転生
目が覚めると、私は何も無い白い空間にいた、
「地球の皆様、こんにちは」
私は声のした方を見てみる、
……なんだあれは、分からない、何かがそこにある、形が分からない、いや、形があるのかも分からない、見えているようで見えない、何か、
ただ分かるのは、ただそこにある、それだけだ、
「地球の皆様には申し訳ありませんが、我々の手違いで、地球を割ってしまいました、」
……割った?そういえば、お姉ちゃんと一緒にアイスを食べてたら、空が赤くなって……なんだっけ?
「地球を再生するにも、エネルギーが足りません、しかし地球が無ければ、皆様の魂は地球の輪廻の輪に帰れない、そこで皆様には、私の世界にて、魂を保護させていただきます、」
……俗に言う異世界転生というやつだろう、何時もネット小説で読んでます、
「そして、我々の不手際で地球を割ってしまったので、お詫び、と言ってはなんですが、何か一つなんでも願いを叶えましょう、」
……願いなんて無い……けど、
「俺は、チートな能力がほしい!」
私の隣に居た少しぽっちゃりした、いかにもオタクって感じの人が言う、
その人を中心に、お金が欲しいとか、美貌が欲しいとか、力が欲しいとか、皆が次々と願い事を言っていく、
……私の願い……お姉ちゃんと、今のまま一緒に居たい……
それ以外思いつかなかった、
「分かりました、皆様の願い、聞き届けました、それでは、良き異世界生活を、」
私の目の前が、また白に、包まれて行く、
「あ、私の世界は〜魔法と魔物に満ちた〜The異世界だから、頑張ってね〜」
……え?
そこで私の意識は途絶えた……




