歩へ行こうと思った (因) から、外で歩いている (果)
当たり前でしょ?
投稿作品には残念ながら△△(果)ばかり先行しちゃって○○(因)を忘れてしまったり、逆に○○の所にばかり気合いを入れてダレるのも有るわけだけど。
でも、これも文章。
そこに過程を加えると、文芸と言うか作品と言うか。
そんなものへ変わる訳だ。
根を詰める必要は無いけど、ちょっと視点を変えるとなんでも日本語の勉強になると、覚えておけば良いことあるかも。
……でも仕事中とか外出して運転や歩いているとかの時には、そんな考えは放り捨てて周囲へ注意を。
安全第一、交通安全、元気が一番。
手順確認ヨシ、安全器具確認ヨシ。
指差し確認ヨシ、ゼロ災で行こう、ヨシっ!
今日も1日ご安全に!
\ご安全に!/