表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/16

報告と休息

人間族の少女が魔王城に捕虜という名目で療養を開始し、幾ばくかの時間が経過した夕刻時。


相も変わらず薄暗い書斎に、魔王と机を挟んで向かいに小奇麗な老紳士が向かい合っていた。


老紳士は左右に分けたミドルロングの白髪の髪と、同じくらい白い髭を同じように左右に生やしており、身だしなみは紳士服と胸ポケットには白いハンカチといかにも執事という言葉が似合う姿をしている。


彼が立っている前では、魔王が机に向かい手に持つ一センチ程の厚さがある紙の束を見ながら、一枚一枚丁寧に捲っていっていた。


流し見る形で目を通し、中程まで来た所で魔王が口を開く。


「ふむ、して原因はなんだ?」


「は、はっ。すみません、私共では此度の不始末の原因究明にあたりましたが、それが……」


「そうか。ふむ。ほうほう……」


受け答えをしながらも、ぺらぺらと魔王は紙の束を捲り、最後の一枚を読み終えたところで老紳士に目をやる。


老紳士はそれに対し緊張した面持ちで唾を飲んだ。


「よい。何もお前を攻めているわけでも、現場担当に何かしらの制裁を加えるという事もない。報告書を見る限り、今回の新規開店舗の開店に至る業務手段に何ら問題点はない。基本通りの手順を踏んでいるのはこの報告書にも書いてある。そう畏まるな」


「ははっ。申し訳ございません。魔王様」


「して、この一週間の来店人数が予想数の一割という結果に何か思うところはあるか?」


「い、いえ……私共も、新店舗を開店するにあたり、業務手順通りに、呼び込みを指定地域に流しております。これまでもこの方法によりミルプレア地域の新店舗はこれまでの店舗を開店する上でも同様の手順を踏んでおり、何故今回に限ってこの様な事態に陥ってしまったのかは私共の思慮の範囲外と申しますか……」


魔王からの老紳士への個人的な見解を述べよという返答に些かの不安も感じならが、老紳士は自分で考えれる事の範囲を話す。


事の顛末はこうだ。


バルアラン帝国よりも遥か南に位置するウィルミル王国という大自然に囲まれた世界で最も大きな農産業国があり、その西側ににミルプレア地域と呼ばれる穀物生産が盛んな地域がある。


その地域の中心にあるミルプレア村は、村とは言いつつも村を囲むように高さ四メートルもの石壁を隔て、今も尚拡張中だ。


というのも、魔王がウィルミル王国付近に《ダンジョン》を展開する上で、適当な地域と判断が下ったのが、村の繁栄に直結しているのが主な理由だ。


ミルプレア村はそれまでは穀物を生産する農家で溢れていたが、近場に魔王が建てさせた《ダンジョン》により、年々と《冒険者》の数が増え、村もそれに伴い《冒険者》向けの施設を充実させ、それを繰り返している内に最早村ではなく町並みと呼べる規模まで成長している。


農業もそうだが、ミルプレア村は今は《冒険者》で賑わいを見せている好景気な村だ。


そこに一週間前、ミルプレア地域に既にある二つあるダンジョンでは供給が間に合わないとなり、急ぎ完成させた物が今回の新店舗という事になる。


しかし、ここで問題が起きた。


新店舗を開店したのはいいが、一日、二日と経てど来店する冒険者の数が一行に増える気配がなかったのだ。


ミルプレア地域を統括している地域統括者は、他の二店舗に集客率を聞けば、日に日に伸びているという。


新規開店して店舗の情報は、ミルプレア村に魔神族の中でも人間族に容姿が近い種族を送り込み、それとなく噂を広めて宣伝する手はずはとうに済んでおり、今までもこの方法で興味を引いた《冒険者》がやってきては、その《冒険者》の話で次々に客が来店するというシステムのはずが、今回はそうはいかないでいるという結果になっている。


これに困惑した地域統括者は、その上司である営業本部長――今、魔王の前で冷や汗をかいているこの老紳士に、報告が上がり、老紳士は取り急ぎ魔王に報告しに来たという顛末だ。


(全く。人間族が魔王城に足を踏み入れたと思えば、新店舗での営業不振か。頭の痛い事だ)


