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現実は…

魔王との遭遇は決戦前に2回ある。

1回目は2年目の春に好感度が1番高い攻略対象者とデートする時。学園近くの街でのデート中にモンスター達が現れ、戦闘となる。戦闘後にフードを被った怪しさ満点なキャラが話しかけてくる。これがのちに魔王だとわかる。

2回目は3年目の春に戦術実習として辺境の森に行くことがある。その時に例年より強めのモンスターが出てくる。冬に魔王戦が控えているので最低でもレベル50はないと厳しいんだけどね。

そのモンスターを倒した後に1回目に出てきたフードを被った不審者が現れる。そして自分は魔王だと言い、戦闘となる。この時は敗けゲーなので倒せても倒せなくてもストーリーには影響はない。

その時に褐色・黒い長髪の美丈夫な姿がお披露目される。

攻略対象者とも遜色のないイケメンっぷりなので、「魔王ルートあるのでは?!」「ファンディスクや続編で攻略対象になるのでは?!」とプレイヤー達の中で大盛り上がりしたのだが、決戦の時にその夢は思いっっっっきり破られることとなる。


決戦の時にあっさりとやられる。決戦前に戦った敵キャラの方が強かったんじゃね?と思ったぐらい。

そしたら、『この姿はただの偽装だ!!』と言い、第二形態となる。第二形態というか本来の姿となる。その本来の姿ですね、これゲームの種類変わりました?って言わんばかりの変貌なんですよー(遠い目)。


その姿は上はオークのような緑肌の豚顔のモンスター、下は蛸のような触手たくさん。イメージはギリシャ神話の蛸足版スキュラがオークになった感じ…。伝わるか、これ。

しかもここだけ画風が男性向け18禁の漫画やゲームの特にキモイ系になっている。

何があった公式。

これはあまりにも問い合わせというか苦情が殺到したらしく、公式のコメントが出るくらいだった。

『心置きなく倒してもらいたくて、キモイ感じにしました(きらん)』

余計なことをしやがって。

しかもあの美形の姿は変身というか皮を被っていた状態なので、一度本来の姿になったら戻らないらしい(公式談)。




そんな感じだったので覚悟はしていました。

でも現実はゲームより酷い!!!!!


ゲームはなんだかんだで2次元だからマシだった!

現実は何?!想像の3倍どころじゃないぃぃぃぃ!


無理。生理的に無理。本当に無理。顔が、触手がもう何あれ。近寄りたくない。

嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!

無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理

無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理

無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理!!!!!!!


こっち来るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!!!!!



と思った瞬間に『ここまで隙がないとhギャーーーー』という声と一緒に来ていた仲間達の歓声が聞こえてきて、そして私の意識はブラックアウトした。

何があったかは次回投稿で。

とりあえず、ジ〇ジ〇ばりのラッシュがあったことでしょう。

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