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運命を必然にするための始まり
言葉なんていらなかった。
突然の出逢いは必然だった。
ありきたりだけど、心が震え、熱い感覚に逆らうことはできなった。
「対面同席五百生」
いつもなら浮ついてしまう言葉
もしかして・・・
これは・・・
ホンモノノハジマリナノ?
「ただ、逢いたくて。ただ、逢いたかった。」
お互いの身体の凹凸が隙間なく重なり、
愛液で滴る唇をいつまでも求め合った。
「ずっと待ってたんだよ。」
彼が私を呼んだのか・・・
私が彼を求めたのか・・・
必然に変える必要のある運命の始まりだった。