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休日

今日は休日で会社も休みだ。

こんな日は暇で仕方ない。

何をするか?

俺は部屋を見渡した。

そうだ、家を明るくしよう。

俺は出かける準備をした。


「どこかに出かけるのですか?」


唯が聞いてきた。


「ああ」


「なら私もついて行ってもよろしいですか?」


「いいよ」


「ありがとうございます! 準備してきますね」


「おう」


唯は部屋に入って行った。

あ! 確か今日はアレの発売日だった!

買わなくてはな。


「お待たせしました」


「よし行くか!」


そう言って電球とかが売っている店に行った。



「よし。でっかいの買うか!」


「はい! 大きい方が明るいですからね」


俺たちは店を見てまわった。


「大広間にはでかいのつけたいよな」


「これはどうです?」


唯が指さしたのはでかかった。


「これだな」


唯が選んだのを買った。

よし。あとはアレだな。

ゲームコーナーに行った。

沢山のゲームカセットが売っている。

アレはあるかな。


「何を探しているんですか?」


「今日発売のピロピロクエストだ!」


「あ! 私を知ってます!

モンスターを倒してレベルを上げるゲームですよね!」


「そうそう。レベルを上げている時が一番楽しいんだよ!」


俺は熱く語りながら新作コーナーを見た。


「あ! あった!!」


ラッキー! 最後の一つだったぜ。

俺は新作コーナーに置いてあったピロピロクエストを手に取ろうとした。


「「あ」」


俺は誠と顔があった。


「あ、あれ山波先輩じゃないですか。ど、どうしたんです?」


「よ、よう誠。お前こそど、どうしたんだよ」


こいつまさかピロピロクエストを買いに来たのか!?

俺も誠も気まずくなった。


「ぼ、僕はこのピロピロクエストを買いに来たので、用がないならかってきますね」


「まて誠。俺もそのピロピロクエストを買いに来たんだよ」


「でも一つしかないですよ」


「・・・」


「・・・」


気まずいな。


「じゃあここは後輩を優先するということで、僕が買わせていただきます」


「待てよ。ここは先輩に譲るのが礼儀だろ」


俺は誠の腕を掴んだ。

ちなみに唯はこの状況をみて焦っている。


「ちょっと離してくださいよ」


「お前が譲るなら離してやるよ」


「でも後輩に譲ってもいいじゃないですか」


「いいや! 先輩に譲れ」


俺も誠も一歩も退かなかった。

それほど本気なのだ。

このピロピロクエストがどれほど面白いのか知っているのだ。俺も誠も。


「もう仕方ないですね。

このピロピロクエストを賭けて勝負をしましょう」


「いいだろう。勝った方がピロピロクエストを買う権利を与えられるってことだな」


「はい。では僕の家のゲームで勝負です!」


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