魔王は苦笑した。


苦笑というのは、不快を感じているが、それでも笑っている事だ。


面白い――。


魔王は少なからず、この両方の件をどこか楽しんでいる様子で、口角がじわりと上がる。


「ふむ。では、新店舗の来店した第一号の客についてはどうだ?」


「一番最初に来店されたお客様ですか?」


「そうだ」


「すみません、報告書に記載されている内容外の確認は、その店の店長に聞かなければなんとも……」


「そうか。では、今回の件について、我の指示通りにしろ。まずは――」


魔王は今回の新店舗の営業不振について、営業部長である老紳士に告げた。


まず、第一にミルプレア村に行き、新店舗の内容についての吹聴の有無があるかの確認。


第二に、店長に確認し、来店した客らがほぼ同一の人物であるかの確認。


これを急務とし、第一での吹聴の有無が有だと確認された時点で、第二に行った人間の素行を調査し、所在を突き止めるというものだ。


この内容に老紳士は驚いた。


「ま、魔王様。もしや、一部の人間が店舗を独占しているというのですか!?」


「そうだ」


「まさか――」


老紳士が驚くのも無理はない。


新規店舗が開店する前には、村での宣伝は滞りなく行っている。


村全体が一つのグループでない限り、不特定多数駐在している《冒険者》の探求を止めることは出来無いはず。


そう思っていたが――。


「報告書を見たが、開店奉仕中とあり、宝箱が二倍設置されており、罠の数が半減しているそうだな。恐らく、第一号に来た人間は、危険度が少なく、尚且つ宝が山積みとあれば、独占したくもなるだろう」


「し、しかし! それを少人数でなど――」


「少人数などではない。恐らく、十数人規模の人間が関与している可能性がある。《ダンジョンシステム》が施工され、十六年だ。《冒険者》という職業は大まかな括りでしかない。その内側は多岐に渡る多様性を持って常に進化している。恐らく、盗人や盗賊と言った犯罪者達の集団と見るべきだ」


《冒険者》という職業は、一般的には《ダンジョン》での収入で生活している人を指す言葉だが、その《冒険者》も、《ダンジョンシステム》が世に広まった十六年の現在では、多種多様な分類上にあった。


例えば、魔物、魔神族狩りを目的とする《討伐隊》から、アイテムや素材を収入源とする《探索者》や《ダンジョン》に足を運ばなくとも、《ダンジョン》由来の素材で物を生成する《生産家》や《研究者》等、《ダンジョンシステム》出所由来の事柄を直接でなくとも携わり、それで生計を立てる人たちもまた、《冒険者》だ。


最近では、それらの《冒険者》としての職業の差別化を図るため、国同士での会議が行われ、《ダンジョン》に関わる職業を確立させる動きがあり、政策として取り入れようとする動きが活発になっている。


国が《冒険者》を支援する日が来るという事だ。


だが、それを望んでいない《冒険者》も多く、この事案に関しては中途半端に進んでいないという話もあり、国としては頭を抱える事案でもあった。


魔王から言わせれば、私利私欲で動く国は、国ではないと言い、やはりその政策を非難している。


そうした《冒険者》だが、中には悪質な《冒険者》も少なからずいる。


主に多いのが窃盗だ。


《冒険者》が《ダンジョン》から持ち帰った物を奪う輩のことで、大半は置き引きだが、強引な手段を取る人間は出入り口での待ち伏せ等もある。


この窃盗という行為を個人ではなく、複数人で行使している集団が、ミルプレア村に潜伏している可能性があると魔王は睨んでいた。


「恐らく、新店舗が出現するという情報を操作し、開店日時をずらし吹聴し、その集団の何人かで先に店を訪れる。店は、客は知らないだろうが、呼び込みの為に行っている奉仕中であり、その人間は内容を見て、罠が少なく宝箱が多いことを確認すると、集団を使い『罠が大量にあり、宝も少なく、強敵揃いで死にかけた』等と適当な傷でも作り吹聴して回ったに違いない。同じような証言をする人間が複数人も出てくれば、真実味が増し、それが真実だという先入観を他の《冒険者》に刷り込ませる事で、他の《冒険者》を排除したのだろう。奉仕中の宝箱にさぞかし味をしめたに違いないな」


魔王が言った内容は完全に魔王本人の推論に過ぎない。


だが、話の筋は通っている――いや、通り過ぎていた。


老紳士は、さらりとその推論を喋る魔王を前に、唾を飲んだ。


というのも、地域統括者から、ミルプレア村では近年治安が悪化しつつあり、窃盗や強盗による被害が多数出ており、騎士団が動き出しているという情報を聞いていたからだ。


だが、今回の報告書はあくまでも新規店舗の営業不振という内容である為、この事柄には一切魔王には触れさせてはいない。


だが、それ以前に魔王は魔王城から一歩も外には出ておらず、耳で聞く情報は営業本部長からの収支関係や営業経過報告等であり、地域毎に訪れる《冒険者》の傾向と把握、その統計は店ごとに違うため、店舗ごとにまとめ、それを地域統括者に上げ、地域統括者が営業方針を指示し、その支持内容を本部長に報告し、その動向の結果である収支の関係を魔王に報告する流れになっている。


