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9 最強の勇者の弱点

皆さん気付いていますか。

まだ1日目です。

「うおぁぁぁぁハクハぁぁぁぁ!!」

「やかましい! 近寄るな!」


 抱きついてきたバクラを身体能力にものを言わせて、無理やりに引き剥がす。


 直後に短距離転移でスーラの背後に移動するが、バクラは諦めずに俺に迫ってきて両手を広げている。


 一旦側にいたトリニアに背負っていたリオーネを預けてから、スーラの体を片手で掴んだ。


「……は?」

「俺のために犠牲になれ」

「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」





……そのまま全力投擲!


 全速力でバクラに向かって突っ込んで行ったスーラに黙祷しながらも、あっさりと避けてしまうバクラに恨めしげな目を送る。

 スーラはそのまま部屋の壁にめり込んだ。


「むぅ、あまり寝室を破壊するな」

「誰のせいだと思ってるんだ、誰のせいだと」


 悪ノリが収まったのか、バクラは落ち着いた口調で話しかけてきた。わざとだったのではなかろうか。

 リオーネをトリニアから再度預けられ、背負う。


 全く、こいつはなんなのだ。この見た目で先ほどの行動と言ったら、完全に危ない、ソッチ系の方だと勘違いされる。


「それで、数百年ぶりに訪ねてきたっつうことは、何か俺に用事でもあったか?」


 腕組みをして、その筋肉をピクピクさせながら聞いてくる。


 そうだ、俺はこいつに問いただしたいことがあって来たんだ。こんなことでふざけてる場合じゃない。


「すっかり忘れてた。お前俺にロリコン疑惑かかってるそうじゃねぇかどういうことだ」

「ハクハ、違う、それじゃない」


 トリニアに突っ込まれる。


 いや確かに邪神云々のことも重要だけどさ、今は何より俺のロリコン疑惑をなんとかすべきだろう。

 あの噂拡げたのこいつなんだろ?一回締めてやらないと気が済まない。


「『リオーネは崇拝すべきロリ巨乳だ!』……なんて叫んでいたのは、ハクハじゃねぇか」

「うわぁ……」

「待てトリニア、俺から離れるな、誤解だ」


 俺の黒歴史を『バクラ』が『暴露』しやがった。自分で思ってて罪悪感に包まれてる。


 違う、本当に違う、あれは誤解だ。本当に誤解なんだ。


 遡ること数百年、俺が珍しく実験に失敗して、最高クラスの精神幻惑系の魔法にかかってしまった時に、『本音しか喋ることが出来なくなる』という謎の効果のせいで、そんなことを叫んでしまったのだ。


 それだけならいいんだけど、その時たまたま、俺のことを探るためにバクラが俺に、密偵のようなものを付けていたらしい。

 俺は精神幻惑系の魔法にかかって正常な精神してなかったから、そんなことには全く気付かず、密偵にはその叫びを聞かれて、バクラまで情報が到達したということだ。


 だから、あれは誤解だと言うことだ。俺は魔法にかかっていて、本能的に真実しか話せないような状態になっていたんだ。


「まあ、あらかた予想は付いてるがな。邪神のことだろ?」

「分かってるなら暴露なんてするなよ物理的にバラすぞてめぇ」

「冗談に聞こえないからやめろ」


 最近、トリニアのツッコミが漫才師レベルまで到達してきている気がする。といっても、出会って初日なんだが。


「一つだけ分かってほしい。俺やスーラは邪神復活に『反対』している」


 ため息をつきながら、バクラが言った。


「……やっぱりか」


 予想していた通りだ。バクラは無意味に世界に悪を為すようなことはしない。そういう男だということは、過去のことで十分に分かっている。


「なんだ、知っていたのか」

「予想していた、という方が正しいかもな。お前とはそこそこ長い付き合いだし、スーラとも話していて、お前らが邪神なんて害しかないものを、積極的に復活させるような奴じゃないってのは分かってる」


