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バレーコード  作者: 8823sp
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アフター

「ねえねえ、聞いた?」


「えっ、なに?」


「第二営業部の高島、昨日死んだらしいよ〜」


「えっ!?」


「しっ、声が大きい」


「ごっ、ごめん。……高島って、あれだよね?上司のスキャンダルを暴露して首にさせて、その空いた席をぶんどって昇格していったっていう……」


「そう。その高島。しかもあいつ、それを会社にばれずにやったって。いったいどんな手をつかったんだか」


「性悪よね〜。初めて見た時は、なんかまじめでカッコイイ人だと思ってたのになぁ〜」


「しかもここだけの話、女癖もかなり悪かったらしいよ〜」


「え?彼、広報の沙代子ちゃんと付き合ってたんじゃないの?」


「ほかの女といるとこ、よく見られてたって」


「うわっ。なんか幻滅。……で、なんで死んじゃったの?事故?」


「なんでも、ショックによる心臓破裂だって」


「えっ!?そんなことあるの!?」


「ふつうはありえないよ。なんかもう、酷かったらしいよ。隣の住民が、悲鳴を聞いて駆けつけたんだけど、そのときにはもう見られたものじゃなかったって」


「うわ〜」


「でもさ、なにかおかしいところがあるんだって」


「おかしいところ?なに、それ」


「部屋の中が、まるで雨に濡れた人が入ったみたいにびしょびしょだったんだって。それに濡れた女性の髪の毛が落ちてたって。このところ雨なんか降ってないのに、変だよね」






〜バレーコード〜完

ご読了ありがとうございました。

この小説に関する感想、アドバイス等を書いていただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いします。

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