だからこそ、営業本部長でさえ知りえない、店舗やそれを利用する《冒険者》が滞在する場所の状況等を魔王は魔王城にいながらにして理解をしている事に、営業本部長である老紳士は、改めて魔王がどういう存在なのかを再認識した。


尊敬と畏怖の念が老紳士の心身から込み上げ、気づいた時には片膝を床につき、忠誠の証を示していた。


「はっ! では、魔王様の仰る通りに、村への吹聴の有無、店舗利用者の素行調査を遂行する旨、確かに承りました。《ダンジョンシステム》営業本部長モロゾフ・ボルガ。必ずや、魔王様のご期待に添えるよう尽力を惜しまず、業務を敢行致します」


「うむ。頼んだぞモロゾフ。次に我に報告する時は、《ダンジョンシステム》を歪ます存在が確認出来なかった場合でよい――確認出来た場合に対処は、お前に一任しよう。その場合は結果が済み次第報告しろ」


「ははっ!」


力強い返事と共に、老紳士――モロゾフは踵を返し、足取り強く書斎を後にした。


モロゾフが書斎を出て行くのを扉が閉まるまで見届けた魔王は、はあと一息をつく。


(犯罪者の集団が出始めたか……良くない傾向だ。だが、当然といえば当然か。皆、生きていくのに必死だ。他人の物を奪わなくとも、奪っても、明日はやってくる。死ぬまでは生きるのが生物だ。だが、その行為は怠慢であり、傲慢でもある。《ダンジョンシステム》の悪用は、人間族でも、例え魔神族でも許すわけにはいかないからな)


モロゾフが魔王に対する認識を改めたのは、魔王が先を読む力があるという事に対してだ。


だが、それは魔王にとって――いや、魔王でなくとも、このくらいの動向は人間族では当たり前だ。


暮らしが豊かになれば、それだけ犯罪者も増える。


人間族は、そういった歴史を辿ってきている。


魔神族の様に、魔王を神のごとく崇め奉る様な、宗教的概念を含む種族であるが故に、モロゾフは豊かになれば犯罪者が増えるという概念自体が喪失していると言える。


魔神族にとって、豊かさとは種の繁栄であり、それを妨害する行為は殺しであり、それが日常だ。


人間族の様に、いくつもの統治する国を持ち、更には細かく分類させた町や村等といった居住区を、人間族である人間が分かれて、それぞれに規則を作る生活とは違う生活を魔神族はしている。


魔神族は、魔神だけではなく、人間族という人間単一を指す言葉ではなく、そこには植物種、獣種、鳥種、虫種、竜種、物質種、妖精種、精霊種etcと数え切れない程に分類されており、さらにそれら大部分からの細分類に関しては研究者も根を上げる数になるだろう。


そういった様々な種族が、混雑し、それぞれに縄張りを持ち、それぞれが生きるために生活している環境では、自分の種族同士で争うという概念が存在しない。


種を残すため生きるのが生物であり、繁栄こそが最大の目的である魔神族は、人間族の様に同一種族内での争い事が理解できないと言ったほうが正しい。


また、知性を持たない食物連鎖の枠組みに入る魔神族の方がむしろ多いのも一因だ。


魔王は、魔神族故の弊害だな。と考えるのを諦めたが、もし人間族と魔神族がお互いに共生し合う日が来るのならば、避けて通れない。


魔王はその矛盾を考えないように、もう一息、ため息を吐いた。


そこへ――。


「まっおうさっんー! お茶持ってきましたよ!?」


「何故疑問形なのだ」


「え、いらないんですか?」


「いや、貰おう」


「ですよね! 知ってました!」


何故か胸張りどや顔をするリーリス。


それを見て、魔王は思わず苦笑した。


何故か上機嫌のリーリスは、持ってきたお盆をテーブルに置き、慣れた手つきでお茶を淹れていく。


さっきまでの重苦しい雰囲気が、嘘のように晴れ、リーリスが無意識に鼻ずさむ様子で、薄暗い部屋も心なしか明るい雰囲気に包まれる。


「はい、どーぞ!」


にこにこ顔で手渡されたティーカップを魔王は受け取ると、ほのかに香ってくる甘い匂いを楽しむと、一口味わう。


「美味いな」


口に広がる独特な茶葉の風味と、後を引かないすっきりとした甘さがいい塩梅で清々しい香りだけが鼻に残る。さすがリーリスが淹れただけはある。


気づかない内に喉が渇いていたのか、魔王は香りを楽しみながらも、数秒と経たない内にティーカップを満たしていた紅茶を飲み干した。


それを見越してか、リーリスがポットを持って、既に魔王の横に立っており、空になったティーカップを受け取ると、再びティーカップに紅茶が注がれ、いい香りが辺りに広がる。


