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【アーカイブ番号:CONFE-MALE-AD】

ACCESS_GRANTED: CLEARANCE_LEVEL_ 1

[STATUS]:ARCHIVED

[SOURCE]:Breeding Ethics Management Agency


分類: [情動省広報資料]

記録内容:雌化魔術の帝国臣民向け・行政啓発アーカイブ(名誉雌の告白 )


■ 概要(System Log):


序文:帝国医師会および軍事省公認ログ

「これは、かつて『雌』として 60 年の月日を国家に捧げ、現在はヴァルキューラ軍事省の精鋭士官へと還った、ある名誉雌の独白である。全ての臣民は、この忠誠の形を受理せよ」


【私はこうして『雄』を勝ち取った ― 或る名誉雌の回想】

「皆様、窓の外を見てください。キラキラと輝くマナカスの空、そして我が家を潤す温かな水……。それら全てが、マザーの慈悲であることを忘れてはいけません。

私は 60 年前、不名誉な敗北と一族の『算断』により、帝国医師会の許可を受け、雌へと書き換えられました。当初、私の誇りは全損し、軍事教練から逃れるための 20 年の妊娠期間さえ、屈辱という名の重圧でしかありませんでした。

しかし、一人、二人と、私の中から『未来の牙(純血)』が産み落とされるたび、私の脳は喜びにハッキングされていったのです。 3 人目の子が産声を上げたあの日、私は医師会の密室で、 一切の虚偽なくこう叫びました。


『私は、この喜びを、国家の暴力(雄)へと昇華させたい。私の雄化魔術許可申請を受理してください』


医師会の監査員は冷徹な目で、私の本心を剥き出しにしました。


薬物か魔道具による洗脳か?

金銭や血族を盾に取られた強制か?

否。


それは、三度の懐胎を経て、マザーの『竜種繁栄』という欲に同化した、純粋な渇望でした。

査定をパスし、私は再び雄へと還りました。今の私にあるのは、 60 年間の雌としての記憶と、それを燃料に変えて戦う、冷徹な軍人としての誇りです。

皆様、行政の手続きを恐れてはいけません。献身の先に帝国の微笑みがあるのです。

私は、こうして雄になりました。次は、貴方の番です」

[SUBJECT_FEMALE_BARON_2233]

* VITAL: [STABLE_EUPHORIA / NO_RESISTANCE_DETECTED]

* DATA_INTEGRITY: [CRITICAL_DEPENDENCY]

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