白の騎士
白の騎士
鼓動の音と火花散る剣
肺が燃えるように熱い釘を打つ
鋼のように固く
矢のように鋭く速く
狂わすほどの死の香り
何の為に戦い何の為に勝ち進む
逢いたい
ただ逢いたい
騎士となった美しい君に
私欲にまみれた悪に天の裁きを
生きて会おう
生きて笑おう
生きてまた
さあ剣を突き立てろ我が同士よ
命尽きるその場合よりも遥か遠くに
矢は届き悪は倒れた
さぁ勝鬨をあげろ英雄達よ
さぁ笑え友よ死した仲間の為に
幾重にも重なる白い幻影
手元には赤黒い水玉のリボン
君を奪う死神の影
何を奪っても何も手に入れられいない
どうして
正義は己の罪か貴方の子なのか
心の闇に正義をすてる
白い兜と鋼の剣
赤黒い私の心
溢れる汚物が水玉に変わる
それでも神は大地を照らす
私に正義を貫けと
例え私が悪魔となりても
神が私を悪魔と認めるその時まで
剣を振るう