未来から来た女性5
「どうしよう。失敗した」
あれから機材をかたずけてベットに
とりあえず報告をと試みるが何故か通じない
次のチャンスはないのか
それよりほんまにあの女子小学生を抹殺しなければならないのか
あの子が未来で起こす犯罪とは
調べなければ
どうやって?
多分ネットもダメなはず
じゃタイムマシーンで未来に行き図書館で調べる
でも動く気配がない
考えているうちに昼になっていた
外に出るのは危険だが
何かを食べないと
意を決して外に出る
学校を横に見ながら通りすぎた
あの中に影川はいる
私は身を隠すように人混みにまみれていった
この時代の食事は初めてだがなかなか旨い
空腹を満たしたら眠気が襲ってきた
とりあえずあの部屋に帰らないと
学校の下校時間と重なってしまった
校門でしばらくまつが影川が出てくる気配はない
諦めて部屋に戻るとベットに
そして眠りに墜ちていった
どれくらい経ったのかドアをノックする音で目が覚めた
時間を確認すると午後8時を少し越えていた
「誰なの?この時代に親しい人はいないけど」
無視をしているとノックする音が激しくなってきた
どうやら居留守は無理みたいだ
「仕方ないか」
万が一に備えて銃を構えてゆっくりと開けて行くと
そこには
「いつまで待たせるのかしら?あなたは緑山さんね私は言わなくてもわかるよね。緑山さんあなたはもう狙われているわよ。あなたは私を委員会はあなたを。どう私を守ってくれないかしら?私はあなたを守ってあげるから」
影川瞳が威風堂々と立っていた