あぁ我が妹よ
初投稿です。
月曜日がやってきてしまった…
七日周期でやってくる憂鬱と格闘しながら起き上がる。
僕は 剣 結衣
近所の女子校に通っている一応女(の子?)だ。
一人称が僕なうえ普段ボーイッシュな格好をしていて髪が短いせいでよく男と間違われる。
名字が剣なだけあって僕の家では道場を経営していて、幼いころその「男ばかり」の道場に通っていたのが原因だ。いい加減女の子らしい口調で話せるようになりたいがそれがなかなかどうして難しい、はぁ…まぁそこまで気にしてもいないけどね、いきなり女の子口調になっても気持ち悪いだけだろうし。
自己紹介及びちょっとした自己嫌悪はここまでにして学校に行く支度をせねば。
着替えるためハンガーにかかった制服に手をかける。
その時、部屋の戸が開き一人の少女が入ってきた。
「おねぇちゃんおはよー」
あぁ~^
この少女こそ我が至高の妹である剣 千聖ちゃん様10歳だ。ちなみに道場には僕と母が近づかせないよう心がけていたため実に女の子らしく可愛らしく育っている。
「ちせちゃんおはよぉ~」
ちせちゃんが僕の部屋にモーニングコールにくるたびにこんな反応をする自分が正直気持ち悪いが、改めるつもりはないてか無理!
そしてこれもまたいつものように着替えながら僕のベットに腰掛けるちせちゃんをまじまじと眺め一日分の妹エネルギーを補給する。
「ちせちゃん、朝ご飯食べよっか。」
「うん!」
着替えを終わらせた僕とちせちゃんは部屋からでてキッチンへと向かう。
現在両親がヨーロッパとかそこら辺の国に勤務しているため僕とちせちゃんは親戚が大家をしているアパートで二人ぐらしをしている。そして父がいないため僕はわざわざ道場に通い手入れをするはめになっている。
そういえば、仕事が忙しく両親はほとんど日本に帰ってこないため寂しがっているんではないかと心配し寂しくないかとちせちゃんに聞いたことがあった。その時は、両親と一緒に住ませてもらうことも考えていたがちせちゃんは、
「おねぇちゃんが一緒だから寂しくなんかないよ。」そう言って微笑んだ。
ふおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
なんていい子なんだ…
あの時、感動のあまり目から血がでてきたのはいい思い出だ。
あれから数年経ちちせちゃんも成長したがその神がかった可愛さは健全だ。素晴らしい!
「朝ご飯まだ~」
天使の一声で我に返った僕は急いで朝ご飯の支度をする。
そして出来上がったトーストと目玉焼き、サラダを食卓へと運ぶ。
するとちせちゃんが可愛らしく首をかしげた。
ん?どうしたんだ…はっ!しまった!
久しぶりに思い出にふけっていたせいでちせちゃんの大好物のいちごジャムを忘れていた!
剣結衣一生の不覚。急いでいちごジャムを運ぶ。
「いただきまぁす。」
ちせちゃんは可愛らしい声でそういうと朝ご飯を食べ始める。
それに合わせ僕も控えめにいただきますをいって食事を始める。
満面の笑みでトーストにいちごジャムを塗るちせちゃんを見ているとちせちゃんの大好物というポジションのいちごジャムに時折嫉妬しそうになる、ていうかしてる。あぁもうちせちゃんに食べられたい!
いや、でもさすがに姉である僕の方がいちごジャムより好意を抱かれている……はずだ、よし聞いてみよう。
「ちせちゃん、ちせちゃん」
「なぁに?おねぇちゃん」
「ちせちゃんっていちごジャム大好きだよね」
「うん!」
「そっかぁ」
「でもねでもね、おねぇちゃんの方がもっと大好き!」
ふぁっ?!
うっ、だめだ、おねぇちゃん泣いてまう。
元気に「いちごジャムの方が好き!」って答えられたらどうしようとか考えてた僕はなんて愚かなんだ、あんな質問するまでもなかったじゃないか!
「おねぇちゃんなんでないてるの?大丈夫?」
妹に心配をかけてしま、うっ、くそうにゃみだがとまらひゃい
「おねぇちゃん、おねぇちゃん?」
「うっ、大丈夫だよ。ちせちゃんに大好きって言われて、嬉しくて」
「ほんと?じゃあおねぇちゃんはちせのこと好き?」
「もちろん!僕にとってちせちゃんは自分の命なんか比べものにならないくらい大切だからね!」
「命は大切にしないとだめだよ!ちせおねぇちゃんがいないと嫌だもん!」
「ふおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
開幕そうそう騒がしいですが剣家の一日はまだまだ始まったばかりです。
コメント機能あるか知りませんがアドバイスとかあると踊って喜びます。




