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牧場長の来訪

 今日は、日曜日の猫間山観光牧場のイベントの打ち合わせのために、牧場長が本社ビルまで来てくれました。

 

 牧場長は猫原ミヤ子さんという小柄でグレーの短毛の年配の女性で、若い頃は競馬の騎手でした。

 「ターフの妖精」と呼ばれて大人気だったことは猫中さんから聞いていたのですが、いまもどことなく妖精を思わせる雰囲気を持っています。

 イベントは牧場のスタッフやミニチュアホースと一緒に牧場の中をまわるだけのものなので、打ち合わせ自体はすぐに終わりました。


 私は牧場長に尋ねました。

「牧場長は競馬の騎手で大活躍されていたんですよね。伝説のGⅠ猫塚記念、職場の先輩から聞いていますよ」

「いいえ、それほどでも……」

 牧場長は少し複雑な表情を見せました。

「私は、いい馬に乗せてもらっていただけですから。実力以上にもてはやされることに、苦しみもあったんですよ」

 なので早めに引退して実家の観光牧場を継ぐことになったときは、ほっとしたんだそうです。

「弟が継ぐはずだったんだけど、獣医一筋で生きたいって言い出してね」

「獣医ですか」

「ええ。私にとっては渡りに船って感じだったんですよ」

「そうだったんですね」

「でも、やってみると観光牧場もけっこう大変でね……」

 牧場長は苦労話をいろいろ話してくれました。羊の大脱走やら資金繰りのピンチやら、大変な内容ばかりなのですが、笑顔で話にオチをつけながら語ってくれたので、楽しく聞くことが出来ました。

 ちなみに、獣医一筋の弟さんというのがつい先日健康診断で私を診てくれた猫原玄齋先生だとわかって、世間は狭いですねと言っていっしょに笑いました。


 帰り際に猫中さんから頼まれていたサインをお願いすると、快く応じてくれました。

 牧場長も同じようにお孫さんから私のサインを頼まれていたらしく、私もサインをしました。


 猫間山観光牧場へは猫山電鉄猫間駅から猫山電鉄バスで二十分くらいです。猫間山ハーブ園ともバス路線でつながっています。

 お時間のある方は、ぜひこの日曜日に猫間山観光牧場へお越しください。

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