若者がiフォンに夢中な理由――別解
それまでは『なんちゃってスマホ』を使ってました。
パカパカ形式の携帯電話で、それでいて中身はスマホよりだから一部アプリを除き利用可能という触れ込みです。
……まあ使いたいアプリは大半がNGでしたが。
そんな半端を使っていたからか、スマホだのアプリだのが半信半疑。
本当に、こんなロースペで若者は遊んでんの!?
(ちなみに電話としては全く不自由を感じませんでした)
そんな中、3G問題で買い替えせざるを得なく。
もちろん注文は決まってます。
「一番安いのを頼む!」
本当は『なんちゃってスマホ』の後継機が欲しかったのですが、企画一新されて完全なスマホ化を。
後で調べたらgoogleのスマホが性格にあっているようでしたが、その当時は判ってなくてスルー。
まあ、それはそれはしょぼいスマホに――略して『しょぼホ』となりました。
「でも、電話として使うだけなら問題なしだぜ」
と思っていたのですが――
なんとインターネットHPを閉鎖して、これからはアプリオンリーなサービスが!?
前にも短編で触りましたが、なんとドコモのレンタサイクル!
あれの管理用のHPが閉鎖されました!
つまり、パソコンからじゃ利用状況の確認や予約、空いてる自転車の検索などが出来なくなって!
まあ、そこには『しょぼホ』でもアクセスできたのですが――
もう呆れてしまうぐらいに不安定! 駄目か、これ!?
そんな訳で――
「『しょぼホ』! 君には何も期待してない!」
な状態だったのですが――
出会っちまったよ、アプリ系限定の漫画に!
まあ、それらも待てば単行本が出るんだけど、それでも読みたい作品ってあるじゃないですか。
個人的にお薦めは――
・ピッコマイラっとくるけど、ここで独占多し
・ヤンジャンまあまあ。粘れば無料が中心
・マンガUP!まあまあ。粘れば無料が中心
ちなみに『もっこり半兵衛』と『メメメメメメメメメメンヘラぁ…』が直接の切っ掛けです。
……ファンならお金落とせよという御意見もあるのでしょうが、アンテナを最大限に広げるには、予算を大切にしていかないと。
それに全く作者さんへ還元されてない訳でもなさそうですし(後述)
だが、しかし!
基本的に動画CMを視聴すると閲覧権か、それと交換のできるポイントが貰えるのですが――
『しょぼホ』は、その動画を再生で止まったり強制終了が頻発!
……あの遥かな昔――Windows95時代の精神状況へ戻すの止めて貰っていいですか?
というか、まだWindows95の方がマシだよ! なにが駄目だったのか推定できるもの!
そう中年だったら誰もが経験したであろう――
暴君パソコン様の再来です!
もう『しょぼホ』に至っては、パソコンでいう『PC』に触れなかったりも!
つまり、全てのファイルがどこにあるのか、まったく分らない!
ダウンロードしたものが行方不明とか日常茶飯事!
しかし、それでいて検索能力もない!
な、なんだ……この……20世紀めいたパソコン!?
最新ITの姿か、これが!?
それで逆説的に判りました。若者がiフォンを欲しがる理由が。
こんな糞スぺ使うぐらいなら、誰だって買い替える! 100K払うことになろうとも!
おそらく若者にとってキッズスマホや超低価格スマホでいるというのは――
TVを観ない昭和の子供に相当する、もの凄い変人と思われます。
下手したら使っているのを見られたら恥ずかしかったり!?
でも、中年だってWindows95でインターネットしてる奴が居たら、奇異の目で見るでしょう。
そのぐらいに不便なことです、弱いスマホは。
というか、ほぼ何もできないのなら、単機能な携帯電話の方がセキュリティ的に正しいのでは?
若者が夢中のスマートフォンは、PCが車だとしたら自転車レベル!
そりゃ電動アシスト付き――iフォン欲しがるわけです。
個人的にスマホ全盛への流れは――
中華の人民全てにパソコンは配れないから、廉価版としてのスマホ。
なのに少数精鋭でいくしかない日本でスマホは変じゃ?
と思ってましたが――
スマホではPCやプログラミングに強くなれません! 全くの別物!
いつだか『ひろゆき氏』のいっていた「スマホでは消費者にしかなれない」は完全に正しかった!
(彼は立場を考えず、耳の痛い正論を言っちゃうから凄い。……ホリエモンの時みたいに、後ろからバッサリ斬ったりもするし。やはりサイコパス?)
ちなみにスマホは「ありとあらゆる瞬間に、様々なコンテンツを消費させるための道具」らしいです。
昔は通勤途中に映画やアニメを観ませんでしたものね。
サブスクとかで徴収方法は代われど、いままで期待できなかったシーンで利益を上げてはいますし。
よーし! ならパパは、スマホをエミュっちゃうぞー!
え? 結論が理解できない?
お前、色々あったけどiフォンを認めたんじゃないのか?
いえ、まだ『しょぼホ』のままですが? これでも電話はできますし?
それにウン万も投じてiフォンを買って、それが糞だったらどうすんですか!
携帯サイズのミニミニPCを持ってますけど、あれは酷かったですからね。やはりサイズ的限界は否めません。
PCを買い替える間の繋ぎにしても……素直に中古を買えば良かったと後悔したくらいですし。
(が、それでも『しょぼホ』より100倍は凄い。本気で格安スマホは薦めません。下手したら精神を病むかも)
でも、我が家のパソコンは無駄にCPUが強くて大量のメモリ積んでます(なんと増設して32G)
アンドロイドのエミュレートなんざ楽勝ですよ!
