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チート・クリミナルズ  作者: 犬塚 惇平
73/95

チートクリミナル用語集

バトル展開前のちょっとした息抜き、的な

地球


光一郎とプロフェッサーの出身地。ごく普通の地球……と言いたいところだがガチで悪の秘密結社があり、怪人が居て人類と戦っていた。

が、最悪の失敗作ことザ・ヒーローの手により結社が壊滅したことで一応戦争は終結し、アメコミの地球くらいには平和になった。


……それ、言うほど平和じゃないんじゃ?とか言ってはいけない。


人類


地球における唯一の知的生命体。怪人も人類から作られてるから人類の一種ってことでいいんじゃないかな?

なお、別段正義の心には溢れていない。ていうか普通に悪人もいるし、私利私欲のために怪人利用してるのもいる。


怪人


結社に拉致された人類にナノマシンと脳改造を施して作られた生物兵器系知的生命体。

人類より進化した優良種にして地球の新たなる支配者(結社の見解による)である。


基本能力として人類と見分けがつかない姿になれる『擬態』能力と多少の怪我ならば目に見える速度で修復される上に腕くらいなら千切れてもくっつく『再生』能力が全ての怪人に備わっている。

それだけでもテロとかにとっても向いているのに加え、個体ごとに固有の人類を遥かに凌駕する身体能力と、怪人にしか使えない特殊能力もある。

そんなわけで実用上の最低ランクであるC評価のサージェントウルフでも銃で武装した歩兵部隊相手に素手かつ単独で交戦出来るくらいには強い。

無論、大人げなく各種兵器を投入すれば倒せないことも無いのだが、如何せん知能も人間並みにあるので、そんなことになったらさっさと人間に擬態して社会に紛れ込む。

そんなわけで、一般人ごとぶち殺す覚悟が無いと怪人を仕留めるのは難しい。

銃で武装した歩兵レベルだと一方的に蹂躙される。


怪人を倒せるのは核か怪人だけ、とはよく言ったものである。


全員が結社というか大首領に絶対の忠誠を誓い、基本理念は弱肉強食。

結社に逆らうものに死を!がモットーの人類の敵。

……だったのだが、大首領が死んだ結果、脳改造の影響のうち『大首領への絶対の忠誠』が消えたので人類と和解した。

その後は一応人類と共存している。


結社が滅んだ後にテロとか犯罪とかに走ったやつもいるが、それは人類の味方になった怪人が逮捕とか抹殺とかしてるしね!


