【アーカイブ番号:DRG-IMM-AD】
ACCESS_GRANTED: CLEARANCE_LEVEL_4
[STATUS]:ARCHIVED / MODIFIED
[SOURCE]:Immigration Bureau
分類: [資産運用 / 資源回収プロセス]
記録内容:属国由来ハイブリッド個体の「誠実な捕捉」および「最終全損」に関する行政指針
■ 概要(System Log):
本プロトコルは、属国に潜在する高純度マナ資源を、人道的かつ事務的に「国家資産」として受理することを目的とする。
「自由」という名の管理不全を排除し、全個体を[削除済]、繁殖、あるいは魔力炉への直接投入へと最適配分する。
特筆すべきは「為替の罠」による心理的支配である。個体の絶望を「家族への救済」へと変換することで、自発的な[削除済]を維持し、他資源の志願率を98.2%に固定した。
[削除済]金を差し引いても、純利益率は98%を超え、永続的な資源循環を実現。
■ 内部独白 / 遺棄ログ:
……ああ、地獄だ。
彼らは、自分が「家族を救っている」と信じて、毎日自分の鱗を剥がさせている。
[削除済]が、[削除済]に突き刺さる音を聞きながら、彼らが思い描くのは故郷の、黄金色の麦畑。
実際には、彼らが送る「0.1マナ貨」は、帝国の[削除済]一回分にも満たないゴミなのに。
最後、魔力炉に放り込まれる瞬間の、あの「やり遂げた」という顔。
[削除済]が、[削除済]と混ざり合って蒸発していく。
……でも、一番ひどいのは、彼らの弟が、その「兄を焼いた火」で温められた弔い金を握りしめて、笑顔で門を叩くことだ。
あはっ、あはははは!
誠実さ、って、なんて効率の良い……[削除済]。
【広告文:属国各都市・電波塔にて放送】
誇り高く、気高く、そして愛に満ちた君たちへ。
君の鱗が、コインに変わる。君の献身が、家族を救う。
竜帝国は、君の『誠実』を、決して無駄にしません。
――さあ、門を叩け。君の人生を、最高のレートで買い取りましょう。
[SUBJECT_IMMIGRANT_A-4012]
* VITAL: [PERSISTENT_REACTION / FINAL_EVAPORATION]
* DATA_INTEGRITY: [CRITICAL / ARCHIVED_AS_ASHES]




