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005

「ふう気持ちよかったでしょ? エマちゃん」


 「肯定、気持ちよかった」


 「ほんとに凄いのね。本当にあんなふりふりの服がパジャマに変わるなんて」


 湯気を立てて二人が風呂からがってきた。

 二人ともパジャマ姿。

 エマは衣服を変形させたらしいが、文香のはどこから

 

 「あらどう私のパジャマ姿可愛いでしょう! 前に密かに持ってきたパジャマを彼方の家のタンスにしまっていたのよ!」


 いつのまに俺一人暮らし両親は出張中をいいことにこいつは。

 まぁ二人共似合っている事は確かだが。

 それより俺はどこで寝るかな。

 ベットは二人に明け渡すとしてソファーでいいか。


 「あと貴方は私達と同じベットで寝てね」


 「なんでまた」


 唐突な文香の言葉に返す。


 「文香説明を要求する」


 「そりゃラブコメ定番シュチだし、嫌いだったら絶対しなくなからできるってことは嫌ってない証拠だからよ。こういう関係になれることで徐々に好感度を上げつつ。私が彼方の体を合法的に枕にできる利点がるのよ!」


 「お前最後が本命だろ」


 「あったり前じゃない! 好きな人の体を枕にできるチャンスをこの文香ちゃんが逃すわけがないじゃない!」


 全く煩悩むき出しである。

 

 「了解した。それはすぐに行う」


 「あせちゃダメよ! こういうものは少しづつやるから楽しいのよ! 最低でも一週間あるんでしょ? 初日は情報収集が大事よ!」


 「そうかじゃあ風呂に入ってくる」


 そういって文香に視線を飛ばす。


 「大丈夫よ! 今日はお風呂に突入しないから」


 ならいいのだが。

 そして俺は風呂場に向かった。


 

 そして風呂から上がるとまだ二人はリビングにいた。

 本当に珍しく風呂に突入しないのは意外だった。

 いつもなら何かにつけて風呂場に入ってくるものだが。


 「でたわね少し経ったら早速ベットインよ! 女の子の体の良さを教えてあげるわ‼ でもえちぃのはお預けよ!」


 「もうかまだ8時だが」


 「寝不足はお肌の大敵なの! そんなわけよエマちゃん! 手筈どうりにね!」


 「了解した。実行する」


 「うむよろしい! じゃあ行くわよ!」


 「いててて引っ張るな文香」


 と腕をつかんでひっぽるのだが何故が力一杯文香が引っ張るので普通に痛い。

 そしてそのまま俺の部屋に入ると俺をベットの上に突き飛ばす。

 これ男がする行為だと思うのだが。


 「じゃあ行くわよ! エマちゃんもそろってえい!」


 そのまま二人で俺の飛びのった。


 「ぐほっ!?」


 「何しやがる」というまえに文香が。


 「むふふふ暖かい!」


 「これが人肌の温もり興味深い」


 そういって二人は俺の左右の腕をとて自身の体を絡ませる。


 「ちょっと二人共」


 「どうエマちゃん異性の温もりは?」


 「そうていされていた嫌悪感はほとんどない」


 「なら大丈夫ね! 彼方を受け入れてるみたいだし!」


 「それは不明、嫌悪感を感じないだけと推測」


 「とりあえず嫌いじゃないってことよ! 今はそれだけでいいのよ!」


 「じゃあ電気消してくれ。俺がお前らでふさがってるから」


 「じゃ私が消すね!」


 そう言って文香が電気を消すがすぐには寝付けない。

 そういうのに疎いからといて女の子に興味がないわけではない。

 美少女二人に左右を挟まれすぐに寝るわけがないなど考えていたのだが。

 気づくと眠っていたようだ。


 「ここはまさか……」


 そう言って辺りを見回す紫色の雲の曇天古びた街並み、点灯と消灯を繰り返す外灯。

 いつもの夢の光景だ。


 「一体どうしたの彼方って何にここ?」


 「逃げるぞ化け物が来る」


 「何ってるのよ! エマちゃんはそのために来たんでしょ! これは本気で信じるしかないわね……」


 確かにそうだ、勝手に移動をして防衛対象の位置を変えるのは良くないな。


 「でも、なんで文香が俺だけみたいな言い方だったけど」


 「あれーおかしいなこんな子入れた覚えがないけど」


 その言葉に俺たちの視線は後方へ。

 それは体に不釣り合いなほど大きな鎌を携えた、小学校低学年ほどの身長の褐色の肌に白髪の女の子だった。

 顔は年と相応に愛嬌があってとても可愛らしい。

 服装はゴスロリで良く似合っている、


 「まぁいいや、お兄さんってエマの護衛対象でしょ?」


 笑顔を覗かせるが視線は氷のように冷たい。


 「そうだけど」

 

 「そうじゃあ悪いけど死んでもらえるかな?」


 「何を言って?」


 「むーー察しが悪いな君に死んでもらおうてことだよ!」


 「アンタいきなり何を言って――」


 「外野は黙ってくれないかな? 先に殺しちゃうよ」


 無邪気な笑顔で文香の首に鎌の刃を突き立てる。

 動きが全く見えなかった――この子もまさか。

 その子は文香の腰が抜け座りこむのを確認すると鎌を移動させ俺の首に。


 「僕の名前はスピカただのスピカさ! じゃあさっさとお兄さん殺しちゃうかな」


 「スピカ!!!!!!!!!!!!!!!」


 エマの怒号が飛び。

 スピカは鎌を上段構える。

 次に大きな金属音が響いた。

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