表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/230

猫来軒のチャーハン

 今日のお昼ご飯は、猫来軒のじゃこ玉子チャーハンを注文しました。

 出前サービスがあるので、よく利用しています。


「まいど、猫来軒です!」

 今日は猫来軒のキジ虎のご主人、というかご主猫が、直々に届けてくれました。

 届いたチャーハンを見て、私はちょっとびっくりしました。

「これは、ひょっとして…」

「特別に、ネギ入りにしておきましたよ」

 猫の世界には、ネギ入りのチャーハンはありません。前に私がネギ入りを食べたいと言っていたのを、覚えていてくれたのです。

「お猿さんは、こういった変わった草も食べるんですね。動物園に勤めている知り合いに頼んで、手に入れたんですよ」

「ありがとうございます。でも…」

 私が値段のことを聞こうとすると、ご主猫が先に言いました。

「お勘定は、そのままでいいですよ。ネギはお猿さんの元気のもとって聞いたから、また手に入ったらサービスしますね」


 猿にはフルーツってイメージがあるし、猫の世界では猿を飼っている家も多いので、フルーツの差し入れなんかは、結構もらえたりします。

 でも、ネギはなかなか食べる機会がありませんでした。なので、ご主猫の気づかいがとてもうれしかったです。


 これからも、猫来軒をひいきにしたいと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