「ありがとう。リーリス」


八分目まで満たされたティーカップを再び受け取ると、魔王はその香りを口で楽しんだ。


一時の安らぎを感じた魔王は、当たり前のように自身の身の回りの世話をしてくれているリーリスに目をやる。


「どうかしましたか魔王さん? もしやこのお茶の秘密を知りたいとか考えていませんよね? これは一子相伝の血も大地に滴る並ではない修練の果てに会得した奥義なんですよ? それを部屋に篭もりっきりの傍から見れば葉物野菜風な魔王さんにとてもじゃないですけど教えるわけにはいきません。死にたいんですか?」


「え、いや。別段お茶の淹れ方を教授する気など――」


「言わなくても分かります。知りたいという思いも分かります。でもダメです。ダメダメです。ダメダメな魔王さんなんです。だからダメです」


「そ、そうか。それはすまん」


「いいえ! 謝ることはないんですよ! 魔王さんがダメダメだからだとしても、例え葉物野菜風のひょろひょろで風に飛ばされてしまいそうな魔王さんだとしても、いいんです。魔王さんがお茶を淹れられなくても、私がいるのでいいんです」


「……そうだな。いつもありがとう、リーリス」


「当然です!」


自信満々のリーリスの返答に、微笑む魔王。


リーリスの温かさにはいつも救われていると実感する。


魔王があの日、リーリスに打ち明けた自分自身の夢を諦めるわけにはいかないと、この自信満々なリーリスを見て、そう思った。


今思えば、何故あのタイミングでリーリスに打ち明けたのかは、魔王自身もよく分からなかった。


ただ、単なる思いつきや勢いだけで、リーリスに語ったわけではない。


リーリスがいるから――リーリスだからこそ、魔王も恥ずかし気もなく語れたのだろうと思う。


それは、秘密を共有したいとかではない。


そう――それは、同じ夢を抱いて欲しいという、一種の願望だったのかもしれない。


リーリスなら、きっとそれを受け入れてくれると、そう感じたからだ。


「いつもありがとう。リーリス」


魔王は改めてリーリスにお礼を言う。


「な、なんですか急に、もう……分かってますから大丈夫ですよ」


『大丈夫』と言った時のリーリスの顔が、どことなく大人びて見えたのは気のせいだろうか――。


「そうだな」


それだけ言うと、魔王は手に持つ紅茶を口に運ぶ。


人間族と魔神族との問題、《ダンジョンシステム》とそれを利用する《冒険者》の関係と、《冒険者》と各国との関係。


そして、魔王城にやってきた人間族の少女の目的。


神々の凪の水面下で混線と入り乱れる情勢の中で、一時の休息に興じる魔王は、今は仕事を忘れ、リーリスの淹れたお茶と雑談に花を咲かせるのだった。

【リーリスの後日談】

「魔王さん、大変そうだったな……」


《ダンジョンシステム》営業本部長――モロゾフと魔王のやり取りを扉の前で待っていたリーリスはそれを振り返る。


話し声こそ小さいものの、それでも内容は聞こえてきた――もちろん、リーリスは扉に耳を押し当てている。手に持ったお盆からティーセットを落とさないように盗聴する技術はさすがといっていいのかは置いておく。


内容を振り返り、やはり、人間族との共存は難しいのかな。と、なんとなくそう思っていた。


だけれど、自分自身が直接なにかできるのかと言われても、なにも出来ることがない。いや、なにをしたらいいのか分からない方が正しい。


でもだからこそ、リーリスは心に決めたことがある。

魔王の身の回り、そして、魔王が求めることは率先して行動に移すという事。


つまるところ、自分の仕事だ。


魔王も自分の仕事をきっちりこなしている。


リーリスも、自分の仕事で魔王の手を煩わせてはいけないと、人間族の少女の件も含め、改めて心に誓う。


「――にしても感謝されて、大丈夫ですよーとか、ちょっと図々しかったかな?」


と、男心を知らないリーリスは、ちょっとだけ反省をするのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