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第二審 鋼のような心

エドワード

 逆転と裁判の国ギャクサイ

 ノーゲームとノーライフの国ノゲノラ

 ヘヴィーとオブジェクトの国ヘヴィト

 アクセルとワールドの国アクワル

 ドラゴンとボールの国ラゴンボ

 ワンとピースの国ワンピス

 コードとブレイカーの国コドブレ

 タブーとタトゥーの国タブタ

 ランデイとバーストの国ランデバ


「等々、国の数を挙げるとキリがない。しかし我々王道帝国ギャクサイは、これら全ての国に勝たないとならない」

「まあ、それはそうね」

 マジカルドロップの総括に、レイは頷く。

「取り敢えず今挙げた国を順々に切り崩し、取り込んで行こう」

「そうね」

 マジカルドロップの大胆な宣言に、レイは涼やかに応じる。


「ふ、くふう、んん」

「気持ち良いぞテトリス」

「テトリスって呼ばないで下さい」

「悪かった、ぷよぷよ」

 ぷよぷよはテトリスと呼ばれるのを嫌う。そしてぷよぷよという愛称を好く。以前何かあったのだろうか。しかし、実の妹に自身のドロップをマジカルしてもらっているとは、マジカルドロップという男は本当に大したものだ。全兄貴が見習うべきだろう。

「兄貴」

「いや、兄貴って」

「マジドロ兄さん」

「何だ?」

 ぷよぷよは恥ずかしそうに顔を伏せる。今のこの状況より羞恥するようなことは果たしてあるのだろうか。

「あの時のこと、忘れてないよ」

 ぷよぷよは袖を捲り、左腕に嵌めた腕輪を見せる。

「俺もだ」

 マジカルドロップは右手の手袋を外し、五本全ての指に嵌められた指輪を見せる。

「『トトスの木の誓い』だろ? 忘れる訳ないだろ」

「うん、コウとオズもきっと」

 彼らが何を言っているのか全く分からないが、まあ過去に感動的な何かがあった結果、二人はこんな感じになってしまったと理解しよう。ワンピースの過去話のようなものであり、特に意味などないのだ。そして麦わらの一味の連中は馬鹿みたいに重い過去を持ちすぎだ。人間なのだから全く何の苦労もせずに運だけで成り上がった奴とか居ても良いだろう。そう、バギーのような心……

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