三言目
ども。読んでくださってるかたありがとうございます。今回は名言とは言えなくても印象に残った言葉も紹介しようといくつかそう言うものも入れてあります。
では早速
『いつでもどこでも誰とでも連絡がとれるということは、いつでもどこにいても誰からも逃れられないということ』《???》
携帯電話について論じた文章に書いてありました。確かに最近はそのような風潮が強いと感じます。メールに返信の早さを強要されたり、子供の居場所がGPSでわかるようになったりと常に誰かの目線にさらされている気もします。小説も空いている時間に自由にかけると思うと、逆にプレッシャーになったりします。こうなると一層自分だけの時間を持つことの大切さを改めためて感じます。
『月が綺麗ですね。』《夏目漱石》
これが「I love you」の訳語。つまり「あなたを愛してる。好きだ。」という意味らしいです。この言葉が外国から輸入された当時、日本では自分の好意を相手に直接伝えることはあまり好まれませんでした。そこでこの言葉をなんと訳そうかと頭を悩ました漱石は「月が綺麗ですね」と訳したそうです。思ったんですけどこれって結構使えませんか?例えば好きな人に「月が綺麗ですね」と言ってその人がこの話を知っているなら真意が伝わるし、もし知らなかったら、「??」と思われるだけで傷も浅いです。ちょっと暗号っぽいですが、何かロマンチックな気がします。
『人生はA=X+Y+Zという方程式で表せる。Aは成功、Xは労働、Yは遊び、そしてZは沈黙だ。』《アインシュタイン》
これを初めて聞いたときは「口は災いの元」という言葉と繋がりました。また、日本のことわざにも「沈黙は金、雄弁は銀。」というものがあります。本人が詳しいことを語らなかったらしいので真意はわかりませんが、おそらくそのように捉えていいと思います。要するに成功するためには我慢も必要ということだと思います。
『正論は正しいが、正論を武器にするやつは正しくない。』《図書館戦争、有川浩》
これは私もそう思います。私も経験があるのですが、正論を言われると正しいので論理的には何も言い返せないのですが、それは何か違うと感じてしまう。何か機械的な感じがして人間味が感じられない、そんな感じがするのです。結局その時は沈黙でやり過ごした(沈黙は金!)のですがあとから考えれば、論破出来そうな感じでした。でも論破したところで自己満足以外は特に何も得られないのですが。
最後に
『確かに法律は不完全である。しかし法律は人間が世の中を良くしようと努力してきたものの積み重ねだ。』《DEATH NOTE》
主人公が法律の不備を指摘したときに父親に言われた言葉だと思います。確かに世の中を悪い方向に導こうと考える人間はいない。(そう信じたい…)逆に良くしようとみんな努力していると思う。けれども人間である以上最初から完璧であるのは無理で、それにその人間が七十億もいるのですから全員にとっての幸福というのはほぼ不可能だと思います。けれどもその不可能をできるだけ可能に近づけるために人は頭を捻り、ルールを作るのだと思います。今の法律に疑問符がつくようなところもありますが、上のように考えるとまだまだ成長途中なのかなと思ったりもします。