A級怪人


怪人の総合戦闘能力評価で最高評価である『A』を得た怪人のこと。

基礎能力がぶっ飛んでるか特殊能力がぶっ飛んでるか、両方ぶっ飛んでるかのどれかである。

かねがね人類が普通に戦うと撃破出来ないか万単位の犠牲者覚悟しないといけないレベル。

結社の幹部とでも言うべき存在であるS級怪人になれるのは、A級怪人であるのが大前提である。


……という評価で選ばれてるエリートなので、大体態度がデカい。


B級やC級怪人は自分の勝手な捨て駒にしてもいいとかナチュラルに思ってるクズも多数。

後に調子こいていると徹底的にメタ対策張ったサージェントウルフの群れに襲われて身の程を叩き込まれるようになってちょっとマシになった。


なお、自分の能力のごり押ししか考えておらずメタ対策張られるとあっという間に負けるA級怪人は『A級様』と呼ばれる。

蔑称なので、本人の前では言ってはいけない。


B級怪人


怪人の総合戦闘力評価で中間の評価である『B』のこと。またはその評価を得た怪人のこと。

大体基礎能力がしょぼいか、特殊能力がしょぼいかである。


どっちもダメだとC評価か廃棄処分になる。


というわけで純粋な戦闘能力ではサージェントウルフ以下のB級怪人は意外と多い。

だが、自分がそこまで強くない、という自覚を持ち、徹底的に自分の強さ弱さを把握して鍛え抜いたB級怪人は、時にA級怪人にも勝る。


B級怪人でありながら、強さや結社への貢献度でA級怪人にも勝る実力を見せたものには『エース怪人』という称号が与えられる。

『砂漠の海月』ことアサシン・ジェリー6号『樹里』がエース怪人の筆頭とでも言うべき存在である。


エース怪人は持って生まれた才能だけのA級様をバカにし、A級怪人は大した才能も無いくせに成りあがってきたエース怪人を煙たがる。

多様性のB級怪人と総合力のA級怪人の対立は結社の伝統である。


ウルフパック


総合戦闘評価Cが付いた怪人の中で唯一、量産されている(戦闘員は除く)ことから、最弱の怪人と言われるサージェントウルフ。

その突然変異とでも言うべき特異な才能を持つ10人を集めて作られた、結社の誇る特殊部隊。

調子こいたA級様をぶちのめしたり、普通のサージェントウルフだと無理ゲーな任務をこなしたりしていた。うちわけは以下の通り。


1(ドク):サージェントウルフの生みの親にして、結社の研究者系幹部の一人。最初の実験台ともいう。超科学の使い手。

      ウルフパックの装備開発担当。あと大神流の『話術』の技術を考えたのもこの人。


88(ポチ):結社の最古参サージェントウルフの一人。一応ウルフパックの隊長ということになっている。大神流の創始者。

      ラスト・ポチや良く分かる大神流講座の講師、マスターウルフという名前でも知られる。


893(ヤクザ):コードネームヤクザ。見た目もヤクザ。88号の弟子にして師匠を越える格闘家だったらしい。

        あと、人間の裏社会にも詳しい上に度胸もぴか一。美人の嫁さんと可愛い娘がいる。


2183(ハウンド):元歴戦の傭兵。怪人になった後もずっと日本以外の戦場を転々としていた。人間の頃からヤバかった人。

銃とナイフと罠のプロフェッショナル。プロ傭兵にサージェントウルフの能力が乗ったらそりゃあ強い。


5033号(犬千代):天才的な戦術家。戦術戦略を考えさせたら最強だった。たまに読みを外して大惨事になる。

        ウルフパック加入前の上司がゴリゴリの武闘派だったこともあり、戦闘能力も高い。


5126号(光一郎):どこにでもいる普通のサージェントウルフ(自称)


6145(タカコ):事務処理の鬼にして女子力の塊。ウルフパックに入る前は暴君閣下の副官兼秘書をやってたらしい。

        その関係でA級怪人に親しい人が何人もいるという、魔性の女。


7210(ニート):電子戦のエキスパートである天才ハッカー。人間だった頃からヤバかった人その2。戦闘能力は普通。

        どっかの伝手で知り合った樹里に頼まれて砂漠のクラゲのサブ管理人もやっていた。


11846号(助手さん):後から加入。1号の実の孫でもある万能のイケメン。

普通の天才レベルの知性と恵まれた運動神経、天性のコミュ力があり、戦闘も戦術も内務も研究開発も全部できる。

なお、脳改造されたこともあって1号ことおじいちゃんのことはこれっぽっちも覚えていないらしい。


13448(クダン):後から加入。勘の鋭さが予言者レベルのエスパー疑惑付き少女。怪人としての戦闘能力はウルフパックで最弱。

         最後は自分が死ぬことを予知しておきながらも『家族』と一緒に戦うことを選び死亡。


彼らは結社内部で次々と作られてゴミのように死んでいくサージェントウルフにとって希望であり、伝説であり、英雄だった。

最後はアレと勇猛果敢に戦い、負けて全員死亡した……ということになっている。


協力者


結社の研究施設を強襲して奪ったナノマシン製造装置で作られたナノマシンで改造された、人類側の怪人。

脳改造はされていないのでメンタル面は普通に人間。正義感に溢れたえらばれしエリートが人間の姿を捨てて『変身』する人類の味方!


