受け入れようとしたらこれですか…
春ーそれは出会いと別れの季節と世間ではいうらしい
が、俺には関係ないと思っていた…
俺、式戸矢威華は今年、高校2年になった。
高校入学当時は、運命の出会いや隠された才能の開花するのではないかなどと素晴らしい青春を思い浮かべていた。
だがしかし、現実はそんなに甘くない。
運命の出会い?そんなの中学の時の方が女子との交流多かった‼︎
隠された才能の開花?そんな暇があったら自分の苦手なこと減らすよ‼︎(特に勉強面)
そんな感じで俺は、高校に入っても中学と変わらず自分の好きなことばかりして一年を過ごしていた。
と言っても悪いことばかりじゃなかった。
中学から始めた部活の弓道は高校で良い先輩、講師に出会えた。だからなのかは分からないが的の全てがまるで見えるかのようにイメージできるようになった。
思い浮かべていた高校生活とは違ったが、いい一年だったと思い2年になって3週間が経とうとしていた。
後輩はいい子ばかりで3年生も最後の大会に向けて気合いが入っていた。俺も頑張ろうと思っていたのに…
「んっんんゔぉん゛」気付いたら、誘拐されていた。
すぐに今、車の中で座っていると分かった。
いつ?どこで?なんで?誘拐されたのかという疑問が頭の中をぐるぐる回り続けて10分ぐらいしてやっと車が止まった。
「出ろ」と言われて大きな手で触れ口に貼ってあったテープを剥がした。
多分、男だろう。今の状況で抵抗したらなにをされるかわからないので言う通りにした。
「何でこんな格好なんですか〜‼︎」と甲高い声が響いた。何か揉めているようだったが、僕は気づいた。
「お前、一年の長谷川だな。長谷川結衣だろ‼︎」と俺はなにも考えずに言葉を放っていた。
「はい、そうですよ。式戸先輩」と甲高い声の正体である部活の後輩の長谷川結衣は動じずに言った。
そして、警戒していたおれを気にせずに、アイマスクと手を拘束している ロープを外して、彼女は「すいませんでした‼︎」と心地よいほど素直に謝った。
そう、彼女は委員長のような人の見本となるような性格なのだ。
まだ学園出てないけど学園もので超能力もでる(予定)
感想待ってます。
次→1週間以内に投稿する‼︎