表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/40

【アーカイブ番号:IMM-EXT-041】

ACCESS_GRANTED: CLEARANCE_LEVEL_3

[STATUS]:RESTRICTED / MODIFIED

[SOURCE]:Bureau of Emotional Administration

分類: [環境適応指針 / 資源選別プロトコル]

記録内容:境界島「第零ゲート(通称:エントランス・スラム)」視察時の情動防壁維持について


■ 概要(System Log):

本島は帝国本土の無菌状態を維持するための「行政的濾過装置」である。

他大陸からの移民・難民に対し、中濃度魔力環境下での「待機(試練)」を強制することで、帝国市民としての適性を物理的に選別パージする。

視察職員は、現地における「孤児」「無許可商人」「竜血依存者」等の全損個体に対し、過剰な情動バグも抱かぬよう最新の情動防壁パッチを適用(パッキング)せよ。

島内での死亡、略奪、および[削除済]は、帝国法外の「自然現象」として受理される。


■ 内部独白 / 遺棄ログ:

……船を降りた瞬間、迫りくるのは「排泄物」と「焦げた魔力」の混ざり合った独特な臭気だ。

本土の清潔なマナに慣れた鼻には、ここでの呼吸さえ全損( 窒息 )に近い。


[削除済]を求めて、泥にまみれた子供が僕の靴を磨こうと縋り付く。

その瞳は、「救済」を信じているが……それは、[削除済]。

君の兄さんは、昨日、魔力炉の[削除済]として本土へ「受理」されたばかりだよ。

「為替の罠」で送られた弔慰金が届く頃には、君もこの濃度に耐えきれず[削除済]になっているだろうね。

君の母さんはまた移民受付に並んでいるのかい?

それとも、[削除済]。


はやく標本を見つけないと。

[削除済]様が待っているんだ。

[SUBJECT_IMMIGRANTS ]

* VITAL: [EXTREME_DESPAIR / EUPHORIC_SPIKE]

* DATA_INTEGRITY: [COMPROMISED_BY_TOXIC_MANA]

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