 その息子であるスーラも、少なくとも『人族どもを根絶やしにしてやる!』みたいな感じの奴じゃないことは、なんとなくで分かる。勇者の勘だ。


「なら話は早い。本題はここからなんだがな——」


 バクラはゆっくりと語り始めた。



 数十年前、魔族の国の中でも最大の都市である、ここ【ファフネア】に、一人の男が現れた。

 男は天使のように光り輝く、けれども悪魔のようにおぞましい翼を持っていたという。

 その男が言った。『邪神クロムスを復活させれば、アレを操る術を与える』と。


 普通ならば、怪しんで誰も信用はしないだろう。

 しかし、当時他種族に対して対抗心を抱いていた過激派のものたちは、途端に狂ったように邪神クロムス復活の計画を企て始めた。

 バクラが言うには、それこそ『操られている』かのような様子だったらしい。


 それからすぐに邪神クロムスの封印場所が特定され、過激派のものたちはすぐに動いた。

 封印の魔法陣の弱体、上書き、果てには破壊を企み、着々と邪神クロムスの復活へと近付いていたのだ。


 そんな中、バクラを中心とする穏健派のものたちは、邪神クロムスの復活を阻止するべく、魔法陣の強化や過激派たちの確保に努めた。


 そして、今日この日、過激派たちによる魔法陣のさらなる弱体化を防ぐため、スーラをダンジョンへと派遣し、魔法陣の強化を試していた。


「——ということなんだ」

「そりゃまた、面倒なことになってるな」


 その辺にあった椅子に座ったバクラは淡々と説明していった。


 だが、それだと少し違和感がある。


 そう、俺が聞いたとき、確かにスーラは『復活させるため』と言っていた。復活阻止するなら、むしろ俺たちに協力を要請するものではなかろうか。


 俺もスーラが復活反対の穏健派だというバクラの言葉には納得しているが、どうにもその点だけが腑に落ちない。


「スーラはな、過激派内部に潜入させている毒なんだ。だから、表面上は過激派を装ってもらっていた。自分が捕まって、自白を強要された時、相手が過激派側の奴の可能性もあるから、念のために黙っておけと言ったんだがな。まさかハクハにまで過激派側の話を伝えているとは……」

「ああ、そういうことならいい。バクラたちのやり方にケチをつけてるわけじゃないからな」


 要は、スパイだったんだろう。過激派側の情報は、スーラから得ていたということか。他にもスパイはいるかもしれないが。


 つまりスーラは俺たちが過激派側の協力者であるという懸念もあって、『復活』に協力していると言ったのか?

 もしもそこで、復活を阻止しているなんて言ってしまって、俺たちが過激派側の協力者だったとしたら、スパイとして終わってしまうからな。


 ああ、確かに、最後の最後まで演技をするっていう意味では、そのやり方で合っているだろうな。


 結果的に、スーラがどうにかして強化を試みていた封印の魔法陣は、俺が完全に修復してさらに強化までしてしまったわけだけど。


 もしかすると、あの後少しスーラがフレンドリーになったのは、魔法陣を強化する俺を見て『敵ではない』と確信したからだろうか。


「ありがたい。それで、今は何とか拮抗状態を保ててるが、いつ過激派の奴らが暴れ出すかも分からん」

「んで、俺に手伝って欲しいって?」

「何ともまあベストなタイミングで来てくれたからな。本音を言えばそうなる」


 それはまた、俺も面白いタイミングで来てしまったな。丁度困っていた時期に召喚されたってか。もはや、何か陰謀めいたものを感じるな。


 

 けど、ここで見捨てるのもどうだろうな。助けておけば邪神復活は阻止出来るし、バクラという大戦力に貸しまで出来る。


 百害あって一利なしならぬ、百利あって一害なしだ。面倒っていう害はあるけどな。


「いいぞ。ただし、貸し一つだからな?」

「恩にきる」


 俺が言うと、バクラは深く頭を下げた。本当に困っていたようだ。


「となると、何から始めるべきか」


 魔法陣の修復&強化は既に終わらせてある。元の魔法陣の解体に数十年かかってるような連中だ。スーパー強化されたハクハエディションの魔法陣を解体するのには、何百年かかることやら。





……あれ?




「魔法陣は直した。それも数倍以上高い性能にして。これって、問題解決した?」

「……そこ、一番困ってたところなんだがな」



……どうやら、俺、無意識に最大にして最難関の問題を解決してしまっていたようです。


 数十年もかけてやっと復活直前まで来たのに、たったの一瞬で成果がマイナスになったのだから、過激派の連中の気持ちは計り知れないものとなるだろう。二重の意味で原因を作ってしまった俺に言えたことではないけど。


「やれやれ、素直に感謝していいものか……取り敢えず、もういい時間だからな。今日はゆっくり休んでくれ。宿を手配しておく。この宿だ」


 頭を抱えて色んな意味で問題ごとに悩まされているバクラが言い、メモのようなものを渡してきた。書いてあったのは宿の名前と簡易地図。


 確かに、もう夕方。辺りは夕焼けに染まる頃だ。

 色々なことが同時に起こりすぎて、時間の感覚なんてすっかり無くなっていたが、いい時間だというのは真実だ。子供なんかは、今日の晩御飯が何かを想像して、ウキウキしている時間帯だ。


