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嵐の到来?

えーと、自分で書いててなんですけど、わけわかんなくなってきました。

 命の危険にさらされている飛鳥。

 流石の怜も綾野とった行動(発砲)に驚いているようだ。リアクションが眉をひそめただけというのが飛鳥には寂しく感じられたが。


「あたしの飛鳥様になんてことするんですか!!!」


 飛鳥にとって、聞き捨てならないような言葉が、飛鳥の背後から聞こえた。

 そして、その声の主は、強引に綾の拳銃と飛鳥の間に割り込んだ。


美郷みさとちゃん・・・」


 肩までのプラチナブロンドの髪に、碧の澄んだ目。彼女ももとマネキンである。

 しかし、割り込んだはいいのだが、飛鳥は身長が180cm近くあり、綾は女性としては高く170cmぐらいであり、美郷の身長が140cm台では、全くもって無意味だった。なんせ子供のマネキンだったから・・・。

 膠着状態が続くなか、突然、美郷が飛鳥の鳩尾へタックル。続けて高い金属音、そして綾の銃のバレルが砕けた。遅れて銃声。


「なっ!?」


 突然のことに驚く綾。しかし二人のホムンクルスは驚かなかった。飛鳥は声も出ない、正直言って破片が飛んできて声も出なかったのだ。

 しかし、飛鳥と二人のホムンクスはこのようなことができる人物を知っていた。


小鳥ことりさんも?」


 飛鳥の口からこぼれた、少女の名前。

 現場から、五百メートルほど離れたビルの屋上に、一人の少女が立っていた。

 短めの漆黒の髪、同じく漆黒の瞳、そして言うに及ばず、メイド服。そして手には、カール・ワルサー社製ワルサーWA2000狙撃銃。

 一歩間違えば、誰かを誤射していたであろう、精密射撃を行なった張本人、小鳥である。

 スコープから、一部始終を見ていた小鳥。いっそのこと、綾の頭を吹き飛ばそうかと思ったが、流石に殺人は犯さないほうがいいだろうと判断して、やめておいた。

 銃刀法違反なのはご愛嬌。


 所は戻って、暗い路地裏。


「こっちにきてよ!!」


 綾が駄々っ子化していた。


「嫌です」


 コンマ一秒もあけずに返した飛鳥。


「なんで!?」


 二人の温度差は大きい。ついでに言うと二人(体?)は蚊帳の外である。


「だいたい、何でいかなきゃならないんですか!」


「あなたの能力がほしいからよ!」


「僕の能力はですね!!、・・・(言いたくないな〜)」


「知ってるわよ」


「えっ?」


「あなたの能力は、『魅了チャーム』でしょ!!」


 驚愕の事実、飛鳥の能力は、邪視の一つ、見られたものを魅了するチャームだった。(綾談)


「ちょ、何勝手なこと」


「違うの!!」


「(まぁ間違ってはいないんだけど、ほんとのこと話そうかな?、うーん、やっぱり止めとこ)まぁ、確かにそうですけど」


 これに驚いたのは、怜と美郷であった。彼女らは、飛鳥が能力者だとは知っていたが、能力を使ったところを見たこともなかったし、知っていそうな祐介も答えてくれなかったのだ。まさかそんな能力だとは知らなかった。


「でも、なんでそんな能力が要るんですか?」


 飛鳥の問いは、的を射ている。完璧に彼の能力は彼自身にしか利益をもたらさないのだから。


「いや、その、ね?、だから・・・」


 煮え切らない綾の答えに、飛鳥は問い詰めた。


「いったいなんだって、こんなことに巻き込まれなきゃいけないんですか!!、こっちは迷惑なんですよ!!」


 もっともである。


「ああ!!、もう!、言うわよ言えばいいんでしょ!!!」


 逆切れである。


「だから・・・、その能力を、私に使ってほしかったの」


 だからの後が飛鳥には聞こえなかったが、 二人のホムンクルスと、一人の男の子には聞こえていた。


「なんですってーーー!!!」


 美郷の絶叫。


「ふぅん」


 怜のニヤソ笑い


「傑作ーーー!!!」


 愛沢 祐介の大爆笑。


「あれ?」


「よう」


 いつの間にか来ていた、祐介を見て、飛鳥は、いつ来たのか聞こうと思いそして殴ろうと思ったが、祐介は綾と話し始めた。


「(ぼそっ)綾さん、さっきの話は本当かい?」


「(ぼそっ)本当よ!」


「(にや)天下の輿宮グループのお嬢様が、一般人に恋でもしたのかな?」


「(うっ)悪いの!?そしたらお父様にもいいわけがつくじゃない!!」


「(ニヤソ)いや別に」


 いくら小声で話しても、ホムンクルスの少女二人には聞こえていた。


「(ぼそっ)怜ちゃん」


「(ぼそっ)なに、美郷」


「(ぼそっ)今の話聞こえてた?」


「(ぼそっ)もちろん」


「(ぼそっ)私としては聞き捨てならないのだけど」


「(ぼそっ)小鳥ちゃんが聞いたら、あの子、殺されちゃうかもね」


「(ぼそっ)それでもいいと思うよ、私的には」


 なにやら、内緒話が二箇所で起きているが、飛鳥は一人で考えていた。


『帰っていいのかな』


 そうこうしてるうちに、輿宮グループのSPが起き上がった。

 何がなんだか分かっていないようで、きょろきょろと辺りを見回す。

 そして目線は、一箇所に集まった。


「怜ちゃん」


 内緒話をしていた、怜の肩をたたく飛鳥。内容を聞かれたのかと思って、焦ったがそんなことはなかったようで、肩をたたいた手が指した方向を見ると・・・。


「「「「怜姉さん!!!!」」」」


 SP達が、正座をして、怜の方を見ていた。

 正直言って、ドン引きである。


「「「「弟子にしてください!!!!」」」」


 いかついお兄さん達が、頭を下げているのは、ある意味シュールだった。

誤字、脱字または変なところがあったら、教えてください。

あと、祐介のホムンクスは、後五人は出てくるので、特長とか、名前とか、思いついたら送ってくださると幸いです。

読者さまが50人を超えたら、次の話を書きはじめたいと思います。

感想も下さるとうれしいです。


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