未来から来た女性
時は3XXX年
政府は増えすぎた犯罪を防ぐためにある法律を制定した
その数年前に開発されたあるものを使うことで可能になった法律
それは過去に向かいその人物を抹殺して事前に犯罪を防ぐ
通称ブラックファイル法
犯罪者の名前が書かれているファイル
そこに名前を書かれると抹殺の対象に
これはブラックファイルをめぐる物語
「準備出来ました。ターゲットの指示を」
『間もなくあらわれる』
「何か特徴は」
『白いスーツに赤いネクタイをしている』
「わかりました。殺れたらまた指示を仰ぎます」
ここで通信は切れた
私は未来から来た暗殺者
今ブラックファイルに名前がある奴を
しかしブラックファイルには名前しか書かれていないから特徴を聞かないと厄介な事に
前にも同僚が違う人物を殺ってしまって歴史が代わりかけた
まあ政府が黙殺したが
それより誰かが出てきた
スコープを覗くとターゲットと確認した
引き金に指をかけてチャンスをまつ
まだ早い
奴はゆっくりと歩いている
彼は未来で大量の殺人をする悪魔みたいな奴
奴が木の陰に
出たところがチャンス
慌てずにひいて素早く武器をしまう
確認はしない
私に失敗はない
「終わりました。次は」
『流石に早いな。じゃこの時代に向かってくれ』
指示された年号はここからそう遠くない
部屋を後にしてタイムマシーンに乗り込んだ