 日本では社畜のお父様方が、残業の恐怖に怯え始める頃だろうか。


「お、そうか。一番高いので頼む」

「お前、本当に遠慮ないな」


 トリニアに言われるが、あちらで用意をしておくと言うのだから、高い部屋を要求するのは当然だろう。ましてや、俺は客人で、助っ人だからな。そのくらいのもてなしはしてほしい。

 

 そういえば、【ガッダリオン】の【深紅の蒼狼】って宿を取ってるんだったか。ギルドに向かったっきり帰ってないけど、大丈夫かな。荷物とかは置いてないけど、俺鍵持ったままだし。一泊しか取ってないし。どうしよう。



……後でティルマに謝らせておくか。



「悪いな、ハクハ。明日までに色々と纏めておく」

「なに、英雄様に貸しを作れるなんて、そうそうない機会だからな。願ったり叶ったりだ」


 貸しというのは作られるのは嫌だけど、作っておくのはメリットしかないからな。

 それがそこそこに権力があって戦力になるバクラとなれば、作っておいて損はないだろう。


「そう言ってもらえればこちらも助かる。なら、俺は実際に外に出て、事態の収束に尽力するとしよう。本当にありがとう、ハクハ」

「気にするな。俺はまた、明日になったら来るからさ」


 俺は再度頭を下げるバクラに軽い挨拶を送って、バクラの寝室らしいその部屋を後にした。

 もちろん、ペンダントで姿を変えておくのも忘れない。





 再び【ファフネア】の街に繰り出した俺たちは、夜までの残り時間をどうするかに困っていた。



 俺が出した結論はというと。



「……寝るか!」

「まだ早いだろう」


 リオーネを背中に抱えたまま、右の拳を突き上げていうが、あっさりと否定される。


 時刻は未だ夕方。いや確かに早すぎるかもしれないけどさ、かと言ってすることもないわけなんだよ。


「つっても、やることなんてないしな」

「ギルドマスターとやらには、直接報告しないでいいのか?」

「さっき連絡は飛ばしておいたっていうのはあるけど、正直に言うと戻るのが面倒臭い」

「……はぁ」


 大きなため息をつかれる。そんなに重要なことでもないわけだしさ。別にそこまで呆れたような、蔑むような目で見ないでくれ。俺、そういう方面には目覚めてないから。


「しかしまあ、実際問題、寝るには早すぎるか……」

「早すぎるというより、まだ夕方だぞ。何時間寝るつもりだ」


 20時間ほどですけど?



……と言いたいところだが、殺される気がするので言わないでおく。


「トリニアは何かしたいことでもないのか?」

「そこで私に振るか、普通? いやまあ、そうだな……少し空腹感はあるが」


 空腹、か。俺も学校で昼飯食ってから、何も食ってないな。

 かと言って、特別死にそうなほど腹が減っているというわけでもない。元々少食なのもあるからかな。


 けど、トリニアやまだ眠っているリオーネは違う。龍人族がどのくらい食べる種族なのかはちょっと不明だが、龍のあの状態の空腹を満たすレベルだと言われたら、ぶっちゃけ外に出て魔物狩る他なくなってしまう。特大サイズの魔物をな。


「龍人族ってさ、どのくらい食べるんだ?」

「あまり大食というわけでもない。龍人の状態でなら、人族よりも少し多い程度だ」


 あまり、って言葉は信用しないぞ、俺は。その言葉には幾度となく騙されてきたからな。

 そもそも、龍状態のあの姿で『あまり大食じゃないんですぅ〜☆』とか言われても、自分たちからしたら大食じゃなくても、俺らからしたら十分大食じゃんってなってしまうわけで。


 今の姿なら人族より少し多い程度らしいけど、それもあまり信用出来なさそうだ。リゲスだって胃袋破裂するんじゃないか、って疑うほど食ってたし。


 いやでも、沢山食う女の子って、ちょっと良いかもしれない。リオーネが頬をリスみたいに膨らませて、ご飯を頬張ってるところを想像すると、なんだか微笑ましくなってくる。


「そうか、それは良かった。ここらで飯を食ってもいいけど、魔族って普段なに食ってるんだろうな」

「先ほど、城に着くまでに集合屋台のようなものを見かけたが」


 あ、それなら俺も見た。美味しそうな匂いがしたから、そっちを見たら幾つもの屋台と食品店とかが並んでる、商店街みたいなものがあったんだ。

 残念ながら、スーラたちとの話に集中してたから、何の屋台かまでは見てなかったけど。


 魔族のことを知るいい機会かもしれない。


「なら屋台巡りでもしようか。どうせ暇だし」

「私は異論はないぞ」



 こうして反対意見もなく、俺とトリニア、リオーネの三人は屋台の集合地へと向かうことにした。






「……なぁ」

「どうした、美味いぞ?」


 トリニアは現在、ある屋台で買った串料理を、両手に持っていた。


 俺にも片方をおすそ分けしようとしているが、全力で拒否をする。


 白いその見た目は、日本でもよく見られる『アレ』を彷彿とさせる。

 