エミュ……PC上で架空のスマホをシミュレートする方法。ようするにPCそのものをアンドロイドに――スマホの代替機とする。もちろん合法。
でも、凄いですね、アンドロイドの脆弱性は。
エミュ環境でも強制終了するし、たまに処理落ちも起きちゃいます。
(エミュなのでPC側のスペック足りてない可能性あり)
しかし!
それでも『しょぼホ』の万倍マシ!
タダで導入できる分だけ、おそらくiフォンの数倍リーズナブル!
でも、これって2万円でお釣りのくるアンドロイドでは?
個人的な主義主張で有線の光回線を使っているものの、さすがにWi-Fiは利用可能ですし、仕組みも理解してます。
Wi-Fi……ようするに無線モデムの企画。マシン側がシステム積んでると、フリーWi-Fiに乗れるし、ギガも減らない
そしてスマホが優れているのは従来の携帯回線に加え、このWi-Fiも併用できるところ。
というかギガが減るので長時間の利用はWi-Fiでが主流?
つまり――
電話やメール、止む得ない場合のネット利用が携帯回線
携帯の適うネット端末としての利用はWi-Fi
でも、それなら携帯電話を安く通話&メール用(いまならラインも?)
携帯できるネット端末はアンドロイドを買った方が安いし便利なのでは?
どのみち、あと10年もすればWi-Fiの無い都市部は絶滅でしょうし?
そもそもスマホサイズの画面って使いにくいような?
7~10インチのアンドロイドが1万円台で腐るほどあるのに、どうして高価なiフォンを!?
電話機は数年使うとして、アンドロイドを毎年買い替えても、まだ割安なような?
でも女性って、自分に近いところにあるものほど貧乏を容認しない傾向が
若者の最も身近なアイテムとはスマホでしょう(中年だって携帯電話だったんですから、笑えはしません)
それがキッズスマホや超低価格スマホという貧乏臭さは、女性が相いれられない方法論に思えます。
携帯&アンドロイドで実利というのすら、男向け?
一日で一番多く使うアイテムなら、トップブランドの最新版が至高と考えるかも。
これは男女差の問題で、突き詰めるとパーソナルスペースへの関心ですから、良し悪しですらありません。そういうものと捉えるべきでしょう。
……この正反対の性質として、標準的な男は自室が汚くても耐えれてしまうという。これはパーソナルスペースへの無関心からくるのでしょう。
反対に車などはボコボコだろうと、あるいは中が汚かろうと、女性は無頓着な傾向に思えます。
おそらくは車をパーソナルスペースと考えてない?
ただ作者なら値段なりなiフォンより、同価格の高性能ノートを選びますし……――
持ち歩きに固執もしないという。
それこそ外出時に使うのなら、安めのアンドロイドでいいかも。ギガ使わないスタイルの利用で。
……まだまだ若者との溝は深い?
まとめ
・若者がiフォンか高級機推しなのは当然
・『しょぼホ』が嗤われるのにも、理由はある
・『しょぼホ』で電話以外の利用は精神を病みそう
・女性にiフォン信者が多いのは、基本的特性かもしれない
・合理を求めたらPCでエミュるか安いアンドロイドで済ませられる
でしょうか?
おまけ
広告CMで作者さんに入っていそうな金額
どうやらアプリ系の無料だと、強い作品は億単位のPVのようです。
そしてビッコマなどは一話分を読むのに、広告CMを一回視聴せねばなりません。
これが1PVに相当ですから、1億PVなら一億回のCMとなります。
ざっと調べたところ、この手の視聴系CMは10円が相場だとか。
チラシ配りですら一枚10円の費用は掛かります。そう高くもないでしょう。
しかし、これは広告主が代理店へ支払う金額。
ここからアプリ運営サイトや作家の取り分が賄われます。
推定するに――
おそらく1PVあたり少なくとも1円
これくらいではないでしょうか? ……個人的には5円といいたいですが。
そして強い作品ならシリーズ合計1億以上となり、アプリ漫画は順風という評判も裏付けられる?
また一般的に、どんなにアレでも5000部といいます。
無料であれば、その十倍は楽に見込めるでしょう。
そして話数を掛け合わしたものがPV数です。
つまり『初版5000部で全5話』なんていう、漫画界最小クラスの数字でも――
5000×5×10×1 = 25万円
週刊ペースで約十倍の年収250万円。これなら駆け出しの新人でも生活が成り立つ?
(基本的に返本や流通経費という概念がなくて強い。それに回らなくて困るのは作者だけ)
それどころか巻数を重ねたら累計していくだろうし、初版5000部は弱小出版社か人気の無い打ち切り漫画。
ちょっとでも固定ファンがいれば万単位スタートといいます。
でも、10万部級の漫画が実質タダだからって、10倍の読者を呼び込めるかは疑問?
(上記の計算式で年収5000万!)
しかし、トップクラスは話数あたり2500万PV。
サイトの看板に近い作品が累計250万部級とは考えにくい――売れてる部類となるも、そのレベルだとゴロゴロいる――けれど、まあまあ実情に沿って?
もしかしたら1PVで2円以上とするべきかもですが、おそらくアプリ系漫画で作者さんは潤ってる。
微妙と評価するのはジャンプ系出身だけかも。
そんな感想を持ちました。
……実は狙い目!? 小説も扱っているし!?