……が、その後も続いた戦いの中で、発狂したり悪の道に走ったり欲望にまみれて私利私欲で怪人の力使う奴が複数出た。

そりゃあまあ、人類プチっと潰せるすごい力があればそうもなる。戦争の激化に伴い改造の条件も緩くなっていったしね。


というわけで結社との戦いが終結した現在は、協力者の扱いは元結社の怪人の扱いと並ぶ社会問題である。


ナノマシン


人類を怪人に改造する謎のウィルス的生物兵器。

注入することで人類を怪人にすることが出来る。適合すれば、の話ではあるが。


適合しなかったら?それはもう全身がん細胞になってバイオでハザードなことになる。知性は消えて本能のままに襲ってくる。

ちなみにそうなった場合、結社として不要な存在なのでさっくり自爆処理される。諸行無常。

……一部超再生能力持ちの『失敗作』は自爆した後も更に蘇生して暴れたので封印されてたりもする。


大体の場合、適合者が少ない希少な奴ほど強いことが多い。お約束的な意味で。


結社


最強の怪人にして超科学の使い手である『大首領』が創立した世界征服をガチで企む悪の秘密結社。

普通に考えて無理なのだが、結社にはナノマシンによる怪人化を始めとした現代の人類科学を遥かに凌駕する超技術である『超科学』がある。

空間転移装置とかそう言うの使って来るし、普通の歩兵並みの装備な警察や軍隊でどうこう出来る相手じゃないので、人類はその対応に苦慮していた。

が、偶然なのか必然なのか脳改造される前に逃げ出した怪人『ザ・ヒーロー』が人類と協力し、7年かけて大首領の抹殺に成功。

それと同時に自動的に瓦解した。


……ちなみにアレに大首領が倒されなかったら全世界に空気感染&増殖するナノマシンばら撒いて人類総怪人化計画が発動する予定だったらしい。


ドラゴンチルドレン


結社崩壊後に作られた、怪人による特殊部隊。主に戦闘能力に優れたA級怪人が属している。

強さこそ正義の価値観で生きてる、戦闘集団。主な仕事は怪人や協力者の犯罪者の身柄拘束や、テロ組織の殲滅、放置された死神案件の解決等々。

純粋な戦闘能力に乏しいと務まらない、荒事専用組織。


長官は、A級怪人であるリュウグウゴゼン1号、乙姫。砂漠のクラゲとは仲が悪い。


砂漠のクラゲ


結社健在の頃からあった、怪人による怪人専用の交流サイト。

結社崩壊後は独立し、仕事に応じた怪人を派遣する人材派遣会社になった。

その成り立ちの関係上、構成員にはB級怪人やサージェントウルフが多い。

災害救助、事務処理、調査、護衛等々、純粋な戦闘能力には優れていなくても、それぞれの怪人の適性に合った仕事を行わせることで実績を上げてきた。


社長は、B級怪人であるアサシン・ジェリー6号、樹里。ドラゴンチルドレンとは仲が悪い。


大首領


結社の支配者にして、最強の怪人にして、超科学を使いこなす科学者。とどのつまりはチート生命体である。

超人類というに相応しい身体能力なのに加え、無限に増殖する自分の身体を一部を脳みそに入れることで自分に絶対の忠誠を誓わせる『脳改造』、

食った怪人のナノマシンの特殊能力をそのまま使えるようになる『捕食』、状況に適応してどこまでも成長する『進化』、

基本は人間に近い姿をしているが、自分の意思で姿を変え、爪だろうが翅だろうが好きに生やせる『変形』が主な特殊能力。

もちろん、今までに食った怪人の特殊能力もそのまま使える。


性別を超越した存在になったが実は女性だった。最後はアレに負けて爆発四散した。


死神案件


結社の数々の発明の中でも、有用性と非常識さがぶっ飛んでいるものに与えられる称号。

使用者の安全性とか欠片も考慮されていないので、初期のうちは実験の被験体はまず死ぬことから、死神案件と呼ばれている。

主に大首領が作っていた……その他にもう1人、死神案件を量産していたガキがいた。


『暴君閣下』タイラントオブタイラント


大戦時代の英雄と呼ばれた最強の軍人に、ティラノサウルスから抽出した最強の遺伝子を入れたら最強の怪人になったという、戦闘能力だけならば大首領をも凌駕すると言われた結社最強の怪人。

驚異的な身体能力と、その身体能力を前提とした超絶剣技『竜の剣』、そしてエリート軍人としての優秀な頭脳を自在に使いこなすまさに怪人になるために生まれてきたようなお人。

その強さから結社の怪人を束ねる将軍とでも言うべきポジションにいた。

性格は昭和の頃の典型的な軍人。庇護されるべき婦女子に優しく男にはとことん厳しい。


最後はアレに負けて爆発四散。ただ負ける前に2回ほどアレを撃退している。


『アレ』、『最悪の失敗作』、『全自動処刑装置』、そして『ザ・ヒーロー』


全部同じ人物をさす言葉。とどのつまり結社と戦い、大首領を倒した復讐の鬼である。仮面は被っていないしバイクにも乗らないが。


蝗をベースとしたB級怪人アサルトローカス……の突然変異種。

他の怪人の体内に流れるナノマシンの操作能力を使った触れた怪人を強制自爆させる能力と、自己強化の方向性を限定することで強力な力を得ることが出来る能力を持つ。


具体的な名前が出てこないのは、大人の事情。無数の人間を救い、数多の怪人を屠り、ついには結社を崩壊させた人間の味方。

怪人にとってはただの悪夢ともいう。


大首領を倒した後は戦いから身を引き、静かに余生を過ごしているらしい。



観測番号1872


プロフェッサーが調査した6761の世界の中から最初の現地調査対象に選ばれた転移先の世界。

大気や重力などの自然条件がホモ・サピエンスが生存可能な程度に地球と同じで、なおかつ交渉が可能で文明を持った知的生命体がいるという条件で残ったのがここだけだったので、地球人が転移してきた最初の異世界となった。