「いや、だからいらないって……」

「そんなことを言っては失礼だろう。一口でもいいから食べてみろ」


 ジリジリと近寄ってきて、嫌がる俺に片方の串を突き出してくる。


 目の前にソレが突き出された俺は、思わず身震いを起こしてしまう。全身の毛が逆立つ。鳥肌が全身を襲う。


 寒気だ。強烈な寒気。妖精たちが暮らす【ユグドラシル】で暮らしていた時は毎日のように見かけた。


 ソレは、悪魔だ。















「む、無理! 俺、『虫型』だけは無理だからぁ!!!」


 俺の目の前にあった串に刺さっていたのは、少しだけ焼き目がついた、巨大なイモムシ型の魔物。

 名前は【ミルキーワーム】。噛み締めるとミルクの味がする(らしい)15cmほどの白いイモムシで、世界中どこにでも存在していやがる。


 この串料理、【ワーム串】とか言うそのまんまの殺したくなるようなネーミングで、8コリオン。およそ80円。土を掘り返せばいるような魔物なので、値段も安い。




 正直に言おう。見た目からしてキモい。


「やめろ! そんなおぞましいものを近付けるな! ヒィッ!?」



 うわっ!やめろ!俺の顔にワーム串を押し付けようとするな!いやマジでやめて!


 短距離転移を駆使して何とか危機を脱した俺だったが、トリニアはその様子を見て、腹を抱えて笑っていた。


「くくく……はっはっは! そうか、最強と謳われた元勇者にも、苦手なものはあったか。それが虫だとはな……くくく……」

「なんでトリニアはそんなに楽しそうなんだよ!」


 両手に持っていた二本の串のうち、一本を軽々と平らげてしまったトリニアは、何かを思い付いたのか、俺の下へと不気味な笑みを浮かべながら歩み寄ってきた。


「リオーネ、起きろ、起きるんだ」


 トリニアは、俺の肩に安心しきってダラけた頭を乗せていたリオーネの目の前に白い悪魔を持ってきて、その肩を揺すった。


 徐々に徐々に意識が覚醒してきたのか、リオーネが頭を起こして、目を擦って名を呼んだ主を探す。



……すまん、俺では助けられそうにない。魔王だろうが邪神だろうが神だろうが、物理的に倒せるものならいいけど、虫型からだけは守ることが出来なさそうだ。すまない、リオーネ。


「んみゅ……どうしたの、そんなに揺すって起こし……」


 目の前の景色を認められなかったのだろう。ゴシゴシ、ゴシゴシと数度瞼を擦って、トリニアと俺の顔を交互に見合わせ、悪魔のことを指差して、パクパクと何かを言いたがっていた。


 俺はリオーネの言いたかったことを理解し、静かに頷いた。


 すると、段々リオーネの顔が青ざめて行き、青ざめて行ったかと思うと次の瞬間には恐怖に染まった。


『ひぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??』

「!?」




 途端に叫び声を上げ、俺の背中で暴れ出すリオーネ。

 その時の衝撃と驚きでトリニアの手から串が飛んでしまい、俺の肩へと着地した。




 ムニュリと、気色の悪い感触。



「うおあぁぁぁぁぁ!?」

「や、やめて! そんなでっかいイモムシをボクに近付けないで! 虫だけはダメ、ダメだからぁ!!」



 二人して慌てふためいた様子を見ていたトリニアは、またケラケラと笑いだした。


 

「は、はぁ……お、お前達、面白いな」

「「面白がるな!!」」


 俺とリオーネの悲痛な叫びが重なる。




 何ともまあ、平和な一日である。









 その頃、バクラの寝室には、一つの影があった。

 影があった、というのは語弊があるかもしれない。影が『刺さっていた』というのが正しいだろう。



「……ふぁふへへふへ(助けてくれ)」



 忘れ去られたスーラは、自力で脱出するまでの間、ただ一人でもがき続けていた。


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