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いろんな(メディア的な)ジャンルに想いを馳せて 【電磁戦隊メガレンジャー】に連れ戻された魅力

 戦隊ヒーローシリーズ。

 現在は日曜日の朝ですが、昔は金曜日の夕方?でした。


 この『メガレンジャー』の途中から、放映時間のお引っ越しをしたように思います。


 で、実はボク、特撮ヒーローへの興味を失ってた頃だったんです。

 健全にオトナになっていたんです。


 それが連れ戻されてしまった。


 その理由について、最終回のネタバレも込みで語ります。




 “完璧な失敗作”が第1印象でした。


 たまたま、第1回目の放送を観ました。

 服の着替えをしながら、真面目な番組を観る気にはなれなくて、単に無音で過ごすのが嫌だからテレビを点けていた状態。


 うろ覚えですが、最悪でした。

 ゲームとかそーゆー若者の文化を、オッサン製作者がよくわからないまま作品に取り込もうとしてるダサさに溢れていたスタートだったような気がします。

 もう、特撮番組から卒業した身だったので、とても見下して嫌悪感を持って観た記憶があります。



 それが、すっかり、ひっくり返るんだから人生はわかりません(笑)



 たぶん、ずいぶん経ってから、たまたま、目にする機会があったのでしょう。


 そこで、第1回目の放送では意識してなかった設定と、それに伴うドラマに心を掴まれてしまいました。




 戦隊スーツは、着用に適性のようなものがあるようでした。

 そして、彼らは高校生でした。

 だから、苦悩があったんです。




 自分たちだけが、命がけの戦いをしなければならないことに。

 そして、みんなと同じ学生生活を、青春を過ごせないことに。


 それは、周りのオトナたちも同じでした。

 できるだけ、彼らの時間を守りたい。

 彼らの負担を減らしたい。

 そして、絶対に、彼らに無事に戦いを終えてもらいたい。


 その象徴が、6人目の戦士、メガシルバーでした。


 彼は、戦隊スーツの開発者でした。

 そして、若い主人公たちを心配するオトナの1人でした。

 彼は採用に至らなかった試作品で、戦いに参加します。

 あの“シルバー”は、たぶん、塗装がされていないからではないでしょうか。


 性能は劣っていない。

 だけど着用時間に制限があります。

 彼は、ギリギリのタイミングまで変身しません。

 変身すれば、もう、猛攻!猛攻!猛攻!

 猛攻を終えてタイムアップを迎え、変身が解けるメガシルバー。

 同時に、猛攻を受けた怪人が、音もなく倒れます。

 そして、爆発。


 男の子魂として、このカッコ良さにハートを掴まれてしまいました(笑)


 それに、彼ね、普段はちょっとウザイくらいに熱い、良いアニキみたいな存在なんです。

 少ない空き時間には、青春を楽しませてやりたいと、主人公たちを川遊びやらに誘います。

 ボクの好きなタイプのオトナ。



※最終回のネタバラシします……。



 最後の決戦、主人公たちは勝利しますが安否不明。

 訪れた平和の中、高校の卒業式を迎えます。


 今日の平和を迎えるために戦った五人の生徒がいたこと、そして、彼らが今日の卒業式を迎えられないことが語られ、同じ卒業生として、彼らの名を読み上げていくことが告げられます。


 しかし……。


「ハイっ!!!!」


 1人目のメガレッドの返事と共に、次々と式場に駆けつけるメンバーたち。

 生還の報せに沸き上がる式場。

 改めて、5人分の卒業式を再開します。

 それぞれの想いで証書を受け取る5人の姿でエンディング……。




 ね?

 どうだろ?

 特撮ヒーローを観たことのない人にとっては、想像してたよりもドラマなことに驚かれるんじゃないでしょうか?

 卒業してたボクが連れ戻されるのも、わかってもらえないでしょうか?



 他にも、適性検査に落ちてしまって、合体ロボの整備スタッフとして戦いに参加してる若者のエピソードとかもあったかな?



 んー……。

 こういう、主人公を取り巻く環境の設定、そのドラマが生む魅力っていうのも、とても大きいと思うんですね。


 ちょっと特撮ヒーロー好きに、連れ戻された話でした。 

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