【アーカイブ番号:SECRET-ANALYSIS-E】
ACCESS_GRANTED: CLEARANCE_LEVEL_4
[STATUS]:ARCHIVED
[SOURCE]:Enemy Nation B
(「ウケる」と落書きされている)
(赤黒い汚れがついている)
分類: 優先監視対象 / 解読不能(Paradox-Class)
記録内容:敵国諜報局・極秘分析文書
【帝国重要個体・特殊解析記録(ID:E-0723)】
■ 現況(Status):
* 帝国電法省の解体に伴い失脚。実質的な左遷として軍事省・兵站総監部へ移動。
* 階級:少尉(公爵位と著しく乖離)。
* 本人は「旧電法省の負債処理」を名目に低賃金で酷使されている模様。
■ 領地調査( E領にて):
* 領民からの支持率は異常値(98%超)。
* 「他の公爵のように捕食・略奪を行わない」「最下層民のインフラ整備を自ら視察している」「あの方は、竜の皮を被った聖人である」との証言多数。
* 分析: 帝国に稀な「人道的統治」を行う個体。弱点としての利用価値を検討中。
■ 捕虜調書:
* 前線からの帰還捕虜A:「我々が生きているのは、あのお方が『図面』を引き直したからだ。あれは死神を追い払う天使だ」。
* 矛盾点: 公式記録上、対象は「無勲」。実戦経験ゼロ。この証言は「集団的幻覚」の可能性、あるいは――。
■ 帝都世論の乖離:
* 上位階層: 「武功なし。無能。マザーの寵愛だけで地位を保つ寄生虫」。文化省高官は「ただの精巧な情動装置(人形)」と侮蔑。
* 軍部内部: 「軍事省ツートップによる過剰な寵愛。愛玩物としての扱いに過ぎない」との見解が主流。
* 特異証言: 「訓練場で伯爵級を瞬殺する姿を見た」との端末通信を傍受。直後に当該ログは軍事省により消去。
■ 最終勧告:
* 評価A: 帝国の弱点。彼を排除、または拉致することで、軍事省を暴走させ、帝国を内部崩壊させるためのトリガー。
* 評価B: 未知の脅威。もし彼が「無能」を装う帝国の真の脳髄であるならば、最優先排除対象。
■ 内部独白 / 遺棄ログ:
(……あの目で見つめられると自分の罪に気付かされる。実際に見れば理解できる。異世界通販を見たか?あの商品は[解読不能]。あぁ、生まれた時から[解読不能]になるべきだった。私は間違えていた。全てを捧げてでも[解読不能]。しかし金色の魔王が[以下雑音])
[追記]:
本個体に関する調査を深めるほど、こちらの工作員が「彼の慈悲深さ」にハックされ、亡命を希望するケースが急増。現在、直接接触を厳禁とする。
[SUBJECT_L / SECRET]
* VITAL: [FEAR/ JOY]
* DATA_INTEGRITY: [CAPTURE]




