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ジャンル:日常|円、ブーメラン、花



朝日が顔を出しはじめる頃に目が覚める

この家に来てから買ったベッドから起き上がり、カーテンを開けるとまだ朝早いというのに電車は活発に動いており、横断歩道を忙しそうに渡る人が見えた

窓際の花に水をやり少し蕾がひらきはじめていることに気づき頬が少し緩む

冷蔵庫の扉を開け中を見るも何も入っていない

直ぐに扉を閉じコーヒーを入れた

飲み込んだ後に感じる苦味に顔を顰めながら家を出る準備を進める

少し小さくなった制服に身を包み、避雷針のようになっている寝癖を整える

鞄の中身をみて、忘れ物がないことを確認し靴を履いた

そして誰もいない空虚感漂う室内へ声を投げかけた

「いってきます」

その声は様々な壁で反射しブーメランのように自分の元へ返ってきたように聞こえた

朝食はコンビニで買おうと財布に1000円はあることを確認して家を出た

さあ、今日も代わり映えのない一日のはじまりだ

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