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女の好物は世界で一番強い

脅されるようなことを想像していた俺は何と反応すれば良いのか分からず一瞬言葉に詰まった。

彼女が頭を下げたままだったのに気づいたのでとりあえず「大丈夫だよ。」と優しく言って彼女が安堵したことを確認した。

「何で誘拐されたか教えて欲しいんだけど」と言うと彼女は真剣な表情で「先輩は最近何か出来るようになったりなってませんか?」と言った。

「弓道をしてる時に、28m先にある的がくっきり見ているようなイメージが出来るようになったかな」と俺は正直に答えた。

彼女はこれを聞いて複雑そうな顔をした後に「それはおそらく千里眼でしょう」と言った。

「おい、千里眼ってあれか透視とかの俺はそんなに遠くのイメージはできないし、物を透けて見ることもできないぞ」と言うと「そうでしょうね。的が見え始めたのも三月の終わりぐらいからでしょう」と言われ反論しようとしたが、確かに的が見えるているようにイメージ出来るようになったのは三月の終わりだ。

「まだ恩恵が目覚めたばかりですからね。」と彼女が言った後に俺は気づいた。このチカラのことを何か知っているんじゃないかと。

『お前この力について何を知っている?他に俺みたいな奴もいるのか?』と聞こうした時

「そんなに焦らなくても全部説明しますよ。お茶しながらはどうですか?」

この誘いを断る理由もないので俺は彼女に着いていった。

数分歩いてカフェに着いた。

普通ならコーヒーを飲みながら色々なことを説明してもらえるのだろう。

だが、長谷川結衣は自分の好物がプリンだと言い無言でパクパクと食べていた。

そうパクパクと食べ続ける。この場所には自分しかいないと思っていると思った。

俺は早く説明して欲しかったので何度も声をかけた。だけど、返ってきたのは普段の彼女からは想像できない鋭い眼光だった。

彼女は自分の世界に入り込んでいた。

コーヒーのおかわりでも貰おう店員を呼ぼうとした時、世界が明日終わると言われた人がやりたいことをした後のような声で「美味しかったです〜」と満足げに言った。


書きたいことが溢れてくる。

感想待ってます。

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