なお、知的生命体が存在する世界は複数あったらしい。


剣と魔法のファンタジー世界である。


人類種1872


観測番号1872に住まう知的生命体の総称。人間、妖精人(エルフ)鍛冶人(ドワーフ)蟲人(ミュルミドン)など複数いる。

価値観に違いはあれど、文明を作れる程度の知性を有していること、人間とある程度交流を持った種族であることが条件。

詳しくはまた別途。


邪悪の輩


上は邪悪なる神から下は盗賊や小鬼まで、人類社会に害を為し、共存の余地なしと見なされた存在。

人類社会の敵として問答無用で抹殺対象になる。そのため、邪悪の輩認定は社会的な死を意味する。


時として不幸な事故や冤罪で邪悪の輩認定されるものもいるが、些細なことである。


魔人


観測番号1872において、魔神との契約を果たして超自然生命体になった人類種1872。

魔神との契約においては基本的に邪悪な行いが必要になるため、問答無用で邪悪の輩認定される。

半分は魔法的存在と化しているため、魔力を帯びていない武器によるダメージの大幅な軽減、聖なる力を帯びていない毒の無効、

魔力の強化、異形の姿など多数の強力な能力を得ることが出来る。


……教会が頑張って討伐しているが、魔人の儀式に手を出して魔人化するものは尽きない。


教会


神々を信仰し、神の奇跡を使いこなす『聖騎士』を束ねる宗教組織。

数の暴力で戦う軍隊に対を成す、質の暴力で戦う集団でもある。

主なお仕事は不死者と魔人、悪魔の討伐。それらと戦うために厳しい訓練を乗り越えてきた一流の戦士の集まり。

そのため、上位の聖騎士は半ば人間辞めてるんじゃね?レベルの強さを持っている。


昔は各宗派がそれぞれに聖騎士を抱え、汝は邪悪なり!死ねえ!で聖騎士同士の殺し合いをやってた時期もあるが、

各宗派の強硬派が軒並み他の宗派や自宗派の穏健派に袋叩きにあってあらかた死んだのと、

そんなことやってては、恐るべき怪物や魔人、人間とは価値観が違う亜人との戦いで生き残れない!という結論に達したので、

現代ではお互いの教義には目をつぶって協力している。


というわけで教会では宗教論争と、それに付随する殴り合いはご法度である。

宗派単位で相いれない思想持ってる連中同士でも表立っては戦わないで協力するくらいには。


冒険者


夢と希望、スリルと自由に満ち溢れた職業。基本的に誰でもなれる。

が、基本的に保証はギルドの発行する認識票が身分証明書代わりに使えるくらいでその他の保証はない。


彼らは自由である。力なきものは容赦なくのたれ死ぬことが出来る自由というやつだ。


冒険者ギルド


冒険者の登録と、冒険者への依頼を管理するお役所の一種。

氏素性の分からぬ無法者を一応は身分保障された冒険者として扱うために国が作った。

つまり親方日の丸である。公務員なので賃金の方は割と安い(庶民よりははるかに高い)が安定はしている。


ギルドの職員は基本的に身分がしっかりと保証された貴族の子弟か、金を積める商人の子弟、後は現役時代に功績を上げた冒険者しかなれない。


冒険者認識票


冒険者の身分証明書。

木の認識票で始まり、功績に応じて木→鉄→銅→銀→聖銀→金の順に素材が変わる。

ちなみに木の認識票は割と簡単に偽造出来ることもあって社会的信用は0に等しく、基本的にその辺のチンピラと同じ扱いである。

第二弾はまあそのうち。

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― 新着の感想 ―
[一言] 予言ができるからクダンですか。 最後は家族と、だなんて泣かせる。
[気になる点] >蝗をベースとした これ何て読むんでしょう?
[良い点] サージェントウルフ5126号だけ説明が簡素だが、そこから溢れる圧倒的な存在感。 考えるな感じろってことですね、わかります。 ウルフパックについて掘り下げるストーリーとかもありそうですね。…
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