表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ショウの冒険記  作者: 博 流大
2/6

第1話 はじまり

 目覚めた。


 朝だ。


 気持ちがいい!


 だいたいこんな感じで朝を迎える。


「おはよう、じいちゃん」


 朝起きてからまずじいちゃんにおはようと挨拶をする。


 じいちゃんとはこのコカコ村の村長である。かなりマッチョでイカしてるじいさんだ。


 俺が3年前、7歳の時にこの村の近くの洞窟で迷子になっていたところを保護してくれた恩人のような人だ。保護してくれたのは嬉しかった。でも少しだけ悲しい部分もあった。俺にいるはずの家族が近くにいなかったからだ。そんなことを考えていると


「おはようショウ。今日も起きるのが遅いな。」


 え? 起きんの遅かったかな?まあいいか。今日は授業ないし。


 ちなみにショウとはじいちゃんが記憶がなくなった俺に新しく人生を送るようにとつけてくれた名前だ。


 じいちゃんの家はかなり広いから空いた部屋で授業をしている。ここにきて3年経った。 授業とは語学や歴史、他の国のことや魔力のことなどを教わっている。この世界には魔力という不思議な力があることを2年前に知った。最初の1年は場に馴染めずにすごしていたから周りのことを知ることができなかった。


 あれから3年経つのか。


 かなりたったと思う。


 授業はないが自習という理由で授業的なことが今日あることは知っている。というかいつもある。休みはないのだろうか。


 そんなことを考えていると玄関の方から声が聞こえた。


「おじゃましまーす!」


 元気のいい男の子の声だ。たぶん自習を受けに来たのだろう。


 もうそんな時間か。


 授業はいつも朝の9時から始まるが自習は14時から始まる。 時計を見てみると13時47分だった。 


 ならいい時間か。


 そんなことを思いながら教室に向かう。


 今日も1日が始まる。 そう思って。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