二言目
何か本文中にも名言を引用していたりするのでわかりづらくなっているかもしれません。前回と同じ四つなのに文字数が大分少なくなった。次からもっと増やそうかな。
では早速
『これでよし』《ドイツの哲学者、カントの最期の言葉》
シンプルな言葉ですが、何か全てをやりきった感があります。似たような言葉にバカボンパパの「これでいいのだ」があります。心配になったときにこの言葉を聞くと元気付けられます。あとは「大丈夫」という言葉もこの類いでしょうか。よく聞く言葉を改めて考え直してみると意外にインパクトがあったりします。(アンパンマンの歌とか。何のために生まれて何をして喜ぶ…)多用すると有り難みは失われるものですね。
『真実はいつも少数派』《湯川秀樹》
日本で初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹の言葉です。何か正しいような気もしますが、実際はそうでもない気がします。まあ、数の暴力に振り回されないでということを言いたかったのでしょうか。ビルゲイツも「一度は人に笑われないと独創的とは言えない」と言っています。偉大なことを成し遂げる人は周りから認められなくても信念を曲げない人なのでしょう。何か最初に紹介した名言に繋がった。でも大事なのは真実が少数派にあるのであって、少数派が真実ではないことでしょうか。
『脱皮できない蛇は滅びる』《ニーチェ》
大人になってもまだ子供っぽい人などに言うといいと思います。まあ、何をもって脱皮というのかは微妙ですが。あとは保守的な人とか伝統を重んじる人にも使えると思います。しかし逆に言えば脱皮さえできればまだまだ伸びることができるとも言えます。単に捉え方の違いですが。ただ実際に使ってしまった日には「ニーチェの言葉だよ」と言えばいいかもですが、言わなかったら多分変な目で見られます。
最後に
『黙れ!貴様に清麿の何がわかる!父上が言っておったぞ、変わったのは清麿ではなく周りの友達だと!実際清麿が何をした!貴様みたいに誰かに暴力を振るったりカツアゲしたりしたか?学校に来なくてもいいのは貴様の方だこのデクノボー!』《金色のガッシュ!! ガッシュベル》※清麿は登場人物の名前
たぶんこんな感じの台詞だったと思います。言いたいことはわかりますが、いかにも漫画っぽい台詞で実際にこんなこと言ってる人は見たことがありません。でもこの台詞はすごく印象に残りました。いじめのニュースを見て思い出しました。学校に来なくていいのはお前の方だ、というのはその通りだと思いました。変わったのは周りの方というのもよくあることです。でも実際には頭ではわかっていても何の解決手段にもなりません。漫画の台詞みたいなことをいっていじめが解決するなら苦労しません。作者が考えるいじめをなくす一番の方法はいじめという言葉を使わないことだと思います。初めに言葉ありき、というのはどっかに書いてあった言葉です。まあ、実際はただの言葉遊びで根絶は無理だと思いますが。
こんな言葉を自分の小説でも書けたらいいなあ、と思いました。