一言目
はじめまして。
このエッセイは作者が自由気ままに書いております。出来れば続けていきたいですが、ネタ切れなど色々な理由ですぐにやめるかもしれません。
このエッセイの目的は、作者が名言・格言好きということで日々書き溜めた本、アニメ、日常生活などから名言・格言を紹介して作者の感想を書くものです。出来ればあまり有名でないものを紹介したいですが、たぶんそう長くは続かないと思います。良かったら感想ください。
では早速
『でたらめでもいいから自分の考えを信じて対決していけば世界が変わる』《魔王、伊坂孝太郎》
この言葉は作者が今のところ一番好きな言葉です。「自分の考えを信じろ」というのはよく言われることですが、それに「でたらめでもいいから」という修飾がつくだけで何だかすごく新鮮な印象を受けました。あんまりこの言葉を肯定するとよくある怪しい新興宗教とかも肯定されてしまうのでその部分はどうかなと思いますが、それでもこの言葉で救われるような人も多いような気がします。実際作者はこの言葉の影響で救われたようなものです。世の中には自信を失ってせっかくいい素質を持っているのに諦めるような人もたくさんいると思います。そう言う人にこの言葉を胸に刻んで進んでいってほしい。これは作者の考えで少し横暴かもしれませんが、止まって足踏みをするよりかは絶対に進んだ方がいい。なぜならそう言う人が百人いれば必ず一人くらいは本当に世界を変えるようなことをやってのけると思うから。ここで百人とも足踏みしていては何も起こらないのだから。
次いきます
『僕の前に道はない。僕の後ろに道はできる。』《道程、高村孝太郎》
似たような言葉に「人は道の上を歩くのでない。人が歩いたところが道になるのだ」という言葉もあります。こちらは確か中国の昔の本に書いてあったと思います。前にこの言葉が好きだということを友人に言ったら、後ろ向きだね的なことを言われました。確かに「僕の前に道はない」だけ聞くと、今から自殺する人の言う言葉にも聞こえますが。要は自分のやって来たことは確実に形に残るのだという風に作者は解釈しています。練習は裏切らない、的な。高村孝太郎と言えば他に興味深い話があるので紹介します。高村孝太郎は小説家(詩人?)かつ彫刻家で有名ですが、本業は彫刻家でした。それで彼は師匠に「文章なんか書いてる暇があったら、そのぶんの労力を彫刻に回せ」と言われたそうです。ごもっともです。しかし孝太郎は「彫刻に専念したら胸の中の雑念が作品に入って駄作になってしまう。私はそのような彫刻に関係ない思念を全て文章に書いているのだ」と言ったそうです。この話を聞いたときこれはすごく汎用性が高いなと思いました。例えば「遊んでないで勉強しなさい」といわれたら「勉強に専念したら…」という風に返すみたいに。とりあえずまあこんなこと言えるのはちゃんとそれなりの量をこなしてる人だけですけどね。経験が浅いと道も細いですから、若いうちは選り好みせずに色んな経験をして歩く道を太くした方が安心だと思います。
『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』《???》
「愚者は…賢者は…」のパターンで、「愚者は時間の過ごし方を考え、賢者は時間の使い方を考える」というのもあります。似たような言葉ですが作者がこの言葉を聞いたときはすごく納得した覚えがあります。要するに受け身かそうでないかですが。これを真似して作者が考えたのは「勉強に追われると成績は下がり、勉強を追うと成績は上がる」というものです。ただ言ってみたかっただけです。さて、経験に学ぶか歴史に学ぶかという話ですが、歴史を大切にしないと同じようなことを繰り返す言いたいがために作ったようにも思います。私は経験に学ぶことが悪いとは思いません。森鴎外の舞姫だって鴎外がドイツ留学した時の経験をもとにした話ですし、実はノンフィクションでは?という話も聞いたことがあります。作者の学生時代をもとにした小説なんてたくさんあります。むしろ歴史は知識として万人で共有できるものですから最悪、一人詳しい人がいればそう困らないと思います。(あくまでも作者の意見です)
最後に
『お前は臣下を救うだけで導くことをしなかった。そのあと臣下がどうなったかはわかるな』《fate/zero イスカンダル》
最後は結構最近仕入れたものです。若干のニュアンスの違いは許してください。人の上にたつ王(現代で言うならリーダー)として大切な言葉だと思います。リーダーとして大切なのは、今の状態をただ良くすることではなく、それを続けること。一時的な救済だけではどんなにいいことをしてもダメなんだと思います。分かりやすく言うなら、貧乏な人を救う手段としてお金をただあげる(救う)のではダメで、仕事を与える(導く)のが正しいということでしょうか。リーダーに限らず人の上に立つ人は自分がいなくなったらどうなるかということを考えて、ちゃんと次の人を育てるなりしてほしいものです。でも「三代目が会社を滅ぼす」という言葉もあります。歴史を見ると源氏や北条氏は三代目で将軍は終わりですし、逆に足利氏や徳川氏は三代目が活躍した人で名が残っています。やっぱりシステムとか形式とかを決めておいた方が継続はしやすいのではないでしょうか。習慣は大事!
以上こんな風に気ままに書いていきたいと思います。